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Music アーカイブ

2003年02月23日

サンボーン

古本屋にて俳優で一番好きなメル・ギブソンの出ている
「身代金」「リーサルウエポン3」の映画パンフが100円で出ていたので
即買いしてしまった。
リーサルウエポンは昔から王道の刑事物ながらも二人のやり取りが好きで
全部見ていて、音楽も良いなーと思っていたら
なんと、パンフを見たらサンボーン大先生ではないですか。
てことはSax始める前からサンボーン大先生の恩恵を受けていたことに。
今の私があるのもこの人がいたからというのが少なからずあるんだろうな。

2003年03月26日

意訳

よく外国の映画や商品、セリフなどを日本語に翻訳する時に
意訳する場合は多々ある。
今日、偶然に昔見たTVの話にになり、「特攻野郎Aチーム」の話題になった。
ベトナム戦争を生き残ったメンバー達が、様々なミッションで
果敢に悪に立ち向かうという、ストーリーである。
元々は映画だったのだが、好評のため30分モノのドラマ化されたという事である。
さて、その意訳とはこの「特攻野郎Aチーム」である。
実はこの作品のオリジナルの題名は「The A Team」である。
誰だ、、、特攻野郎ってつけたのは・・・。
意訳とは、その意味をある程度理解した上で
あえて、理解しやすいように日本語訳することではないのか!?
昔、フランクザッパというアーティストがいたが
彼の作品の邦題も凄すぎる。
原題が「Ship Arriving Too Late To Save A Drowning Witch」で
邦題が「ザッパの ○ △ □」である。
ふざけてる・・・・。
直訳すると「溺れる魔女を助けるのに間に合わなかった船」とでもなるはずである。
それをなんだ「ザッパの ○ △ □」って・・・。
彼の作品の横暴は他にもある。
原題が「The Man From Utopia」で
邦題が「ハエハエ・カカカ・ザッパッパ」である。
日本人をバカにしてるのか?
とでも言いたいが、おそらくこの邦題をつけているのは
日本のSonyの人間なのであろう。
ホントになめ切っている。
この「ハエハエ・カカカ・ザッパッパ」は
このアルバムのジャケットがハエ叩きを持った男の絵なのである。
だからって・・・。
とにかく、意訳というか違訳というか、、
このようなモノは他にも沢山あると思われる。
身近なモノで、もし見つけたらBBSにでも御一報頂きたい。

2003年04月09日

きのこ

今日TSUTAYAにて面白いCDを見つけた。
きのこオールスターズの「きのこの唄」である。
なんとも興味をそそられるネーミング。
本来の目的はHRの主題歌である奥田民生の「まんをじして」を
借りに言ったのだが、その隣に置いてあったのである。
早速、アホっぽい事が大好物な私は気が付いた時には
その二枚を持ってレジに並んでいた。
家に帰って、すぐに聞いてみると何とも脱力感溢れる名曲である。
奥田民生氏のやる気の無さとはまた違ったやる気の無いVocalが良い。
そのやる気の無さと言ったら高田純次くらいやる気がない。
そしてその後で聞いた奥田民生も相変わらずである。
つまり、この二つのCDを聞いた直後は本当にやる気がなくなる。
高田純次と所ジョージに挟まれているくらいである。
そんなこんなでもう5時間以上MDにてリピートしてしまっている私である。
この面白いCDはお薦めである。
ただ、心に余裕のない人が聞くと壊したくなるやもしれないので
注意が必要である。

2003年04月24日

TOTO

今日は中学の時からの憧れのBANDである「TOTO」のLiveを見てきた。
場所はB.B.King Blues Clubである。
実は今日が最終日だったらしい。
チケットを買いに行くと
既に1stのステージはSold Outになっており
最後の2ndのステージのチケットを購入した。
その後で、時間があるので夕食をどこかで取ろうという事になり
これもまたTVなどで良く特集されていた
Grand Central Stationの中のOyster Barに足を運んだ。
メニューを見ると、なんとも20種類以上の牡蠣が置いてある。
Gaku氏にお願いして、適当に見繕って頼んでもらった。
値段はだいたい一つ$2前後である。
非常にアメリカっぽい雰囲気の良いBarであった。
仕事帰りの人々がちょっと寄って、ガッと食べて飲んで話して
みな帰ってゆく。
日本と違って、Barには時計がまず無い。
それだけ、時間を気にせずにゆっくりしてもらいたいという
心遣いであろう。素晴らしい。
一通り食事を済ませてからLive Houseに向かった。
このLive Houseは大きさは日本のBlueNoteTokyoとほぼ同じである。
席はステージに向かって右サイドであった。
音響的に、少々心配していたのだが、Liveが始まって驚いた。
まず音が凄く良い。
普通なら正面の中央よりも気持ち後ろの場所が一番音が良い。
なのに、このLive Houseでは右サイドでも
十分にバランスが取れているのである。
そして、距離も少しあるかと思っていたのだが
思ったよりもずっと近かった。
目の前でスティーブ・ルカサーを見ることなど
滅多に出来ないことである。
日本でTOTOのLiveを聞こうと思ったら8000円は堅い。
しかし、ここではたった$35である。
有り得ない。
Drumsのサイモン・フィリップスも凄く良い。
ジェフのDrumsとはまた違った良さがある。
また、演奏がとにかくタイトであり、余計な音が全く出ていない。
ちょっと遊びの音を入れても、とても重みのある音が出てくる。
とにかく感動しまくりである。
曲は最初からいきなり名曲メドレーである。
もう全曲知っている。というかCDに穴が開くほど聞いた曲である。
最近は聞いてもあまり感動しなかったのにLiveで聞くと
ここまで違うモノになるのかと実感させられた。
有名なAfricaやRosana、Georgy Porgyを始め
本当に涙が出てしまった。
日本のBlue Note Tokyoで見たハイラム・ブロック以来である。
NYに来て、いきなり感涙してしまった。
明日はリンカーンセンターへマイケル・ブレッカーや
ウィントン・マルサリスを見に行く予定である。

2003年04月25日

Jazz

今日はJazzの本場、NYのJazzを体験してきた。
場所はリンカーンセンター。
Jazzではなくオペラで有名な所である。
Live Houseというより、コンサートホールという感じで2700人収容できる。
これまた驚くほど優美で、しかも音がすこぶる良い。
本当に真っ直ぐ抜けてゆく。
私の座った席は前から19番目の右から5番目であった。
ちょうどPA席の少し前だったので音は最高に良かった。
出演者はデイブ・ホランド、マイケル・ブレッカー、ジョー・ロバーノ
ウィントン・マルサリス、他である。
最初はブレッカーを見られるということで喜んでいたのだが
実際にステージを見てみると、なんとジョー・ロバーノまでいるではないか。
ジョー・ロバーノはストレートアルトやストレートテナーで
非常に有名なSaxPlayerである。
前から非常に興味のある楽器だったので本当に嬉しかった。
最初はデイブ・ホランドのBANDで最後の曲にだけ
ウィントン・マルサリスとジョー・ロバーノ、マイケル・ブレッカーが
ゲスト出演していた。
ジョー・ロバーノはこの一曲だけの出演であった。
彼は今日はストレートアルトを使用していたのだが
本当にSopranoSaxの様な音がする。
それでいて軽い音ではなく、太く優しい音であった。
なるほど、これは面白い。
これでTenorをストレートにしたモノなら
どんな音がするのか、非常に気になるところであった。
ジョー・ロバーノとマイケル・ブレッカーともう一人
デイブ・ホランドのSaxがいたのだが
三人で順番にソロを回すと、やはりマイケル・ブレッカーが
ずば抜けて良いプレイをしていた。
散々コピーをしておいて、実は彼の演奏を生で聴くのは始めてである。
他の二人には悪いが、明らかに引き立て役になっていた。
音も、彼の音だけドンと前に出ていて良い。
そして、いよいよマイケル・ブレッカーのBANDが登場した。
Drums、A.Bass、Guitar、Saxの構成だった。
少々ブレッカーの一人舞台という感じもあったが
それでも、十分に幅のあるパフォーマンスで観客を魅了していた。
それに、アンサンブルも素晴らしいモノであった。
普通に誰かが何か仕掛けたら他のメンバーが何か返すというだけでなく
まるで示し合わせたように、いきなり何か仕掛けていく。
これが本当のJazzなのかと実感した。
やはりJazzはCDよりもLiveの方が圧倒的に素晴らしい。
CDではやはり迫力に欠けるモノがある。
そんなこんなでLiveは終了した。
感涙するといった種類の感動ではなかったが
非常に良い演奏を聴く事が出来て、凄く勉強になった。
そして、22:30くらいにSubwayに乗った。
夜の地下鉄と言うことで緊張していたが、さほど危険そうな
雰囲気もなく、人も多かったので問題なかった。
帰宅してから、3人でチャイニーズの出前を取ることになり
始めてアメリカのチャイニーズというものを体験した。
日本で言う中華料理というものとは全く別物である。
本当にリーサルウエポンやジャッカルなどの映画でみた
紙の容器に入っていて、素で感動してしまった。
安い根性である。
明日は、まだ本当に本人かは解らないが
Joe's PubにOmer's Soca Trioを見に行く。
本当にオマー・ハキムだと良いのだが。

