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2006年11月 アーカイブ

2006年11月01日

日本対コスタリカ

2006世界バレー、日本は昨日の手痛い黒星発進の後
第2戦目、コスタリカと対戦した。
昨日同様に格下ながら、ジャンプ力が異常に高い。
その上、昨日の試合で韓国を下しているだけに
甘い考えで勝てる相手ではない事は証明済みである。
今回の世界バレー、イタリアや中国と言った強豪国も
厳しいスタートを切っており、厳しいのは日本だけではない。
それだけに、この試合できっちりと悪い流れを断ち切って
次につなげて欲しいものである。

日本のスタメンは竹下、高橋、小山、木村、宝来、荒木
そしてリベロに菅山と、昨日の最初のスタメンと同じ布陣である。

第1セット、まずはラリーで粘った末、日本のポイントで始まる。
その後も連続ポイントで序盤からリードを奪い
最初のテクニカルタイムアウトは8-3と日本が圧倒する展開。
セット中盤も小山のバックアタックなどが決まり
昨日の敗戦の影響もなく、しっかりと持ち直している印象を受ける。
そのまま日本はリードを広げ16-7と大量リードで
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
日本としてはこのあたりでブロックポイントが欲しいところだが
さすがにそう上手くは行かない。
しかしながら、試合は日本ペースで進み
24-9とセットポイントを取り、そのまま最後は宝来が決めて
なんと25-9とコスタリカを一桁得点に抑えての勝利。
このままストレートで畳み掛けて欲しいものである。

続く第2セットも荒木の強打で日本のポイントからスタートする。
その後も荒木の2連続サーブポイントでいきなりの3連続ポイント。
このセットも良い滑り出しである。
それに続くように高橋も強力な2連続サーブポイントで
最初のテクニカルタイムアウトは8-2とまたも大量リードで迎える。
テクニカルタイムアウト後、一本挟んで高橋の再びの2連続サーブポイント。
これでこの試合5本のサーブポイントを叩き出しており
恐ろしい程の安定感である。
さすがにこの試合は負ける気がしない。
そのまま2回目のテクニカルタイムアウトも16-5と
安定した試合運びで展開していく。
しかしやはり日本にブロックポイントがないのが厳しい。
試合自体は圧倒的なペースで勝っているが
このまま勝ち上がった時にはブロックポイントがなくては厳しくなるだろう。
とは言え、試合は24-10とまたも日本のセットポイント。
最後は竹下の2アタックで25-11で第2セットも連取する。
おそらくこの試合には勝つと思われるが
どうにかブロックポイントなど、日本の課題となっている部分を
クリアして欲しいところである。

迎えた第3セット、コスタリカのスパイクが外れて
このセットも日本のポイントで始まる。
そのまま日本の連続ポイント、そしてついに荒木のブロックが決まり
いきなりの3連続ポイント、その後荒木のスパイクも決まり
序盤から4連続ポイントで4-0とコスタリカを引き離す。
このままブロックがしっかり決まるようになれば
この試合は満足のいくものとなるだろう。
4-0となったところでコスタリカがタイムアウトを取るが
その後も竹下のサーブポイント、菅山のレシーブからの荒木の強打
そしてそれに高橋が続き、何と7連続ポイントで
一気にコスタリカを潰しにかかる。
その後、コスタリカの連続ポイントがあったが
最初のテクニカルタイムアウトは8-2で迎える。
テクニカルタイムアウト後、またもコスタリカの連続ポイントとなるが
高橋がフェイントで肩透かしを喰らわせ
小山がそれに続きブロックポイント。
それに宝来が強打で、木村がサーブポイントで続き13-4と
コスタリカに傾きかけた流れを一気に日本のペースに引き戻す。
その後も小山のストレート打ちでのバックアタック
高橋のサーブポイントなどもあり
16-7で2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
そして試合は20-10と日本リードのまま終盤へ。
そして23-12となったところで、竹下、高橋のかわりに
高橋翠、井野亜希子を投入。
その井野のサーブは残念ながら外れてしまうが
素晴らしいレシーブを見せた。
コスタリカのサーブが外れ、いよいよ日本のマッチポイント。
最後は荒木のブロックポイントで締めくくり
コスタリカをストレートで下した。
最後のポイントがブロックポイントであるというは
これまた興味深いものである。
これで調子を取り戻し、新しいスタートを切って欲しい。
今後の日本代表の試合にも期待したい。

2006年11月02日

日本対イラン

AFCアジアユース選手権でイランと対戦した。
この大会でベスト4に入ればユースのワールドカップへの
出場権を得ることが出来る。
これまで北朝鮮、タジキスタンを下した勢いで
イランも一気叩いてしまいたいところである。

