北京五輪女子バレーボール決勝トーナメントで
日本は世界ランク1位のブラジルと激突した。
世界ランク3位のキューバ、2位の中国に
立て続けて敗れてしまったが
それはグループリーグでの事。
この決勝トーナメントでは負けはすなわち敗退。
この準々決勝での敗戦はそこで北京五輪が
終了することを示唆するのである。
しかし、、、結果はストレート負け。
第1セット序盤で3-3となってから
一気に連続ポイントを取られ第1セットを落とし
その後も第2セット、第3セットとブラジルの
圧倒的な強さの前に屈してしまった。
この瞬間、日本は北京五輪を5位で終わり
アテネと同じ順位で敗退した。
中国戦やキューバ戦を見ていると思うのは
なぜ世界バレーやワールドグランプリのように
良い試合が出来ないのかと言う点である。
一つには日本はいつもホームで試合をしている事があげられる。
アウェイでの試合に慣れていない分
本調子になるのに時間がかかるのかもしれない。
もう一つは精神力。
日本が精神的に弱いと言うわけではなく
他のチームの精神力が強いのである。
日本には粘りという部分での強い精神力があるが
キューバやブラジルに代表される勢いに乗せた時の
怒濤の精神力はない。
また、中国のような安定した調子の出せる精神力がない。
どの大会でも必ず不調の選手がいる。
それはどこのチームでも同じだが
その不調から脱するのに時間がかかる気がしてならない。
日本は選手層がそこまで厚いとは思えない。
それだけにレギュラーメンバーが確実に本調子である必要がある。
それがこの世界との差なのかも知れない。
次のオリンピックに期待したい。