2003年04月26日

Latin

今日はOmer Sosa Trioを見てきた。
そう。私が読んでいるTime Out紙の表記が間違っていた。
Omer's Soca Trioになっていたのである。
この微妙な間違いで私は勘違いしてしまったのである。
この間違いはチケットを買った時に解ったのであった。
場所はJoe's PubというLive House。
ステージの大きさは本当に小さく、グランドピアノと
パーカッションを置いたらそれで一杯一杯であった。
箱の大きさはCrocodileの1.5倍くらい。
ステージの割には結構大きい。
チケットを買って、席に向かう。
早めについたのでピアノの目の前の席であった。
Liveが始まってみるとやはりチケットの表記どおり
オマー・ハキム氏のBANDではないようだ。
しかし、音を聞いてみると内容はバリバリのCubaサウンドである。
最初はPianoとPercussionでガンガン押していく曲を
立て続けにプレイしていく。
その後でVocalというよりもラッパーといった方が良い
パフォーマーが登場した。
とにかく動きが可笑しい。
強烈なメッセージをドンドン送り込み、観客をわかせる。
そのパフォーマーは明らかにCubaっぽくはない。
しかし、この異様な雰囲気が一層Cubaリズムを引き立てる。
最後の方で、TenorSaxが登場した。
徹底的に効果音や早いパッセージを詰め込むタイプのプレイヤーだった。
Saxを聞かすというより、PianoとPercussionを引き立てる雰囲気だった。
PianoとPercussionがCubaから来た人らしく、その二人が中心らしい。
その二人を見たい人にしてみれば、非常に良いメンバーである。
本当にCubaのリズムを生で見れた事は大きい。
今後の曲作りなどに大きく役に立つだろう。

2003年04月28日

Mike Stern

本日、諦めかけていたMike SternのLiveを見ることが出来た。
日本を出る時に丁度、彼のLiveをやっていて
こちらに来る頃には終わっていたのである。
しかし、インターネットに掲載されていないお店で
Liveを行っていたのである。
彼のLiveは22:00からだったので、それまで時間を潰しに
Midtownを散策することにした。
Gaku氏の話によると、W47stの近辺に楽器店の通りがあるという。
大分迷って、やっとその楽器店の通りに着いた。
その頃にはもう19:30を回っていて、あまりお店は開いていなかった。
一つだけ開いていた管楽器店に入ると、素晴らしい広さである。
楽譜も非常に充実していて、真面目に全部見て回ろうとすれば
2時間くらいかかるだろう。
これと同じくらいの広さの管楽器店がサッと見ただけだが
あと2つはあった。
その内の一つは中古も取り扱う管楽器店であった。
とにかく後日かならずゆっくり見て回ろうと思う。
絶対に試奏したい楽器が幾つかあったのだ。
その後、食事をしにバーガーキングに入った。
数年前までは日本でも良く見かけたのだが
最近はめっきり見なくなってしまった。
アメリカということで、やはり小さめを頼んでみる。
日本のLと大体同じくらいである。
こちらのLを頼むと、一見2Lは入るかという巨大な容器に
飲み物が来る。
ポテトなどはそれだけで3食分の大きさである。
その後で、今日のLiveがある場所へSubwayで移動した。
それでも時間が余ったので、今度はスターバックスに入った。
日本とは全然メニューが違う。
数が圧倒的に多いのである。
日本だと、店舗の広さの関係で機材などが入れられないのだろう。
しかし、こちらの人々は異常である。
体の大きさでは、私とあまり変わらない女性でも
平気で2Lのペットボトルの様なフラペチーノを飲んでいる。
あんなモノをそんな量飲んだ日にゃー、とんでもない事になる。
それでいて、太ったりしていないヤツもいる。
無茶苦茶である。
やっと時間になったので、いよいよ今日のLiveが行われる
55BarというLive Houseに向かった。
とにかく狭い。
最初は、この店でどうやってLiveをやるのか全く理解できなかった。
しばらくすると、奥のスペースをちょっと片付けて
3メートル四方のスペースを作った。
そこにDrumsとBassがやって来て準備を始めた。
確かに何とか演奏スペースは確保出来ているようだ。
ではPAは?などと考えたのだが、ここではPAは無い。
つまり全部生音なのである。
Mike Sternみたいな人が生音でLive!?
と思っていたが、どうやら本当に生音だけのようだ。
今日のメンバーはDrumsはRichie MoralesでBassがLincoln Goinesだった。
私はCDでしか聞いたことがないので、生で彼等の演奏が見れるというのは
非常に嬉しい限りである。
それにMike Sternもあまり日本でLiveを行っていない。
それが、こちらでは結構頻繁にやっていて値段も異常に安い。
今日も、ドリンクが2つ込みで$15である。
日本のBlue Noteなら、このドリンク2つで、十分に$15を超える。
その上、Music Chargeを取られるのだから、本当にこちらは安い。
たった$15でLiveが見れて、飲めてと、本当に素晴らしい。
BassとDrumsの準備が終わって、22:00を回った頃に
やっとMike Sternが登場した。
開演時間を過ぎてからやって来て準備を始める・・・
何ともアメリカンな感じが良い。
最初はゆったりとMike Sternのソロで始まった。
プレイの種類とか、好き嫌いなどは抜きで
一つの楽器を本当にやり抜いている人の音がする。
まるで自分の体の一部のように、次々と音が出てくる。
本当にCDとは全く違う。
これを見てしまうと、もしNYCに住んでいたら
彼のCDは買わずに、Liveを見に来るだろう。
それ程、圧倒的にCDとは違った。
CDでは、表現しきれない部分は沢山ある。
こういうLiveを聞いてしまうと
CDとは本当はデモテープの様なもので
それが実際のLiveよりも値段が高いというのは
バカバカしく思えてしまう。
Liveは徐々に盛り上がりを見せ、Richie Moralesが
爆音でDrumsを引っぱたいて行く。
Lincoln Goinesはそれとは逆に、静かに盛り上がりを見せる。
この二人の関係がMike Sternの演奏をしっかり支えている。
Richie Moralesも音は大きいが、Mikeのプレイを決して邪魔しない。
Lincoln Goinesも、控えめだが出るところはしっかり出てきて
全く無駄がない。
素晴らしいコンビネーションである。
PAが無くても、音量バランスはしっかり彼等が取っているのである。
最後は大きく盛り上げてLiveは終了した。
私の席はBANDの目の前で、彼等との距離は1メートル弱である。
まるでステージにいるかの様な距離だった。
まさかこんな席が取れるとは思わなかった。
しかも、このLive Houseはステージが無いので
視線の高さも全く同じである。
たまにMikeは私の目の前30cmの所でGuitarを弾いてくれた。
とにかく素晴らしかった。
Liveが終わってからRichie Moralesとはあまり話すことが出来なかったが
Mike SternとLincoln Goinesと話をして、写真を取った。
何とも夢のような一日であった。