日本のスタメンはGKに林、DF内田、槙野、柳川
MFはA代表も経験する梅崎を筆頭に田中、柳澤、柏木、青山
FWは森島、青木という布陣である。

イランのキックオフで試合開始。
日本は立ち上がりから良い位置でのフリーキックを得る。
得点には至っていないが、立ち上がりから素晴らしい気迫で
イラン陣営に大きく攻め込んでいく。
この姿は非常に好印象である。
逆にイランは前半2分でイエローカードを貰うなど
立ち上がりは最悪である。

しかしイランも後がない状態である為、必死である。
前半8分あたりではイランが大きく攻め込み
決定的な場面が数多く生まれ
一気にイランに流れを持ち込まれる。

前半22分、ついに待望の先取点が生まれた。
この試合でイランの弱点となっていた右サイドから
中央の梅崎へパスが入り、ドリブルで持ち込み
相手GKの股を抜く技ありのシュート。
さすがA代表経験選手である。
これで1-0とグループリーグ1位通過に向けて
大きく一歩近づいたことになる。

先制点のあと、イランの猛攻を交わしながらも
攻め続けるが、無得点のまま前半は1-0で折り返す。

迎えた後半、いきなりのゴールが。。。
後半から投入されたイランの選手が
サイドから攻めこんだ選手からのパスを受け
それをそのままゴールに流し込み同点。
ここまで何とか持ち堪えていただけに
日本にとってはこれが悪い結果を生まないよう
気持ちを持ち直して、追加点を狙って欲しい。

日本は後半に投入したハーフナーにボールを集め
追加点を狙っていくが、イランの強力なフィジカルの前に
なかなか攻め込んでいく事が出来ない。
守備にしても、イランの強いあたりに負けてしまい
こちらも厳しい局面となっている。

そんな後半26分、またもイランに得点される。
中央からの高いクロスにヘッドで競ったボールが
そのまま高い弧を描き、日本ゴールへ吸い込まれた。
狙ったシュートではなかったようだが
これはイランの勢いが呼び込んだゴールとも言えるだろう。
これで日本はこの試合、4点差でイランに負ける事になれば
日本、イラン、北朝鮮の三ヶ国が勝ち点同点となり
最悪の場合はグループリーグ敗退という
これまで1位通過を狙うような
有利だった日本にとって信じられない状況に追い込まれた。

とは言え、4点差で負ける事はまずあり得ない為
実質この時間帯で、この点差であれば
日本のグループリーグ通過は間違いない。
しかしながら、どうせなら1位通過を狙いたい。
それにはどうにか同点にする必要がある。

後半40分が過ぎると、さすがのイランにも疲れが見え
日本に再び流れが訪れ始める。
しかし結局イランに一歩及ばず2-1のまま試合終了。

同時進行していた北朝鮮対タジキスタンの試合が
1-0で北朝鮮が勝利した為
日本の決勝トーナメント進出とグループリーグ1位通過が決定した。
一時はヒヤッとした試合で、後味は悪いものとなったが
次につながった事には変わりなく、結果として1位通過した事には
変わりないので、決勝トーナメントでの日本の躍進に期待したい。

2006年11月03日

日本対ケニア

世界バレー2006、日本はアフリカの女王ケニアと対戦した。
ケニアは日本人の菅原監督が率いており
彼は柳本監督の師匠でもある監督。
この師弟対決という点でも目が離せない試合となる。

日本のスタメンは竹下、高橋、宝来、小山、荒木、木村
そしてリベロに菅山とこれまでと同じメンバーである。

第1セット、高橋がいきなり肩透かしを喰らわせるフェイントで
日本のポイントから始まる。
その後も日本はポイントを重ね、最初のテクニカルタイムアウトは
8-5と快調な滑り出しで迎える事となる。
しかし徐々にケニアが逆襲の5連続ポイントで12-11と追い上げる。
やはりコスタリカ戦の様に大量リードで
快勝というわけにはいかないようである。
しかし2回目のテクニカルタイムアウトは16-12と
日本が再度リードを広げて迎える形となった。
この試合課題となっていたブロックも
少しずつではあるが、決まってきており
日本バレーの本来の形が出てきている。
その効果もあり、中盤で追い上げられた後は
安定した試合運びで24-15とセットポイントを迎え
最後は高橋の強烈なスパイクで25-15で
第1セットをものにした。

