実に忙しい1日であった。
まずは免許更新である。
恥ずかしい話だが、違反者講習のため
2時間の講習を受けに鮫洲へ。
私はこの鮫洲運転試験場が死ぬほど嫌いである。
と言うのも、私は車の免許を取る前に
原付の免許を取ったのだが、その時に最悪の思いをしたのである。
当時高校生の私は免許など軽く取得できると考え
全く勉強することなく試験場へ。
まずは見事に玉砕。
しかしながらそれでも85点という高得点。
と言うわけで、またも調子に乗って「次は慣れたから大丈夫」と
頭の中で準備をして2回目&玉砕。
確か84点くらいだった覚えがある。
ここでさすがに少々凹み、今度は問題集を購入。
しかし近所の本屋に薄い問題集しか売っていなかったので
問題を少し解いていけば大丈夫だろうと思い購入し
軽く流して勉強して3回目・・・玉砕。
88点でまたも落ちてさすがに頭に来て
今度は問題集をしっかりと解いて4回目。。。玉砕。
なぜ????
そう、この時にようやく気づいたのだが
私が持っている問題集は本当に簡易的なモノで
解説や引っかけ問題のポイントなどが記されていない。
基本的にどこが間違ったのかは教えてくれない上に
まさか引っかける為の問題があるなどとは思ってもいない。
そのため、それに気づくまでに4回も・・・。
と言うわけで、別の参考書を立ち読み(なぜか購入したら
それは自分が政府に敗北した事を意味すると考えたので)で
頭に叩き込んでからいざ試験場へ。
結果が87点・・・・!?
そう、今度こそはと気負ったせいか5回目も玉砕。
しかしここで奇跡が起きた。
恐らく今思えば法に違反していたのかも知れないが
何度も私が来るので、試験場の人が私を覚えており
明らかに落ち込んだ私が通った時に一言。
「午後も受けてみる?」
普通試験は1日1回でそれ以上は受けられないのだが
この試験場の方の情けにより午後にもう一度受け
さすがに今度は気負いもなく、98点で合格。
嬉しかったが、もう二度と来るまいと
まるで自分の心の中では刑務所のような扱いをして
試験場を後にした。
という嫌な思い出があり、それ以来「鮫洲」という単語を聞いただけで
嫌な空気が私の頭をよぎるというトラウマを負ってしまったのである。
当然だが、その後も財布を落とした事があり
その時も鮫洲でないと再発行が出来ない。
そして今回は違反者講習。
そうなっているのは解るが、鮫洲に来る時は決まって
悪い事があった時だけなのである。
今回は講習も少しだけ早めに終わり
鮫洲では悪い事はなかったが、やはりもう行くのは嫌だ。
もし仕事を選べる立場なら、鮫洲で演奏する仕事は
出来れば断りたいくらい嫌だ。
無事免許更新が終わり、一足先に渋谷へ直行。
そしてモニター環境を良くするため、現在使っている
Sonyの900STと並んで業界で定評のあるヘッドホンで
AKGのK240Studioを石橋楽器で購入。
今まではSound Houseが一番安かったのだが
どうやら石橋にその流通経路が移ったようである。
そして今度はSelmer Japanへ。
今年こそはと決意して練習に練習を重ね
ようやく決心がついたので、何とTrumpetを購入。
Bachのシルバーのモデルでリバースのライトウェイト。
型番がLR180ML43SPというモデルである。
これまでは粗悪なTrumpetや人からお借りしたモノで
練習を積んで、幾つかのRecordingを試してみたが
ようやく自分で許せるところに到達しそうな気がしてきたので
ここからはしっかりとした楽器で練習しようと思ったのである。
これで後に引けなくなったわけで
これまで以上に危機感と共に練習に励む事だろう。
そしてそんなこんなで、第2週のLantern Sessionに参加した。
今回は異常な人数の大御所の方々が訪れ
もう大変な賑わいであった。
しかもBassには宮下智氏も参戦し、これまたもう最高のプレイ。
本当にいつも勉強になると共に、御一緒させて頂く時は
至高の時間を味わう事が出来る。
プレイが派手なBassistは数多いが、宮下氏のBassは
派手な時は勿論、地味なプレイの時にも最高のGrooveと音使い。
大御所の方々も宮下氏のプレイには大きな歓声を上げて
大絶賛だった事は、その素晴らしさを証明する何よりの証拠だろう。
私も宮下氏の様なプレーヤーに早くなりたいものである。
そしてSessionは大盛況の中終了。
本当に素晴らしいSessionであった。
さて、今度はサッカーである。