2003年04月29日

初レッスン

ついに待望のレッスンが今日行われた。
先生の名前はAlec Haavikである。
2m近くある大男なのだが、非常に優しい風貌であった。
彼はTenorがメインで、最近まで韓国に長期滞在していたらしい。
なので、NYで今のところLiveは行っていないとのこと。
早速、基礎からたたき直してもらおうと交渉してみた。
まず自分が普段やっている基礎を見せた。
「great」の一言で終わってしまった。
その後で彼が教えてくれたのは、Saxを吹く前のエクササイズである。
つまり、基礎の練習方法は一応問題無いと言うことらしい。
で、より早くSaxを吹く体にするためのエクササイズを教えてくれた。
つまり、スポーツ選手のウォーミングアップである。
そういえば、Saxを吹く時に準備運動なんてしたことが無かった。
いつもいきなりフルパワーで吹き始めていた。
なるほど、これをやると体の緊張というか、準備が出来ていくのが解る。
彼はTenorということで、私よりも体への負担が大きい。
なので、こういう準備運動も念入りに行っているらしい。
一通り教わってから、今度はインプロビゼーションのレッスンである。
初見でRecorda-meという曲をいきなり吹いて、アドリブをしろという。
メロを吹くのがメインではなく、アドリブを見たいという。
結構キーチェンジの多い曲で、All The Things You Are位の難易度である。
いきなりGiant Stepsじゃなくて良かった。(笑)
5コーラス位やったところで、一度止めた。
基本的には良いとのこと。
ただ、コードに少し囚われていると言うのである。
実は、最近コードをもっと突き詰めて、スケールや連結の仕方を
非常に悩んでいた所だったのである。
しかし彼の言う事は全く逆であった。
もっとFreeになれという事らしい。
そして、自分独自のスケールを作るという事を教えてくれた。
ここからは企業秘密としたいので、作り方云々は秘密。
彼のスケールを見てみると、本当にFreeな感じがする。
アウトしているとも言えるし、オルタードっぽい雰囲気で
アウトしていないとも言える。
これは非常に興味深い。
私が悩んでいた事を、全く別の角度から解決してくれたのである。
勿論、これで全部OKというわけではない。
しかしながら、これは今後のプレイに非常に大きく影響してきそうである。
そんなこんなで、レッスンは終わった。
来週の火曜日にまたレッスンをする事になっている。
非常に面白いレッスンであった。
その後、家に帰ってこの文を書いている時に
なんとEtherケーブルが途中で切れてしまった。
これは非常にまずいという事で、またマンハッタンに出た。
こちらの有名なパソコンショップの一つである「CompUSA」という
お店に行って来た。
店に入って見ると、何とも驚いたことが一つ。
MacintoshもWindowsも日本よりも安いのである。
よくよく考えてみれば、高級ブランド品と同じで
アメリカの会社、つまりAppleやDellなどであるが
こっちが本場なのだから、安いのは当然なのである。
と、買ってもいないのに得した気分でいる私に不幸が訪れた。
日本でEtherケーブルというのは非常に安くて
10mでも1000円するかしないかなのである。
しかし、しかしである。こちらでは14feet約4.1mのケーブルが
なんと$32もするのである!!!
しかし、背に腹は代えられないという事で泣く泣く購入。
これがMike SternのLiveの二倍とは・・・。
なんとも涙ぐましい事である。
彼のLiveなら、日本で5000円以上の価値がある。
カルチャーギャップというか、何というか・・・。
ともあれ、なんとかこのDiaryを書くことが出来たので良しとしよう。
明日は、チェルシーの方を色々見て回ろうと思う。

2003年05月03日

再会、小山太郎氏 & Live!

今日は5年ぶりに小山氏に会うことが出来た。
それを書く前に、小山氏に会う前の出来事を書くことにする。
今日はGaku氏の仕事が早めに終わったため、一緒に楽器屋に来て頂いた。
というのも、さすがに微妙な表現は難しく、どうにもならないからである。
とりあえず、日本には無い楽器を試奏してみる。
1800年代のCornの楽器やジョー・ロバーノがエンドーサーになっている
Borgano、日本ではあまりお目にかからないカイルベルズなどである。
どれも非常に個性味溢れる音がして良い。
その後でSaxのマウスピースを試奏した。
私が使っているメインのクラウドレイキーよりも
何か良いモノは無いかと、色々試しては見たが
このお店には無かった。
とりあえず一軒見て回った所で、時間となってしまい
また次回、このあたりを回ることにする。
その後、ジプシーキングを見に、ラジオシティーホールへ向かう。
食事の時間も無いので、ホールの前にずらりとならんだ
NY名物のHotDogで夕食を取る。
名物と言うことで、期待していたのだが
なんて事はない、ただのHotDogであった。(笑)
そしていよいよ会場に入る。
Saxを持っていたため、入場する時にかなり怪しまれてしまったが
何とか入場出来た。
会場について開演を待っていると、私の席の隣に座る大きなおばさんが来た。
私は荷物をずらし、通れるようにしておいた。
NYに来て、やはり太った人がいて最初は多少びっくりしたが
もう慣れてしまったのか、何とも思ってなかった。
しかし、その程度の認識ではいけない。
そう、彼女は私の足を踏んでいったのである。
別に日本では誰に足を踏まれても大した事ではない。
しかし、しかしである。
こちらの場合は違う。
死活問題に関わるのである。
滅茶苦茶重い。。。。
結構体の強い私でも骨が折れると思った。
皆さん。アメリカでは気を付けよう。シャレにならないから。
やっとの事でジプシーキングのLiveが始まった。
Guitarが6本にDrums、Percussion、Bass、Keyboardである。
バックの四人は非常に控えめで、音も後ろに薄い壁を作る程度である。
何が凄いってGuitarが6人もいるのに完璧なアンサンブルなのである。
こんなに大勢でジャカジャカやっているのに、実にクリアーに聞こえる。
しっかり割り振りが決まっているのでもなく、その場その場で
一種のアドリブのアンサンブルである。
これには驚いた。
また、控えめだと思っていたバック陣も、ソロになれば別である。
さっきまでの人じゃないのではないか?というくらいに
これでもか、これでもか、という感じで弾きまくる。
なんとも異常なまでの勢いのあるBANDであった。
曲調もほとんど同じようなモノばかりなのに
ここまで飽きないのは素晴らしい。
最後には会場全体がスタンディングとなり
本当に会場が揺れていた。
凄いPowerであった。
Liveが終わり、急いで小山氏がLiveをやっている
ブルックリンに向かう。
特急に乗って、約40分弱の道程であった。
Live Houseは多少迷ったが無事に辿り着くことが出来た。
着くと、丁度休憩だったようで、小山氏はBarで飲んでいた。
早速話しかけてみると、久しぶりにダンディーな声で
優しい言葉をかけてくれた。
ホントに底抜けに優しい。
そして、私をLiveにゲスト出演させて頂けるというではないか。
夢のような話である。
それと共に、久しぶりに緊張して来てしまった。
ステージが始まり、二曲目に私が吹くという事になった。
曲はBlue Bossaである。
このところ、Funk系ばかり演奏して、Jazzの方はちょっと遠のいていたので
心配ではあったが、何とかプレイすることができた。
そして、一曲終わったところで、GuitarのRuss Morrow氏が
もう一曲やって行かないか?と言ってくれた。
即答でYesと答えて、今度は基本中の基本である枯葉をプレイする。
一曲目よりは緊張はほぐれたモノの、やはり少々堅かった。
無事に演奏が終わり、引き上げる。
会場の人々が拍手で沸いたのが本当に嬉しかった。
そして、後は彼等の演奏となる。
メンバーはRuss Morrow(Gt)、Hiroko Kanna(Vo)、Bob Sabin (bs)
そして小山太郎(Dr)である。
Jazzのスタンダードを演奏していて、知っている曲ばかりなので
非常に勉強になったと共に、楽しめた。
特にキャラバンは本当に素晴らしかった。
日本に帰ってから、どこかのLiveでやってみたいものである。
Liveが終わり、小山氏と積もる話をして別れることとなった。
明日の昼もBlue NoteでGIGを行っているので行く予定である。
そして9日には彼のレコーディングを見学させてもらえるかも知れない。
本当に楽しみである。
小山氏のHome Pageにも是非アクセスして頂きたい。
5月の10日に日本に一時帰国するので
Live情報等々、掲載されている。