続く第2セット、荒木の強打で日本のポイントで始まり
それに高橋が続き、いきなりの連続ポイント。
願わくば、このケニア戦もストレートで決めて欲しいところである。
一度は同点となったが最初のテクニカルタイムアウトは8-5で迎える。
しかしこのセット、ケニアに勢いがあり第1セットのように
思うような展開にはなっていない。
特にケニアのブロックが決まっており、流れが一気にケニアに。
タイムアウト後には4連続ポイントで
8-9とついに始めてケニアに逆転されてしまう。
そしてその悪い流れを断ち切ることが出来ず、その後2点のリードを許し
2回目のテクニカルタイムアウト14-16とケニアのリードで迎える。
しかしテクニカルタイムアウト後、小山、木村のスパイクに加え
荒木のブロックなどもあり、18-17とようやく逆転に成功する。
その後日本は一気に8連続ポイントで24-17と
これまでの流れがウソのようなセットポイント。
そして最後は竹下のサーブポイントで9連続ポイントとなる
25-17で第2セットも連取する。
この爆発感はケニアにとってはまさに悪夢だろう。
相手の勢いを挫くには十分すぎるパワーである。

そして迎えた第3セット、日本は宝来に変えて杉山を投入。
これまでの宝来のプレイを見ていると
明らかにスピードが上がっており、柳本監督としては
杉山の代わりで宝来の起用を考えていたのだと思われる。
しかしながら、宝来の調子がこの大会思わしくなく
得意なブロックも小山、荒木よりも少ないため
神速ブロードが使える杉山を戻したのだろう。
第3セットも粘った末、木村のスパイクが決まり
日本のポイントで試合が始まる。
その後も杉山の活躍もあり、いきなりの3連続ポイント。
心配された足にテーピングされている様子もなく
体調には問題ないようである。
そして杉山のブロックが大当たりとなり
気がつけば5連続ポイントで5-0と一気にケニアを引き離す。
そのまま最初のテクニカルタイムアウトは8-2と日本のリードで迎える。
タイムアウトの後、ケニアに少々逆襲されるものの
小山、木村、竹下の活躍で一気に16-7で
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
日本はそのまま流れに乗ったまま、全く止まらない。
8連続ポイントという大爆発で19-7と大きくリードする。
ケニアのポイントを1つ挟んだ後、高橋のスパイク
荒木のサーブポイントなどでリードを広げ
ついに24-9でマッチポイントを迎える。
最後は今日大活躍の杉山が決めて25-10で
コスタリカ戦に引き続きストレートでケニアを下した。
チャイニーズタイペイに負けた痛手はあったが
この流れのまま行けば、心配ないだろう。
明日の韓国戦も大いに期待したい。

2006年11月04日

Live! & 日本対韓国

新中野にあるLive House弁天にてRIKO氏のLiveを行った。
今回はRIKO+弁天Friendsと題しての素晴らしいメンバーで
お送りするLiveである。
Guitarには松田肇氏、Bassには佐久間明弘氏
PianoにはHeysuke氏、そしてDrumsに石川英一氏と
そうそうたるメンバーをRIKO氏が引っ張るという
強力なBANDとなった。
このメンツの中に私が入る事ができ、何とも嬉しい限りである。
Liveはもう文句なしの素晴らしい出来で、楽しませて頂くと共に
様々な勉強をさせて頂いた。
今後、このLiveの出来事1つ1つに大きな影響を受けるであろう
そんなLiveであった。
また、リハーサルと本番の間にはその体のほとんどがスパイスで
出来ていると噂されるGuitarの松田肇氏オススメのカレー屋で
メンバーの方々と食事をする機会もあり、何とも素晴らしい1日となった。
また御一緒できるよう、日々精進したい。


さて、世界バレー2006で日本は宿敵韓国と対戦した。
このところ、韓国にはストレートで勝つなど
余裕のある試合運びであっただけに
この試合は安定したプレーで韓国を下して貰いたい。

日本のスタメンは竹下、荒木、木村、高橋、小山に加えリベロに菅山。
そしてこの試合は宝来に変えて杉山が入っている。
やはり昨日の流れから行けば杉山の方がまだ一枚上手なのだろう。

第1セット、竹下の素晴らしいトスから木村が決めて
日本のポイントで始まる。
その後も韓国のミスや、高橋・小山のスパイクなどでリードを広げる。
このリードも杉山の効果的なポジション取りで
相手ブロックが揺さぶられた為、ポイントを稼げたと言って良い。
宝来も素早さは良いのだが、ブロードなどの動きのあるプレーは
まだ杉山に及ばないのだろうか。
その流れのまま、最初のテクニカルタイムアウトは8-4で迎える。
日本はこの試合サーブが良く、杉山や小山のサーブで韓国を崩し
韓国に流れが行きかけた時も、小山の強烈なバックアタックで
一気に流れを引き戻し、2回目のテクニカルタイムアウトも
16-11とリードをキープしたままである。
しかしここで韓国が逆襲、2点差まで詰め寄り
そのままじわじわと20-18と試合終盤へ。
とは言え、日本は焦らず木村の安定したスパイク、小山のバックアタック
杉山の神速ブロード、そしてそれらを効果的な配球で操る竹下の活躍で
24-21とようやくセットポイントを迎える。
日本はここで竹下に変えて高橋翠を投入。
しかし高橋はプレイすることなく、韓国のミスで25-21で
日本は第1セットを先取した。

