日本対ドミニカ
女子バレーボルのワールドグランプリで
日本は韓国での2ndラウンド初戦、ドミニカと対戦した。
このドミニカはアテネから出てきたチームでありながら
キューバやブラジルなどの強豪チームを
その圧倒的な身体能力で捻じ伏せた戦績がある。
日本もワールドグランプリ直前の試合で1勝1敗と
楽に勝たせてくれるチームではない。
彼女らのチームはほとんどの選手が180cmを余裕で超えており
中には最高到達点が3m15cmを超える選手も数名いる。
女子バレーでは有り得ない高さである。
しかしながら日本も王者ブラジルとギリギリまで競った事もあり
非常に見所満載の試合である。
第1セットは一進一退の攻防で試合が展開される。
やはりこの試合でも杉山・菅山・宝来の3名のプレーが
要所要所で非常に素晴らしい輝きを放っている。
中盤になるとドミニカの身体能力を中心としたプレーで
徐々に日本は差を広げられてしまう。
しかし竹下のブロックなど、日本は何とか1点差まで追撃する。
そしてついに21-21と同点に追いつく。
そこから菅山の強打、杉山のブロードなどで24-24となり
宝来の1枚ブロックでセットポイントを迎える。
最後はきっちりとブロックし、まずは1セットを先取した。
苦しい立ち上がりだっただけに
これで波に乗って行きたい所である。
しかし宝来のような選手しかいないドミニカは本当に脅威である。
さて第2セットだが、こちらも一進一退の攻防で幕を開けた。
このセットで目立つのは審判の誤審である。
一度決めた判定を覆したり、明らかに間違ったジャッジで
日本もドミニカもリズムを崩される場面が多い。
少しのリードを保ちつつ試合は進む。
中盤になり、日本のブロックが決まり始め
リードは4点に広がる。
そのリードを詰められるも逆転を許さず試合は終盤へ。
菅山の絶妙なボディバランスからのアタックなどで
ついに日本はセットポイントを向かえ
最後は高橋が決めて日本は第2セットも連取する。
しかしドミニカのサーブミスなどのくだらないミスに
大きく助けられている事も確かであり
今後のドミニカの成長を考えると末恐ろしいものがある。
キューバやブラジルのようなチームがもう一つ増えてしまう。
そして迎えた第3セットであるが序盤から良い立ち上がりで
リードを保ちつつ試合を進める。
また子のセットから入った相手のバウティスタを
何とか封じ込める。
ワールドグランプリ前の試合でこの選手に良い様に
決められただけに借りを返しておきたい。
その勢いで波に乗った日本は第3セットも取り
ドミニカ相手にストレートで試合を決める。
明日は日本ラウンドで完全に封じた韓国との対戦である。
ここで韓国を封じて東洋の魔女復活と行きたい所である。