2003年05月04日

Blue Note NY

今日はBlue Note三昧な一日であった。
というのも、夜のManhattan TransferのLiveは予約していたのだが
昼のBrunchのGIGに小山氏が出演するので
昼夜と両方とも見に行ったのである。
まず昼の部であるが、昨日は本当にスネアとライド、ハイハットの
三点セットだけの演奏だったのだが、今日はフルセットの
小山氏のDrumsを聞けると言うことで、非常に楽しみにしていた。
Blue Noteに着くと、入り口付近に小山氏がいて、軽く挨拶を交わして
小山氏を一番見やすい席についた。
今日のLiveのGuestであるTim Amacost (ts)は小山氏ご推薦の
素晴らしいSaxプレーヤーらしい。
こちらも非常に楽しみである。
しばらくしてLiveが始まった。
やはり昨日とは違って非常に迫力のあるドラミングを見ることが出来た。
昔からの小山太郎氏の一ファンとしては非常に嬉しい限りである。
演奏もヒートアップして、最後の曲では非常にアクティブなソロを
聞くことが出来た。
SaxのTim Amacost氏も素晴らしいソロを聴かせてくれた。
非常に楽しいJazzど真ん中のLiveであった。
ステージが終わった後で小山氏がTimや、他のメンバーを紹介してくれた。
私を紹介する時に「期待の新星」と言ってくれるのは非常に嬉しいが
恥ずかしい限りである。
特に、Timの演奏を聴いた後では、非常に後ろめたい気分であった。(笑)
Timを紹介してもらう時に、片言の英語で喋っていると
急に彼が「はじめまして」と日本語で話してくれた。
どこかで単語をならったんだなぁ。と思っていたら
いきなりベラベラに日本語を話しだした。
これにはさすがに驚いた。
セイン・カミユを始めて見た時のような衝撃であった。
彼は日本に住んでいたことがあり、日本語が話せるのだそうな。
その後で野瀬栄進氏(P)と井上陽介氏(b)を紹介して頂いた。
両氏は小山氏の帰国に合わせて一時帰国して、一緒にLiveを行う。
私も、聴きに行く予定なので是非是非お薦めである。
詳細は小山氏のHome Pageにて掲載されている。
Timや小山氏と写真を撮った後、小山氏が一言声を掛けてくれた
「この後のマントラのDrumsにシンバルスタンドを貸してくれて
有り難うって伝えてね。」との事である。
何とも心優しいお心遣いである。
彼のFriendだと言って話しておいでと言ってくれたのである。
そうすれば、Manhattan TransferのDrumsと話す機会を得ることが出来る。
本当に優しい方だと感動してしまった。
そんなこんなでBlue Noteをとりあえず出て、暇つぶしに街へ出た。
昨日の楽器街の方へである。
今日こそはと思ったのだが、なんとも今日は日曜日。
NYのお店は楽器店にかかわらず、日曜日は休みか
早めに閉めてしまう所が非常に多い。
残念だが、仕方がない。
また、Blue Noteの近辺へSubwayにて移動する。

今日は日本にもあるSubwayで夕食を取った。
こちらのモノは気持ち大きい気がする。

そして開場時間である6時の10分前にBlueNoteの前についた。
既に一組並んでいて、その後ろに並んだ。
二番目なら相当良い席が取れそうである。
開場して、すぐに一番前のVocalの真ん前の席をGetする事が出来た。
しばらくすると紳士的な白人男性と綺麗なチャイニーズドレスの
アジア女性の老夫婦が私の席の隣に座った。
注文をすませてから、私の方を見てなんと日本語で話しかけてきたのである。
昔、日本語を勉強したらしい。
しかしながら見事に日本語を話していた。
そしてLiveが始まった。
最初の一音から、素晴らしいハーモニーである。
しかも複雑なJazzyなコードを完璧にハモっている。
しかも一番前なので迫力は満点である。
ただ、一つだけ良くないのは
近すぎたのである。
つまり見上げる形となり、首が少々痛かった。
マーカス・ミラーを見る時はもう少し考えて席を取ろうと思う。
見事なハーモニーとステージパフォーマンスで
大盛況の中、Liveは幕を閉じた。
やはり、歳を取ってしまっている為、Powerは多少失われるが
積み重ねてきた経験からくる技術は素晴らしいモノがある。
また、Powerが多少落ちたとはいえ、見た目からは想像もつかない
力強さが感じ取れた。
本当に素晴らしいパフォーマンスであった。
Liveが終わり、DrumsのSteveと話す機会を得た。
これも小山氏のお陰である。
少し話して、彼とも写真を撮ることが出来た。
残念ながら、写真は少々ぼけてしまった。
そんなこんなでBlue Noteを出て、帰りの駅での事である。
先程の老夫婦と偶然一緒になった。
しばらく話して、私がミュージシャンだということが解ると
彼は自分が楽器の問屋をやっていると言うではないか。
これは奇遇な出会いもあるものだと、名刺を交換した。
そこで驚いた。
彼はカナダ人でカナダで会社を営んでいるのだが
名前がFred Kief氏という。そして、会社の名前がKief Music LTD.
そして肩書きには。。。。President!!!!!
そう、社長なのである。
素晴らしい出会いである。
話によるとマーチンなどのメーカーを取り扱っているとのこと。
Saxや電子機器も取り扱いがあるらしい。
石橋楽器やプリマ楽器、クロサワ、イケベといった
日本の楽器店は勿論のこと
モリダイラなどの中間業者までしっかりと把握していた。
しかも日本語も非常に上手い。
何とも奇遇ながら楽しい一時を過ごし、彼等は電車を降りていった。
まさかNYでこんなにも面白い出会いがあるとは
非常に喜ばしいことである。