U-21日本代表は北京五輪を前に日中韓合同の
壮行試合、アウェイで韓国と対戦した。
日本のA代表の行く末を担う選手が数多く存在するだけに
この韓国戦は負けられない。
日本は既に中国とホーム&アウェイで戦い
どちらも2-0で勝利している。
是非とも宿敵韓国もこの勢いで勝利してもらいたい。
日本のスタメンはGKに松井、DFに千葉、細貝、柳楽、田中
MFに水野、本田、上田、谷口、渡邊
そしてFWには私一押しのカレン・ロバートが入っている。
今回は平山の名前はない。
ただ、これには諸処の事情があるようである。
韓国のキックオフで試合開始。
立ち上がりは完全に韓国ペース。
開始早々から自陣ゴールに近い位置でFKを与え
しかもそれが決定的なチャンスにつながるなど
ゴール前でのディフェンスの甘さが目立つ。
先日のU-19の試合の様な立ち上がりにならない事を
ただただ祈るばかりである。
と思っていた矢先に韓国にゴールが。。。
前半5分というところで、韓国のコーナーキックからの
センタリングが綺麗に通ってヘッドで決められ
韓国に先制点を許す。
一見マークに付いていた様に見えるが
明らかに一歩遅れており、それが致命的なプレイに
つながったと言って間違いない。
恐らくマークに付くのが遅いのか
立ち上がりバタバタしているまま
気持ちが浮ついていたのか、どちらかだろう。
何とも残念な立ち上がりになってしまった。
その後も日本は全く良いところがないまま
時間だけが過ぎる最悪の展開。
今回の日本代表のメンバーは、試すためのメンバーとは言え
これではあまりに酷すぎる。
前戦のカレン・ロバートが孤立し、中盤は韓国のプレッシャーの前に
全く前に出る事もなく、むしろカレン・ロバートがボールをもらいに
わざわざ下がらざるを得ない状況。
これでは追加点を入れられるのも時間の問題だろう。
結局追加点だけは防いで前半は終了した。
どうにかハーフタイム中に考え直さないと
この試合まず勝利はないだろう。
日本のキックオフで始まった後半だが
この後半も全くダメである。
前半と同じく最悪の立ち上がりで
韓国に大いに攻め込まれ、その上自陣ペナルティーエリア付近で
ファウルで止めるしかないと言う状況。
前戦にボールが行く場面もあるが
見ていても点が取れる気が全くしない。
応援しているはずが、何とも腹立たしい試合に思えて来てしまう。
日本はここまで弱かったのだろうか。
確かにこの世代の主力選手が不在とは言え
こんなに韓国にボロボロにやられてしまうのか。
非常に残念でならない。
しかし後半中盤に来て、ようやく日本のシステムが
機能するようになり、パスがつながるようになり
これまで孤軍奮闘していたカレン・ロバートが
値千金のゴールをあげる。
後半19分にパスがつながった日本がゴール前に
ボールを入れ、それをカレン・ロバートがヘッドで
打とうとしたが間に合わず
しかしながらそのシュートが相手DFに当たってゴール。
韓国のオウンゴールになってしまったが
一連の素晴らしいプレイで流れを作り
1-1と試合は振り出しに戻ったわけである。
この得点で、日本が息を吹き返し
逆に韓国の計算が少しずつ狂いだしている印象を受ける。
もしかしたらこの試合勝てるかも知れない。
そして後半26分、日本は田中に代えてFWの前田を投入。
2トップにして追加点を狙う作戦である。
日本は攻撃面ではボールがつながるようになり
改良が見られるが、ディフェンスは相変わらず危ない。
中盤が機能するようになり、危機的状況は少なくなったが
攻め込まれた時に自陣ペナルティーエリア付近で
ファウルをしてしまうのは相変わらずで
これがいつ得点されてもおかしくない決定的な場面を
演出してしまっているのである。
そして日本は後半33分、渡邊に代えて
この代表で唯一高校生の乾を投入。
若い力で一気に打開してもらいたい。
しかしそれでも試合は動かず
後半42分、疲れの見えるカレン・ロバートに代えて
津田を投入し、前田と津田の2トップに切り替える。
ただ、それでも試合に動きはなく試合終了。
何とか同点で終わる事が出来たが
日本にとっては悪いところばかりが目立つ
何とも言えない試合内容となった。
個人的には引き分けになったのが不思議なくらいの
試合内容であり、今後のU-21に大きな不安が残ってしまう。
しかし、主力選手が不在と言う事もあるので
そこまで悲観的になる必要はないと思われる。
とにかく次のホームでの韓国戦に期待したい。