続く第2セット、まずは高橋の強打で先制する。
しかしここに来て韓国のブロックが当たり出し
小山が2連続でブロックに捕まり韓国にリードされるが
その直後、異常に長いラリーを粘りに粘り
最後に小山が叩き込んで得点。
ところがこのプレーの後も韓国の勢いを挫けず
小山がまたもブロックに捕まってしまう。
そのまま最初のテクニカルタイムアウトは5-8と
韓国にリードされる展開。
完全に韓国のブロックと粘りにやられた形となった。
この展開に対し日本はブロードと小山のバックアタックで応戦。
ただこれでも韓国の勢いが止まらない。
追いつきそうになるとまた引き離され、13-16と
点差は変わらず2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。
しかしここに来てようやく日本に流れが戻り始め
韓国のミスに始まり、小山・竹下のサーブポイントで
18-18とついに同点に追いつく。
ところがここで韓国が連続ポイントで18-20と再度突き放す。
この韓国の流れのまま、20-24とついに韓国のセットポイント。
杉山が一本やり返すが、21-25で第2セットは韓国に取られる。

セットカウント1-1で迎えた第3セット、日本がきっちりと立て直し
竹下によるいきなりのサーブポイント。
そして竹下は2本連続のサーブポイントを取り
その後もポイントを重ね、日本は3連続ポイントで
序盤から韓国を引き離しにかかる。
ただ韓国も黙っているわけはなく、5-5と同点に持ち込まれる。
そのまま韓国に逆転を許し7-8と僅差ながら韓国リードで
最初のテクニカルタイムアウトとなる。
しかしタイムアウトの後、小山のバックアタック、高橋のブロックなど
日本がようやく爆発し始め12-10とまた日本がリードする。
この試合、韓国は本当に日本のスパイクを良く拾う。
今までの対戦相手なら確実に決まっていたプレーも
異常な粘り方で拾ってしまう。
こういった相手は本当に戦っていて嫌なものだろう。
日本がリードした後、今度は高橋が飛ばしに飛ばし
16-12とリードを広げて2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
高橋の安定したプレイはこういった時に本当に頼りになる。
しかしこの流れに韓国が挫けない。
3連続ポイントで16-15と一気に1点差に詰め寄る。
日本はこれに対して杉山・荒木のブロードなどで応戦し
20-18とリードを保ち試合終盤へ。
その後も高橋がワンタッチを狙った技ありのスパイクや
異常に長い距離の平行トスを叩き込む大技など
高橋を中心に24-19とついに日本のセットポイントを迎える。
ここで韓国がまたも驚異的な粘りを見せるが
最後も高橋の超人的なテクニックによるスパイクが決まり
25-21で日本が第3セットを取った。

セットカウント2-1で迎えた第4セット。
このセットは高橋のスパイクがブロックされ
韓国のポイントで始まる。
しかし直後に木村がやり返し、それが流れを呼び込み
韓国がミス、そして荒木のサーブポイントで3連続ポイント。
このセットで韓国を負かしたいものである。
その後もセッターの勉強を続けてきた木村の素晴らしいトスを
高橋がキッチリ決めるなど良い流れが日本に来る。
ところがまたも韓国が粘りを見せて流れを変え
最初のテクニカルタイムアウトは6-8と逆転されてしまう。
日本もその嫌な流れに負けずに粘るのだが
韓国の勢いに負けて2回目のテクニカルタイムアウトは
11-16とリードを広げられてしまう。
しかし高橋の強気なプレー、韓国のミスで弱ったところに
杉山が一枚ブロックでブロックポイントと14-17と3点差に詰め寄る。
その後も小山の柔らかいスパイク、杉山のブロックなどで
もう一度流れを呼び込み、18-18とついに韓国を捉えることに成功する。
ところが韓国もここで負けじと連続ポイントで18-20と突き放す。
この試合、見ていられない程に怖い展開ばかりで
韓国の粘りには本当に嫌気がさすほどである。
それだけにファイナルセットに持ち込まれる前に
このセットで倒しておきたい。
その願いが通じたかの様に、韓国がサーブミス。
ここで日本は竹下に変えて高橋翠を投入。
ブロックを期待したメンバーチェンジが功を奏し
この大事な場面でブロックポイント。
これで20-20とまたも同点に持ち込む。
その後韓国が1ポイント返したところで日本は竹下を戻す。
そして戻ったばかりの竹下が絶妙なトスを上げ
それを荒木がキッチリと決めて21-21とまたも同点。
ところが、この直後小山がサーブを外し21-22。
しかしそのミスを荒木が強打で帳消しにし
それに高橋が続き、ネット際の押し合いで押し勝ち23-22と
ついに韓国からリードを奪う。
そしてこのプレッシャーが韓国に影響したのか
この大事な場面で韓国がサーブミス。
これで24-22としたところで、最後は竹下のサーブポイント。
本当に厳しい試合ではあったが、勝利に手中に収め
この勝利で一次リーグ突破を決めた。
日本にとってこの試合は本当に苦しい戦いになったが
次のポーランド戦で大きな力になるだろう。
この世界バレーでは一次リーグの成績がそのまま二次リーグに
持ち越されるため、明日のポーランド戦も勝利しておきたい。
明日も粘り強く、そしてスピードに溢れた試合を見せて欲しい。