とにかく今日も一日素晴らしい日であった。

2003年05月07日

小山氏、Marcus、Dean

昼にハーレムに初めて行った。
小山氏のLiveがハーレムの教会で行われたのである。
黒人のBlues Jazzである。
最近は「ため」とか「待ち」を勉強していたので
非常に良い体験となった。
メンバーはAnnette St.John (vo)、Bernie Thompson (org)
Andrei Carriere(g)、小山太郎(Dr)である。
場所はハーレムの137th st.にある
Randoll Memorial Presbyterian Churchである。
思ったよりも距離があり、最初の曲の途中から聞いた。
やはりBluesが仕事の人たちなだけあって
興味深いTime感で演奏をしている。
しかも、リハなしのぶっつけである。
Orgが頻りにフェイントをかけまくり、小山さんも笑っていた。
スタンダードを織り交ぜた良いLiveであった。
終わってから小山氏にメンバーを紹介して頂き軽く話した。
残念ながらGuitarの方は、用事があるらしく
演奏が終わって間もなく帰ってしまった。
その後、小山さんが私をお茶に誘ってくれた。
素晴らしいチャンスに恵まれ、迷わずついていった。
車に乗る時に、小山さんが面白い話をしてくれた。
NYではDrumsのSetを普通に担いでSubwayで運ぶ人が多いらしい。
あんなでかいモノを良く運ぶなぁと感心していた。
下に、小山さんのセットの写真を掲載するので参考にして欲しい。
また、小山さんが今までで一番驚いたのは、アップライトピアノを
持ち歩いている大馬鹿者がいたらしい。
何ともへんな街である。
他にも、車に乗っている時に面白い話をしていた。
NYで彼の友人が地下鉄でパフォーマンスをしていた時の事。
ホームレスが彼の近くにやって来たらしい。
こちらのホームレスは必ずコップを持って、お金を求めるのである。
小山氏の友人は自分のチップは死守しなければと
演奏しながら身構えていた。
すると、ホームレスが1centを彼にチップとして入れてくれたらしい。
後日、彼はJazz Musicianはホームレスより下か・・・・と
嘆いていたらしい。
他にも、ホームレスがLive Houseの外で寄付を求めて立っている時に
彼が「I'm Jazz Musician」というと、ホームレスが一言。
「I'm Sorry」と言ったらしい。
これにも彼はショックを受けたらしい。
と言うわけで、私は今現在はホームレス以下のK.Ice氏である。
その後、MidTownの当たりまで小山氏の車で出て小山氏ご推薦のCafeに入った。
店内は非常に綺麗で、小山氏はここのジャムを良く購入するらしい。
席に着くと、色々な話を聞くことが出来た。
小山氏が前にインタビューの席でウエイン・ショーターと
マイケル・ブレッカー、ハービー・ハンコックと同席した時の話である。
最初にブレッカーが近年のJazzが行き詰まっているという話をした。
彼は言うには、Jazzは今まで様々な他のジャンルの音楽を吸収して
それを良い形で変形させてJazzとして出力していたと言う。
そして、今後はまだ取り入れていないジャンルの音楽を
吸収して出力しなければならないとの事であった。
その後、ウエイン・ショーターがそれと真っ向から対立する意見を言ったのである。
彼は内気で、相当な変わり者らしく、非常に面白いことを言った。
彼は音楽は自分が出すモノであって、自分の中には
そのFactoryがあるらしい。
彼は他にも体の中に街があって、ホスピタルなどがある。らしい。
そして、彼は宇宙人なのだという。
今現在、地球では宇宙と更新するすべはないが
彼はやっている。。。らしい。
小山氏の話によると、彼はSFオタクなのだという。
なんとも、既にオタクを超えている気もするが。。。
この会談には通訳がいるらしいのだが、このウェインの話が
盛り上がって行くに連れて、通訳が一言。
彼の話は哲学過ぎて、私にはどうにも通訳が上手く出来ません。
伝わらないかもしれませんが・・・・。と言った。
すると、そこにいたピーター・バラカン氏が通訳を買って出た。
彼は音楽番組に出演したりと、音楽の専門用語や
特殊な言い回しにも強いので、綺麗に訳してくれたらしい。
そして、ブレッカーの言った事に関しても
通訳よりも綺麗に訳してしまった。
通訳の面目丸つぶれである。
その後で、そんな重たい雰囲気の中ハービー・ハンコックが登場した。
彼は有名な八方美人で、そんな重たい雰囲気の中
「ハーイ、僕ハービーでーす。」という感じで
一気のその場の雰囲気を滅茶苦茶にしてしまったらしい。
また、そんな内気なウェインと、滅茶苦茶陽気なハービーが
一緒にアルバムを出して、しかも大の仲良しなのだから
面白い話である。
小山氏はハービーに一度逢ったことがあるらしく
ハービーに、前に逢ったことがある話を告げると彼は
「オー、君か、覚えているよ」と言ったらしい。
その時小山氏は心の中で「お前絶対覚えてねーだろ」と思ったらしい。
逆にウェインは僕はもうホテルに帰らないと、手帳を忘れちゃった。
などと、小山氏にわけの解らない事を言って去っていったらしい。
何とも喜劇的なお話であった。
ウェインの話で、もう一つ面白いモノがあり
とある記者が「アコースティックを演奏する時と
エレクトリックを演奏する時の違いは?」と聞いた時の話である。
彼は頻りに「エレクトリック・・・アコースティック・・・・
エレクトリック・・・アコースティック・・・・」
と言いながらトイレに行ってしまった。
そのまま30分以上待っても帰ってこない為
記者が店内をうろついていたところ、店員が一言
「お連れのお客様はお帰りになりましたよ。」
そう、本当はウェインの中では、特に違いは無かったらしいのだが
聞かれてしまったため、真面目に答えようとして考え込み
そのまま悩みながら、ホテルに帰ってしまったのである。
何という天然ボケだろう。
他にも、彼のソロが短い時は、自分の音に感動して
それ以上吹けない時なのだそうだ。
また、自分の楽器の調子がおかしいと、ジッと楽器を見つめて
握りこぶしで、コツンと楽器を叱るのである。
当然、そんな事で治るはずもないのだが、彼はそれで楽器と
会話をしているそうである。
他にも、普段はMCをほとんどしないウェインだが
日本公演の時に、誰かに喋れと言われたらしく
ます最初に「こんにちわ。」と言った。
その後で、1分間の間が空いた後に、客席を指さしてにやけがら一言。
「ニッポンジン。エヘヘヘヘ」
これにはさすがに会場は引いてしまった。
彼はこの言葉を言って、次の瞬間にはプレイに入っていたらしい。
これはウェインの動作を見るためだけでも彼のLiveに行く価値はありそうである。
なんとも面白い話を聞かせて頂いた。
その後で、今度は小山氏の行きつけの46st.にある
PercussionやDrumsの行きつけのお店に行った。
とあるビルの中にあり、看板などは全くない。
しかも、下で入る時にガードマンの所で名前と行き先を書かなければならない。
これは、本当に知らないと入れない。
と言うよりも存在自体が解らない。
なんとも不思議な店である。
店内に入ってみるともの凄い量のPercussionの数々である。
Drumsのアクセサリーなども豊富である。
そこで、私は日本にいる時から探していた優しい音のするシェイカーを見つけた。
2つで$12である。即買いして、日本に持って帰ることにした。
とかくシェイカーを使うと五月蠅くなりがちだが
このシェイカーならいくら振っても優しくBANDに馴染むはずである。
その後で、小山氏に楽器屋を幾つか案内して頂いた。
非常に興味深いものばかりで、面白い横笛を見つけた。
これは使えると思い、家で確認して、Liveでの用途を決めてから
購入する予定である。何種類もあるので決めがたかったのである。
他にも、譜面やマイクを沢山売っているお店もあり
近いうちに必ずこなければならないと思った。
楽器屋を見て、しばらくして小山氏と別れた。
次回は金曜日のレコーディングにお邪魔してお会いする予定である。
小山氏と別れて、Blue Note NYに移動する。
Blue Noteに着くと、一人の青年が既に並んでいた。
私はその次。前回と同じく二番目であった。
暇つぶしに彼と話していると、彼はバークリーに行っていて
マーカスが大好きな為、ボストンからバスでわざわざ来たらしい。
Bassを持っていたので、見せて貰うと、見事にフェンダーの
JazzBassのマーカス・ミラーモデルである。
彼と話している間に、開場時間となり中に入る。
今回は、前回一番前で首が疲れた為、ちょっとだけ後ろに座る。
それでも演奏者との距離は目の前である。
そしていよいよLiveが始まった。
Liveが始まってみると、今までのマーカス・ミラーのイメージが崩された。
とかく前に出て、パワフルなプレイをする人だと思っていたが
全然そんな事はないのである。
確かにソロは多いし、前には出てくる。
しかし力強さの中に、非常に静かな面があり
全く五月蠅くないのである。
日本でマーカス・ミラーが大好きなベーシストの演奏を聴くと
パワフルだが少々五月蠅い気がする。
しかし、本物は決して五月蠅くなく、Bass本来の仕事もきっちりこなしていた。
これには本当に驚いた。
こんなプレイがあるのかと感嘆してしまった。
また、ディーンも非常にセンスが良く
特に彼のボトルネックのプレイは本当に素晴らしいものだった。
と、ここまでなら私は感動して泣くことはまずない。
しかし、このLiveではNYに来てから二度目の感動におそわれた。
理由は、マーカス・ミラーのステージングの上手さである。
本当に素晴らしい選曲とアレンジメントである。
一つのLiveを大きな目で見て、人々がどうやったら感動するのか
その術を知り尽くしているかのようであった。
まるで彼の思うがままに心が動かされていった。
最後の曲がまた最高だった。
その時は彼は最初バスクラリネットをプレイしていた。
普通、メインの楽器じゃないものをプレイしてもあまり感動しないのだが
彼の場合はその前後のつなぎや、選曲の上手さで
見事に自分の弱点を補い、かつメインの楽器以上の面白さを出していた。
本当に感動したと共に勉強になるLiveであった。
そして、Liveが終わって上の階で、彼等を待つ。
するとマーカス・ミラーが上がってきた。
チャンスと思い、一番乗りで話をして、写真を撮った。
その後でディーンも楽屋から出てきたので一番乗りで話して写真を撮った。
とにかく素晴らしい一日だった。
今日は何も言うことは無い。
Bestな一日である。

2003年05月10日

またまた。。。

大したことではないが、失敗した。
というより、今回は不可抗力である。
予定通りMOMAに訪れた私は、チケットを買おうと係員に話しかけた。
すると、今日の分は既にSold Outだという。
時間はまだ13時である。
なんじゃそりゃ。。。
5月19日まで、ピカソとマティスの特集をやっている為か
入り口には長蛇の列が出来ていた。
しかし長蛇といっても100人もいない程度である。
美術館に入場制限があるなんて今まで聞いたことがない。
ましてや、手にした地球の歩き方にもそんな事は書かれていない。
何とも残念だが、インターネットか何かでチケットをゲットしてから
もう一度来ることにした。
まぁ、これでMOMAに行けなくなったわけではないので
特に問題はない。
転んでもただでは起きない私は、その足で楽器屋に向かった。
というのも、まだ一度も入ったことがない楽器屋が一つだけあるのである。
この時間ならば開いているだろうと考え、そこに向かう。
案の定開いている。
早速はいると、今までで一番興味深いお店であった。
入り口を入って見ると、また何とも言えない古い感じがたまらない。
しばらく見ていると、素晴らしいモノを目にした。
ストレートアルトとストレートテナーである。
そう。ジョー・ロバーノが持っているあれである。
これは是非次回もう一度きて吹くしかない。
その近くにこの間の小山氏と行ったお店にも置いてあった
横笛があった。
名前を聞いてみると、これがバンブーフルートというものらしい。
実際に見るのはこのNYが初めてであった。
値段を見てみると、この間の店よりも安い。
これはと思い、早速試してみる。
音はほとんど変わらない。それに、こちらの方が種類が多い。
私はGuitarと良く合わせる事が多いのでEのKeyの楽器を探す。
ブルースハープと同じでKeyによって吹き分けるのである。
Eの楽器が幾つか合ったのだが
全部吹いてその中で一番良いモノを選んだ。
ついに購入である。
そのまま、色々お店を見てから家に帰る。
早速吹いてみると素晴らしい。
吹き方によっては日本の尺八の様な音がする。
どうにかしてLiveで使いたいものである。
明日はメトロポリタン美術館に足を運ぶ。
あそこは入場制限がない事が解っているので安心である。

2003年05月13日

レッスン&スティービートリビュート

Alecの最後のレッスンが終わった。
今回はコード進行の解釈に関してのレクチャーを受けた。
ついつい表面的な目でコードを見がちだが
それを突き詰めてまた違った方から見ると
自分に合った解釈を出来るという事である。
そういう事に関しての考え方や理論を教わった。
他にも、微妙なコード進行でアドリブを取る時の
効率の良い練習法まで教えてくれた。
勿論、自分で知っている事もあるが
彼の教えてくれることは今までに無い練習方法ばかりで
非常に興味深いものであった。
この三回のレッスンを通してコードに沿った
いわゆる"inside"の演奏方法とその逆の"outside"の練習方法の
二通りを教わり、非常に演奏の幅が今後広がることが予想される。
当然ながら、この短い期間でしかも練習もあまり出来ない環境なので
現時点で私がそこまで変化したかというと、それはNOである。
ただ、日本に帰ってからの練習が今から待ち遠しい程に
やることが山ほど有る。
また、レッスンを終えてからも色々な情報を提供してくれた。
なんと、Saxで福音、つまり和音を出す技法の本まで教えてくれた。
早速明日にでも購入しに行くことにする。

Alecのレッスンが終わった後は、いよいよ待ちに待った
スティービー・ワンダーのトリビュートLiveである。
Live HouseはTOTOと同じBB King Blues Clubである。
音も前回のTOTOの時に非常に良かったので
もし席が悪くてもあまり心配いらない所が嬉しい。
行ってみると、結構人が既に入っている。
見るなら正面の方が良いと思い、多少後ろながら正面の席にした。
待っているといよいよLiveが始まった。
最初から名曲の数々で勢いよくLiveが展開してゆく。
しかし、、、演奏が良くない!!!
確かに上手なのだが、それだけである。
一人一人の個々の演奏能力は高いのだが
全くアンサンブルになってない。
DrumsとBassもバラバラで、コーラスもフラットしていて
ブラス関係もPower感が全くない。
名曲の数々をアレンジして面白くして来るのかと思ったら
そのままのコピーBANDである。
私としては聞いていて面白くも何ともない。
何とも残念なことである。
特にこのLive Houseでは一回目のTOTOで感涙しているためなのか
耳が厳しくなっている事もある。
しかしながら、このLiveは酷い。
よくこのLive Houseが出演をOKしたものである。
客の入りもそこまで良くないし
途中で結構帰る人もいた。
中にはお気に入りの曲が沢山流れているので
ご機嫌な人もいるが、TOTOのLiveとは明らかにグレードが下がる。
とにかく料金の分は楽しもうとしっかり聞いたのだが
やはり良くない。
まぁ、こういう事もあるとは解っていたが
大好きなスティービー・ワンダーでこれをやられると
さすがに少々腹が立った。
次回のジョン・スコフィールドもこのLive Houseだが
彼ならこんな事はないと思うので期待したい。

2003年05月15日

ジョン・スコフィールド

BB King Blues Clubでの最後のLiveを見に行った。
前回のスティービー・ワンダーのトリビュートのような
Liveでは無いことを祈りつつ、今回は一時間以上前に
Live Houseに入った。
中にはいると今までとは全く違ったセッティングになっており
ステージ前には何もない。
ダンサーでも入れるのかと思いながら
とりあえず少し遠目だが真正面のPA席のすぐ横に席を取った。
軽く食事を取りながら待っていると
どうも客層が変である。
明らかに男が多い。
中には高校生くらいの客もいる。
日本でもそうなのだが、GuitaristのFanは何故男が多いのか・・・
Liveが終わってもGuitarの所には大体男が集まり
やれ上手いだの、セッティングがどうだこうだと
誉めながらも何か良い情報を聞き出そうとする輩が多い。
やはりGuitarとなると非常にプレイヤーが多いため
オリジナリティーを出すのに皆一生懸命なのだろう。
ホントに女っ気が無い。
マイク・スターンの時もそうだった。
始まる前から皆ステージの前まで行ってセッティングをチェックして
写真を撮ったりしている。
そんな異様な雰囲気の中Liveが始まった。
私はジョン・スコフィールドの事に関してはあまり知らない。
最初はDJ,Sax,Bass,Drumsという構成で始まった。
曲の途中から登場するか、二曲目,三曲目から出てくるのかと思いきや
いっこうにGuitarが出てくる気配がない。
待ち続けること一時間。
ついにLiveが終わってしまった。
最後のMCを聞いていると、どうやら前座のBANDだったようだ。
後でGaku氏に聞いてみると、こちらではたまにあることらしい。
そうとは知らず、真剣に聞き入ってしまった。
確かにスティービー・ワンダーの時よりは良いのだが
やはり華がない。
少々物足りないと思っていたが、当然である。
セッティングをチェンジするために30分くらい時間を空けて
いよいよジョン・スコフィールドの登場である。
やはり全然違う。
これが本物の華のあるアーティストという感じで
堂々たる風格と、何か期待させるような雰囲気が漂っている。
曲が始まると、人々がステージの前に集まった。
ここで初めてこのLiveがスタンディングだという事を知った。
こんな事なら最初から前で陣取っていたモノを・・・。
しかしながら、私の席は音が良い。
その上、こちらの人々は背が高いので本当に一番前で見上げないと
彼等を間近で見ることは出来ない。
まぁ、結果オーライということになる。
曲は思いっきりClubをイメージさせるアレンジで
Macintoshのラップトップを使って、Drumsと見事に同期させている。
その上非常にセンスの良いサウンドで心地よい。
個人的にはジョン・スコフィールドの音はあまり好きではないが
彼のチャレンジしようとしていることやアイデアは
本当に素晴らしいものだった。
あの歳でこんな事が出来るとは、全く持って尊敬する。
本当に次から次へと面白いアイデアを繰り出して来る。
アレンジも本当に緻密に計算され尽くした洗練さがあり
非常に勉強になった。
このLiveも日本に帰ってからの自分のLiveの一案に
大きく影響を及ぼすLiveであった。
しかし、、、長い。
Live Houseに入ってから出てくるまでの時間はおよそ5時間。
さすがに座り疲れた。
次回は前座のないLiveを期待したい。
その方が、より集中力も高まり聞き入ることが出来るはずである。
明日は最後のOffの日なので、街をぶらぶらと歩いて見る予定である。

2003年05月17日

Soulive

ラストのLiveに行ってきた。
Souliveというグループで、日本でも既に大分売れているBANDである。
場所はIrving PlazaというClubである。
チケットを買いに来たことはあるが
実際に中に入ったのは初めてである。
中に入ってみると席が何もない。
どうやら今日はスタンディングのLiveのようだ。
19時に並んで20時に中に入り、21時になってやっとLiveが始まった。
メンバーを見ると、Souliveではない。
どうやら女性のシンガーらしい。
しかしどこかで見たような・・・。
するとMCが入り、ミシェル・ンデゲオチェロだというではないか。
ジョン・スコフィールドの様に、どこぞの前座BANDかと思いきや
それだけで十分に満足のいくアーティストが出てきて驚いた。
曲が始まってしばらくはこのBANDのグルーブを掴むことが難しかった。
というのも揺れる揺れる。。。
テンポはあっているが、もの凄いタイムである。
Bassはもとより、Drumsまでトリッキーなフェイントをかけてくる。
しかも、それをBANDは最初から知っているようで一寸の狂いもない。
グルーブが解って来ても、少し気を抜くとロストしてしまうような演奏である。
ふと客側を見ると、、、、誰も乗れてない。
それもそうだろう。私でさえこんなに苦労してるのだから。
客は乗ろうと努力はしているのだが、すぐにロストしてしまう感じだった。
これがまた客を見てると面白い面白い。
初心者のDrumsを見ているような感じで反応が面白い。
一生懸命に何か掴もうとしているのだが、上手くいかない。
そうこうしているうちに、Liveが終わった。
その後ステージ転換の為に20分ほど休憩となった。
しかしながらミシェル・ンデゲオチェロが聞けるとは
なんともラッキーな最終日である。
そしてついにSouliveの登場である。
やはりステージが彼等専用に最初からセットアップされているため
こちらの方が音が俄然良い。
CDとは比べモノにならない迫力でガンガン演奏していく。
メンバーはOrg、Gt、Drの三人である。
元々、三人なのでスペースが使い放題である。
その為、三人が三人とも好きなところで遊びまくっている。
それでも、落とすところは落としているので緩急はしっかりしている。
これまた非常に勉強になる事ばかりである。
有り難い。
彼等もジョン・スコフィールドと同じく曲調が非常に似ている。
それでも飽きさせないのは、彼等のプレイから来るモノだろう。
おそらくCDであれば、こんなに長くは聞けない。
生の迫力に魅了されてしまった。
しかしながらこのLiveは長かった。2時間たっぷりやってくれた。
Live Houseを出たのは1時近かった。
Live Houseと言えば、このLive Houseは音が良くない。
NYでワースト一位である。
というのも低音がモワモワして音像がはっきりしない。
Clubという箱の性質から考えると許容範囲内かもしれないが
DJがレコードを流しているのではなく、生の演奏をしているので
音像がしっかりしていないと、どうしても迫力が出し切れない。
Blue Note NYの様なところで彼等の演奏を聴いたらもっと良いものだと思う。
とにかく最後のLiveが終わった。
帰りは少々遅かったがSubwayで帰った。
それでも2時前くらいならば、最近はSubwayも人が結構乗っている。
昔は本当に危なかったらしいが、有り難いことである。
日本も早く24時間で電車を動かしてもらいたいものである。