2006年11月05日

Live! & 日本対ポーランド

三軒茶屋Grapefruit MoonにてMCMのLiveを行った。
今回は今年4月に行ったような演劇の要素の強いモノではなく
いわゆる音楽のLiveと言った形である。
このLiveでは私も楽曲を2曲ほど提供しており
これらの演奏の具合も良く、特に大きなトラブルもなかったので
一安心と言ったところである。
このMCMのLiveは毎回非常にやる事が多く
大変なので、細心の注意が必要となる。
次回は来年の2月近辺にまた演劇の要素の強いLiveを
する予定になっているようである。
お暇な方は是非一度遊びに来てはいかがだろうか。


さて、バレーボールである。
2006世界バレー一次リーグで日本はポーランドと最終戦を戦った。
この世界バレーでは一次リーグの成績がその後も響くため
既に一次リーグ突破を決めた日本だが、気を引き締め直し
このポーランド戦で勝って次の二次リーグに駒を進めたい。

日本のスタメンは竹下、杉山、高橋、荒木、木村、小山
そしてリベロに菅山と韓国戦と同じオーダー。
ポーランドはヨーロッパの強豪。
前回の試合ではストレートで下したが
この世界バレーは特に何が起きるか全く予想が付かない。
それだけにより気を引き締めて戦って欲しいものである。

第1セット、日本はアウトになりながらもブロックをし
ポーランドのポイントから始まるが、良いリズムを生みそうである。
序盤からポーランドは調子が悪く、点差こそ開かないが
このポーランドの調子が出ない時に一気に叩きたいモノである。
しかしそれでも欧州の強豪。
最初のテクニカルタイムアウトは6-8とリードされて迎える。
ところが、中盤に来て木村が爆発。
杉山をおとりに使った攻撃が面白いように決まり
極めつけは木村のサーブポイント。
これで一気に逆転し13-12とリードする。
それに小山、高橋のスパイクが続き、そして杉山がブロックポイント。
結局2回目のテクニカルタイムアウトは16-13と大逆転で迎える。
ポーランドのブロック陣は完全に翻弄される形となり
このセットは絶対に取っておきたい。
しかしポーランドが徐々に点差を詰めて19-17と
2点差に詰め寄り、ここでタイムアウト。
このタイムアウトの後もポーランドの勢い止まらず19-19と
ここで捕まり、そのまま19-20と逆転されてしまう。
ただ、ここは荒木がポーランドの流れを断ち切り20-20。
その影響のためか、ポーランドのミスで21-20。
そしてそこに高橋のダメ押しのスパイクで22-20と
再度リードに成功する。
その後も高橋が連続で叩き込み23-20。
ポーランドが1つ返すが木村が難しいトスを打ちきって24-21と
ついに日本のセットポイント。
最後は高さのポーランド相手に杉山のブロックポイントで
25-22と大事な最初のセットをモノにした。

続く第2セットもポーランドのポイントで始まる。
ところがこの後、木村がまたも爆発。
相手から返ったボールをダイレクトで打ち込んだかと思えば
今度はブロックポイントと、3-1とリードする。
しかしポーランドも連続ポイントなどで切り返し
最初のテクニカルタイムアウトは6-8と第1セットと同じ展開。
ポーランドリードだったが、中盤になってポーランドが
サーブミス、アンテナ、オーバータイムスとミスを連発。
13-12と日本が一気に逆転する。
その後ポーランドと苦しいラリーが展開されるが
高橋が値千金のスパイクでリードを広げ
その流れに乗って2回目のテクニカルタイムアウトは
16-13と日本が逆転、リードして迎える事となる。
しかしポーランドも引き下がらずセット終盤に向けて盛り返す。
そして終盤になりポーランドが21-23と逆転。
この大事な場面で高橋が大事なポイント。
それに今日大爆発の木村が難しいトスを打ちきって連続ポイント。
23-23と同点に引き戻す。
しかしポーランドが一歩リードし23-24とポーランドのセットポイント。
ところがまたもこの大事な場面で高橋の驚異的なスパイクが決まり
24-24とデュースに持ち込む。
このあたりの粘りはポーランドに取って嫌な展開だろう。
そしてラリーの末、ポーランドのポイントとなり24-25と
またもポーランドのセットポイント。
ここでポーランドがプレッシャーに押されたかドリブルで
25-25とまたも同点に。
しかし高橋のサーブが外れ25-26とポーランドのセットポイント。
ところがここでポーランドも同じくサーブを外し26-26と同点。
その後、またもポーランドのポイントとなり26-27となるが
ここで荒木がこの試合良く決まっているストレート打ちで
27-27で同点に引き戻す。
そしてこの後、荒木がブロックでついに28-27と
日本がセットポイントを取る。
しかしこの流れをポーランドが裁ち切り28-28。
ここまで白熱すると、どうにかこのセットは取りたい。
そしてここで木村が値千金のアタックで29-28と
またも日本のセットポイント。
最後はこの試合異常な安定感を出している高橋が
きっちりと決めて30-28で日本が長い第2セットを取り
セットカウント2-0と連取に成功した。