明日はいよいよ出発の日である。
出る前にDiaryを書いて行くことにしている。
というのも帰るのが明後日の夜になるからである。
行きと違って、帰りはこちらをNY時間の18日の昼に出ると
日本に着くのは日本時間の19日の夕方だからである。

2003年05月24日

渋谷

渋谷に行った。
というのも山本氏と少々音楽の話をしに行ったのである。
渋谷の街を歩いていて、やはり人が多い。
というよりも道が狭い。
その為、人が実際の数以上に思えてしまう。
一週間前はNYにいたので、妙な感覚である。
山本氏と待ち合わせの場所に行くと
渋谷で夜にLiveの杉山氏も来ていた。
実は行こうと思っていたのだが風邪のため遠慮させて頂いた。
前から見たかったBANDなので残念である。
三人でコードの事で色々と話した。
言い出しっぺは山本氏なのだが
やはりみんな色々と勉強していて良い刺激になる。
ちょっと出来るくらいでは通用しない。
この感覚が面白い。
その後で山本氏とタワレコに行き、いろいろと試聴した。
しばらくCDのリリースの事に関して、気に止めなかったので
色々なアーティストがCDを出していて非常に面白い。
中でもハイラム・ブロックの新作は抜群に良い。
最高である。
是非ともLiveでみたいと思うのだがスケジュール次第である。
いやはや、本当に良い。
他にもデビッド・サンボーンもリリースしていた。
スティービー・ワンダーのIsn't She Lovelyなど
有名な曲のカバーを幾つかやっていて興味深いモノである。
今回の作品はちょっと大人な感じで深みがあって良い。
たまにはCDショップで時間を潰すのも一興である。
良い一日であった。

2003年06月22日

新宿

新宿Pit InnにLiveを見に行った。
昼の部である。
我が師匠の一人である藤陵雅裕氏のLiveだ。
Drumsは小山太郎氏。
NYで非常にお世話になった方である。
現在一時帰国中である。
両氏のオリジナルナンバーも聞くことが出来て
素晴らしいLiveであった。
また一つ刺激になった。
実は初めてのLive Houseでどんな箱なのか楽しみにしていたところ
これまた良い雰囲気だった。
やはりLiveはこの位の距離が一番良い。
聴く方としてはの話だが・・・。
演奏する方としては楽屋があったりと、ついつい大きなLive Houseに
期待をしがちなのが面白いところである。
今夜は日本対コロンビア戦である。
勝ってくれ・・・・。

2003年06月29日

共演!渡辺貞夫氏

渋谷Selmer Japanにて、バンドーレン社の
新製品紹介のレセプションが行われた。
幸いにも私の所にも招待状が来た。
行ってみると、最後列になんと渡辺貞夫氏が座っていた。
非常に恐縮ながらその一つ前の列にて話を聞いていた。
今回はバンドーレン社が新しく発表したリードの「ZZ」と
マウスピースの「オプティマム」の説明であった。
マウスピースの方は、私には関係の薄い商品だったが
リードの方は興味深い商品であった。
実は、一週間くらい前に既にチェックはしていたが
説明を聞くと、これまた興味が沸くものである。
私の場合はTenorに使うリードとして試行錯誤の途中である。
何事もなくレセプションは終わり、その後の懇親会である。
始まる直前に来たので解らなかったのだが
マンディ満ちる氏のバックのSax奏者である木村佳代子氏がいた。
以前から交流があり、久しぶりに逢ったので非常に楽しく話させて頂いた。
彼女のHome Pageは一番下にリンクがあるので
是非一度遊びに行ってみて頂きたい。
そして懇親会も大分落ち着いた所で、一度外に出ていた渡辺氏が
帰ってきたのである。
そして、開口一番「何かやろうよ。」である。
言うが早いか、早速Pianoを弾き始めた。
と言うわけで、セッションである。
今日はレセプションが目的なので、楽器を持ってきている人が少ない。
私は偶然にも楽器を持っていたのである。
これはまたとないチャンスである。
一番で飛び入りしてみる。
渡辺氏に伴奏を弾いてもらって演奏するなど
滅多にない経験である。
そのうち、渡辺氏が楽器を手にして吹き出した。
そして、私の方を見てバトルを仕掛けて来てくれたのである。
もうこちらとしては何を吹いているのか良く解ってないが
とにかく意味のある音を出そうと必死である。
まさか渡辺貞夫氏と共演出来るとは思わなんだ。
何とも、今年一番の得をしてしまった。
その後も何曲かセッションして、今度は宴会になっていた。。
やはり、彼ほどになるとオーラが出ていて
こちらとしては何とも近寄り難いのである。
別に彼は非常にフレンドリーな方なのだが緊張してしまう。
貴重な体験であった。

2003年07月04日

新譜

最近出た新譜を幾つか試聴した。
BBSの書き込みにもあるので、最初に渡辺貞夫氏の新譜を聴いてみた。
何が良いってリチャード・ボナが凄い。
田伏氏ご推薦だけあって、良いGrooveが出ていて
なんとも心地の良いモノであった。
続いてジャコである。
未発表の作品を幾つか含んだアルバムだった。
最初のスタジオバージョンのチキンは新鮮であった。
どうもチキンというとお決まりのベースパターンから始まってしまうが
このバージョンはちょっと違った感じで良かった。
そして、鈴木重子の新譜を聴いてみる。
実は曲目に大好きなスティービー・ワンダーのOverjoyedが入っていたので
聴いてみたかったのである。
結果は、、、普通だった。
いっその事、思いっきり変えて欲しい所だったのだが
そうでは無かった。
最後に今井美樹のカバーアルバムがJazzコーナーにあったので
気になって聴いてみた。
この手のアルバムは非常に微妙な事が多い。
しかし、このアルバムは彼女の曲をBossaやJazzでカバーしていて
これまた良いのである。
良く考えてみれば、彼女の楽曲は武部聡氏、坂本龍一氏
久石譲氏と言った私の好きな作曲家ばかり。
となれば、彼等の曲を本場の方々が遊び心満載で演奏するとなれば
面白いのは当然である。
と言うわけで、この新譜はGoodである。
他にも沢山試聴したのだが、めぼしいモノはこんな感じであった。
しかしながら、非常に刺激のある試聴だったので
嬉しい限りである。

2003年07月05日

Hideaway

西新宿のHideawayというLive Houseで
AsaというVocalのLiveがあった。
実はGuitarが山本敏夫氏なのである。
開演前に余裕で間に合う時間に出たのに
大江戸線に見事に裏切られた。
都庁前という駅で下りるはずだったので
私は大門でホームに下りてみると丁度電車が発車する所であった。
表示を見ると、両国経由都庁前行き、とあった。
当たり前のように乗り込んだのだが、行けども行けども着かないのである。
不思議に思い車内の路線図を見てみると・・・。
何と逆方向に進んでいる。
初めて知ったのだが大江戸線は山手線のようになっていて
ぐるぐる回っているのである。
都庁前に行くのなら、大門からは逆方面に行った方が全然近い。
だったら、なぜ混乱するような表示をするのか・・・。
駅員にクレームをつけてやりたい気持ちを抑えてLive Houseへ急ぐ。
1stは途中からだったが、非常に良かった。
2ndの方は、プレーヤーに酒が回っているらしく
1stのようなキレがなかった。
しかしながら、VocalのAsa氏の声が良い。
Live Houseは非常に狭く、ちょっと昔のクラブっぽい所であった。
クラブと言っても踊るような所ではなく
俗に言うママのいるようなお店であった。
マスターが一人で経営しているのだが
店が狭いため、時折MCに口を挟んでいた。
何とも奇妙なLive Houseであった。
8月中にはオリジナルを書いて、次のLiveに望むとのことなので
次回も楽しみではないかと思われる。

2003年09月17日

MDR-CD900ST

某電気製品ディスカウントショップのポイントが貯まったので
ヘッドホンを買いに行った。
と言っても、実質はほとんどタダである。
何とも得した気分にさせてくれる制度である。
価格調査をした上で購入すれば、相当な利益である。
で、購入したのは中学時代から、いつかは購入しようと
ずっと考えていたSonyのMDR-CD900STである。
レコーディングスタジオには必ずあるアレである。
音質を理解してもヘッドホンコーナーにあると
必ず試して「やっぱり音の分離が格段に良い」と
一人で浸っていたので音質は文句なし。
最近は家の防音室での練習が多いため
防音室のデッドすぎる音響だとやはり感覚的におかしくなる。
そのため、私はマイクを通して軽いリバーブをかけて
ヘッドホンから音を聞いている。
その為、他のオケと混ぜるとマイクから拾った音が埋もれてしまい
どうにも音像が掴みにくい。
音程を取るのも少々具合が悪くなる。
しかしこの製品はそんな心配は全くなく
精一杯練習に専念できるのである。
ヘッドホン一つでそんなに変わるモノかと思ってしまうが
これが、変わるのである。
もしこんな環境に身を置いている人がいたら
是非とも試してみて頂きたい。

2003年10月15日

Eagles

伝説のBANDであるEaglesが9年ぶりに新曲を発表するらしい。
このSiteでも発表している通り、私はこのBANDが好きである。
まぁ、当たり前と言ってしまえば、それで終わってしまうが
名曲が多いのである。
またあのしゃがれた声がもう。。。良い。
こういう形での新曲は、とかくあまり良くないケースが非常に多いが
彼らはどうなのだろうか。
心配ながらも、期待に溢れるニュースである。

2003年11月05日

高級志向?

タワーレコードが日本一高い着メロサービスを開始した。
というのも1曲100円という異常な値段である。
プロの作曲家による手作りを前面に出しているそうだが
非常に滑稽である。
プロの作曲家というと響きは良いが
結局は打ち込みで作ったただのデータである。
特にアレンジが変わったなどの変更はないようである。
私は以前着メロのバイトをしようかと迷い
面接に行って、実際に少しだけやった経験があるが
データの正確さや仕上がりのスピードを考えれば
そこにいた職人の方はプロの作曲家よりもずっと効率が良く
良いデータを作る事になれている。
となると、この「プロの作曲家が時間をかけて作った」という
このサービスのデータには全く価値がない。
しかもこれが高額となれば、ますます馬鹿馬鹿しい事この上ない。
どうやら「高級志向」を大幅に取り違えているのではないだろうか。

2003年11月09日

ケーブル

家で使用している機材のケーブルに
幾つかガリが出てしまったため、ケーブルの買出しに
東京随一の電気街に出かけた。
あの町は本当に人種が全く違う。
独特の雰囲気があり、少々怖いくらいである。
それはさておき、ケーブルの安売りを探していると
休日特価のセールをやっている店を見つけた。
普通は800円から1000円程度するケーブルが
平気で100円から300円くらいで販売されている。
もちろん、それなりに少々粗悪なものであるが
録音に使用しない限りは問題はない。
大事な配線は私は自分でケーブルを作ってしまう。
それでもコストが1/2くらいで済むのである。
大体の用事が終わった後で、ブラブラと歩いてみると
とにかく奇妙奇天烈な物が多い。
たまにフラっとこの町を散歩してみるのも
良いと思われる。
ただ、あまり行き過ぎると悪影響を受けることも・・・。

2003年11月29日

Profuse

最近サンレコなどに広告を出して
サウンドハウスと張り合っていると思われる店に行ってきた。
というのも年末のセールだからである。
名前はProfuseといってPA機器が豊富にあり
普通に購入するよりも安いのである。
セール中ということでやはりいつもよりも大分安かった。
マイクスタンドなども半額で良い買い物をした。
場所は少々不便だが車を持っている人ならば
問題はないと思われる。
一度覗いてみてはいかがだろうか。

2003年12月03日

閑古鳥

tatuのコンサートが東京ドームで行われたのだが
内容は散々なモノだったらしい。
前日の公開リハーサルボイコットなどなどで
マスコミに大きく勘違いしたパフォーマンスをしたモノの
いざ始まってみると初日はガラガラで
関係者とその家族を除くと数える程しか客が来ておらず
これなら近くの後楽園ホールでも十分という話もある位である。
その上、1時間近く遅れてtatuが出てきて
演奏したのは50分程度というモノである。
また、二日目に至っては観客の歓声をオケに入れて威勢をはり
しかも口パクという最悪のショーとなった。
既に飽きられているのか、主催者の財布がどうなっているのか
同情するばかりである。

2003年12月16日

Jackson5

最近はsoulやFunkモノを普段から好んで聴く事が多い。
その中でも素晴らしいと再認識したのはJackson5である。
これが子供か???
という様な素晴らしい芸術性。
その上、この年でこの味を出すとは・・・。
など、考え出すと恐ろしくなってしまう。
後に彼等が成功しているのも納得である。
名曲「I'll be there」などは何度聞いても
ただただ驚くばかりである。
自分も練習しようと思う今日この頃であった。

2003年12月27日

曲名

北海道で携帯電話に身の回りに流れている曲名の解らない曲を流すと
後でその曲名がメールで送られてくるという画期的なサービスが
試験的に実施されている。
このサービスが雑音が多少入っていても22秒間携帯電話で
曲を流す事が出来ればそのデータをデータベースと照合して
自動的にメールで知らせてくれるというモノである。
しかしながら、実際には22秒間もの長い間ナレーションもなしに
曲が流れると言う事は希であり、ラジオなどの場合は
ほとんどそのラジオ局のWeb Siteに掲載されるため
改良の余地が考えられる。
しかしながら、このサービスは今後の可能性としては
大きなモノを秘めていると考えられる。
私自身、以前に音楽データベースに関して論文を発表した事があるが
今回ようなデータベースは不可能と考えていただけに興味深い。
是非とも頑張って欲しい。

2004年02月16日

CDの逆輸入

格安で知られる、日本のアーティストのCD逆輸入版だが
この度、五年以内に発売されたCDの
逆輸入が禁止になるというのである。
レコード会社としては、逆輸入版ばかりが売れてしまい
日本での利益が少なくなっているのである。
それに伴い、アーティストの収入も大幅に減ってしまうのである。
これは非常に微妙である。
消費者であり、生産者でもある私としては、どちらに転んでも
両手をあげて喜んでよいものか、解らない。
おそらく、一人の消費者としての損害より
一人の生産者としての損害の方が
大きいと思われるので、どちらかと言えば賛成なのだが
逆に、これにより消費数が減ってしまっては元も子もない。
何とも心配であるが、このまま放っておくわけにも行かないので
仕方が無いといったところだろうか・・・。

2004年03月11日

ライバル出現。

トヨタが人工唇を備え、なんとTrumpetを
演奏できるロボットを開発してしまった。
これでは、ロボットがSaxを始め、楽器を演奏するのも夢ではない。
私としては非常にまずい立場にある。
ロボットより下手では、示しがつくどころか
立つ瀬が無くなってしまう。
とにかく練習あるのみである。
ちょっとMatrix気分なニュースであった。

2004年03月19日

RIKO企画

RIKOさんの企画で山中湖へ久々の旅行に行くこととなった。
昼過ぎに先発隊で3人で出発した。
しかしながら、到着した時には既に微妙な時間で
とりあえず宿へ移動した。
ここで驚くべき事が、RIKO氏の料理の腕である。
普段のVocalistの姿からは想像もつかないような
素晴らしい腕前である。
後発で来た田中さんも相当な腕前という事で
この自炊旅行は非常に楽しそうである。
大浴場もサウナまでついて、ほとんどプールで
もう文句のつけようのない旅行内容になりそうである。
明日以降に今から期待してしまう。