そして迎えた第3セットは荒木のブロックポイントで
日本のポイントから始まる。
長い第2セットを取った勢いでこの試合一気に決めて欲しい。
日本は序盤から木村のサーブポイントなどでリードを広げ
この試合始めて序盤からリードを奪い8-3で
最初のテクニカルタイムアウトを迎える事となった。
ポーランドは第2セットの負けを引きずっているのか
乱れており、ミスが続いている。
そこに杉山のダメ押しのサーブポイントで11-4とリードを取る。
ポーランドはキャプテンのミレツが負傷によりスタメンから
外れているのだが、それも原因の1つとなっている。
しかし、ポーランドはここでミレツを戦線に戻し
流れを引き寄せにかかる。
このミレツの加入もあり、11-7とポーランドが3連続ポイント。
ただ、日本も小山が流れを切る強烈なスパイク。
ポーランドの切り返しで日本にミスが続く場面もあったが
2回目のテクニカルタイムアウトも16-11と日本リードで迎える。
このタイムアウトの後、ミレツの加入が原因か
ポーランドが一気に盛り返し連続ポイントで17-16と追い上げる。
そして試合終盤、19-19とついにポーランドに同点とされる。
そのまま20-21とポーランドペースとなり、ついに逆転。
ここで日本はタイムアウトを取り、流れを変えにかかる。
ここまで良いペースで来ただけに、絶対にこのセットで決めておきたい。
しかしこのポーランドの勢いが止まらず20-22。
ここで日本はこの試合活躍している木村を使い21-22。
ポーランドもこれに対しバックアタックで応戦し21-23。
ところが日本はまたも木村で22-23。
日本が木村ならポーランドはミレツで22-24。
ついにポーランドのセットポイントとなる。
しかしそこは強気にもう一度木村の強打で23-24。
そしてそれに影響されるように、ここで杉山のブロックポイント。
これで24-24と一気に日本に流れを引き戻しデュースに持ち込む。
しかしここで日本がタッチネットで24-25とポーランドのセットポイント。
ただ、日本はすぐに杉山で取り戻し25-25とデュースに引き戻す。
となれば、ポーランドは長いラリーを制して26-25と
またもポーランドのセットポイントとする。
ところが、ここでまたも杉山のブロックポイントで26-26とデュースに。
しかしポーランドは引き下がらず26-27とする。
そのまま最後は荒木のスパイクが外れて26-28で
この試合始めてセットを落とす。

続く第4セットは高橋がブロックにつかまり
ポーランドのポイントで始まる。
しかし小山がすぐにやり返して流れを引き戻す。
その後も高橋、小山の強打や木村のサーブポイントなどで
8-2と徹底的にポーランドを叩いて最初のテクニカルタイムアウトを迎える。
しかしポーランドも連続ポイントで切り返す。
ポーランドはこの連続ポイントからまたも盛り返し9-7と
2点差まで詰め寄ってくる。
この試合本当に気の抜けない白熱した素晴らしい試合である。
ポーランドの流れを小山、杉山が切って連続ポイントで
12-8ともう一度日本に流れを戻す。
ここでポーランドが堪らずタイムアウトを取るが
タイムアウトの後、荒木が一枚でブロックポイント。
13-8としたところで、この雰囲気がポーランドに影響したのか
ポーランドのスパイクがアンテナに当たり14-8。
その後ポーランドのポイントを挟んで、またもポーランドは
キャプテンのミレツを投入し流れを引き戻しにかかる。
第3セットの事もあるので、このミレツ加入の後の
ポーランドの勢いには中止したい。
日本はこのポーランドの勢いを上手く殺して
16-11とリードしたまま2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
しかし第3セットでは2回目のテクニカルタイムアウトの後で
逆転されたため、このセットは注意しておきたいところである。
その後は一進一退の攻防のまま20-14と日本リードで
いよいよこの試合の終盤を迎える。
そしてポーランドのポイントを挟んで
小山が絶妙なフェイントで21-15、それに荒木が続いて22-16。
そのまま荒木がもう一度強打で打ち込んで23-17。
そしてここで小山が大事な場面でのバックアタックを決めて
日本連続ポイントで24-18とマッチポイントを迎える。
ポーランドのキャプテンミレツの得点を挟んで
最後はこの試合大爆発の木村がきっちりと決めて25-18と
この大事な一戦をモノにした。

初戦のチャイニーズタイペイにやられはしたが
その後、一次リーグが終わってみれば一敗のみの
破竹の勢いで突き進み、チームとしての力を高める結果となった。
成績の上では初戦の黒星は痛かったが
その後のチームの成長を考えれば良い結果に終わったと信じたい。
今度の水曜から始まる二次リーグでの日本の躍進を期待したい。

2006年11月06日

Recording & 日本対サウジアラビア

鈴木達也氏の依頼でSoprano SaxでのRecordingを行った。
今回もBGMの楽曲で、数ヶ月後にデパートやコンビニ
NHKなどで流れる予定である。
今回の楽曲も素晴らしい楽曲で
私も渾身のプレイをさせて頂いた。
私の音が解る方は是非とも楽しみにして頂きたい。


さて、サッカーU-20日本代表はインドのバンガロールにて
アジアユース選手権準々決勝をサウジアラビアと戦った。
このアジアユース選手権でベスト4に残れば
来年カナダで行われるU-20のワールドカップへの
出場権も獲得出来る大事な一戦。
確実に勝ちたいところである。

日本のスタメンはGKに林、DFに内田、堤、福元、槙野
MFに梅崎、田中、柏木、青山、FWに森島と河原が入っている。

試合開始から日本がチャンスを作るなど
良い流れで試合が展開する。
試合は雨の中で行われており、ピッチの状態も良いとは言えない。
そんな悪条件の中、前半7分いきなり試合が動いた。
右サイドからの内田の攻めに対応しきれず
サウジがファウルで止め、そのフリーキックからのボールを
河原が見事にヘッドで合わせてゴール。
前半の早い時間帯から良い形でリードを奪う。

そのまま日本はリズムに乗って攻め
終盤にサウジに流れが傾いた場面はあったが
前半は非常に良い形で折り返した。
この感じで行けば、この試合追加点が十分に期待できる。

迎えた後半、立ち上がりから日本は強気で攻め
前半に引き続き良い攻撃を展開する。
しかしながら結果に結びつかず、追加点が遠い。
そのまま試合時間は過ぎた後半36分。
日本が少し集中力が切れたところに悪夢が訪れた。
ペナルティーエリアに攻め込まれ、それを倒して
サウジアラビアにPKを与えてしまう。
結局それを決められ、嫌な時間帯に1-1と
試合を振り出しに戻される。

リードしていただけにこの時間帯の失点は
サウジアラビアに勢いを与えると共に
日本の鋭気を挫くのにも十分効果がある。

しかし日本はここで引き下がらず攻めに転じる。
サウジアラビアの時間浪費作戦にも負けず
とにかく攻めていたが、この姿勢が奇跡を呼び込んだ。
もうダメかと諦めかけた試合終了間際の
後半44分、途中出場の青木が値千金のゴール。
相手に阻まれながらも波状攻撃を続け
そのこぼれ球をキッチリと押し込んだ。
日本の気合いが呼び込んだ素晴らしいゴールである。

これで日本は2-1と勝ち越し点を挙げ
後は残り時間を守りきるだけ。
しかしロスタイムはサウジアラビアの
時間浪費作戦の影響で4分の表示。

この日本の得点の直前くらいから
インドのスタジアムでまたも一部停電で
照明が2つほど落ちており
少々くらい中で試合が展開される。
このあたり、いい加減にもうアジアサッカー協会あたりが
注意を下し、場所を変えるか修理をさせるか
対応をして欲しいものである。
A代表でなくとも、ここまで酷いと興醒めしてしまう。

そんなアクシデントはあったが、そのまま試合は終了。
日本がアジアユース選手権でベスト4に残り
来年のU-20のワールドカップへの出場権を獲得。
後はこのアジアユース選手権で良い結果を残すだけとなった。
次の準決勝ではライバル韓国との戦い。
ここは何としても勝って欲しいものである。
今後のU-20日本代表に期待したい。

2006年11月07日

Lantern Session

神泉のLanternにて第1週恒例のSBCのSessionを行った。
今回は色々とレパートリーを増やそうと
結構準備して行ったのだが、こういう時に限って
良いメンバーが集まり、何の心配もなくレパートリーが増える。
そう、私が用意していった曲は1つも出番がなかった。
これは喜ばしい事である。
ホストメンバーが関与しなくても素晴らしいSessionになるのだから
それに越した事はない。
今回はBassの松本央氏もいきなり参戦し強力なGrooveが発生。
円道一成氏を始め、第2週の大御所の方々も多数参戦し
何とも賑やかなSessionとなった。
そして終了後にサプライズ。
実は明日、私のBirthdayだという事を覚えていてくれて
大御所の恵須川氏と若手のやこ氏を中心に
Happy Birthdayの歌のプレゼントが。
Sessionですっかり忘れていたところだったので
驚くと共に、本当に嬉しかった。
誕生日をLanternで迎えてしまうと言う事は
骨をここに埋めろと言う掲示だろうか。
私と同じ誕生日の友人は6人くらいいるのだが
ここで書ける方では、私も時折御一緒する横浜秘宝館の
宮下梢氏も私と同じ誕生日である。
私と同じ誕生日の友人達にも良い一年を送って頂きたい。
心に染み入る暖かいSessionであった。

2006年11月08日

ありがとう & 日本対キューバ

本日めでたく誕生日を迎えることが出来た。
今年も昨年に引き続き、E-mail,mixi,greeなどで
多くのメッセージを頂き、嬉しい限りである。
最近良く御一緒させて頂いている方々から
大分ご無沙汰してしまっている方々まで
本当に数多くのメッセージに驚いてしまった。
普段は自分の目標などは書かないのだが
今日からの一年はSaxの更なる向上は勿論
楽曲の制作のスピードアップ・品質向上
Vocalの表現力・技術、FluteのLiveでの積極使用
TpのRecでの使用に至るまでの技術向上
KeyのLiveでのサポート的使用あたりを目標に
頑張っていきたいと考えている。
こう考えると自分の課題が山積みである。。。
しかし最大限の努力で頑張る所存なので
是非とも期待して頂きたい。


さて、世界バレー2006の二次リーグで日本は
世界トップレベルのキューバと対戦した。
女子選手最高到達点を誇るカルデロンがいるこのキューバ。
これまで何度も悔しい思いをさせられているだけに
今回の最強の日本女子代表でどうにか倒して頂きたい。

日本のスタメンは竹下、高橋、木村、荒木、杉山、小山
そしてリベロに菅山とこのところのスタメンから変化はない。
キューバもカルデロンを中心に最強のスタメンを揃えている。

第1セット、まずはカルデロンが決めてキューバのポイントで始まる。
序盤はキューバは自ら取った得点をミスで失点し
2-2までは日本は何もしていない。
日本最初の得点は高橋のフェイント。
最初からフェイントというのも高橋らしく、面白い。
その後もキューバはミスを連発。
最初のテクニカルタイムアウトは8-5で日本のリードで迎える。
キューバは非常に強力なチームだが
同時に非常に荒いチームでもある。
ちょっとしたことで調子を崩したかと思えば
一度調子に乗ると止めようのない力を出す。
序盤、キューバが本来の力を出せないうちに
ボコボコに叩き、一気にストレートで下してしまいたい。
タイムアウトの後、8-8まで追いつかれるが
キューバはまたもミスでばたつき
日本はリードを保ったまま16-15で
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
その後もキューバは連続得点でリードを取るが
ミスで自滅し、調子が出ていない。
しかしそれは日本も同じで、この試合はこれまでの
試合と比べると少々ミスが多い気がする。
そして試合は20-20と両者譲らすセット終盤へ。
キューバはミスが続き23-21で日本がようやく頭1つ抜けだし
24-21とブロックアウトでセットポイントを取り
最後は荒木のブロードで25-22で第1セットを先取した。

続く第2セット、荒木の強力なスパイクで
日本のポイントで始まる。
第1セットの流れから、日本の調子が良い。
このまま一気にキューバを潰したいところである。
しかしキューバも少しずつ立ち直っており
最初のテクニカルタイムアウトは7-8で
キューバリードで迎える。
その後もキューバが連続得点で少しずつリードを
広げていたが、日本もフェイントや
杉山のブロックなどで食らいつく。
気になるのは小山がブロックに捕まり
あまり決まっていない事である。
結局2回目のテクニカルタイムアウトは12-16と
キューバにリードを取られて迎える。
しかしテクニカルタイムアウト後、木村のバックアタック
小山の強力なジャンプサーブで14-16と連続得点。
その後も木村がまたも大車輪の活躍で16-17。
このセットを取ることが出来れば日本は大分楽になる。
ところがキューバもここで踏ん張り17-20とし
日本はリードと取られたままセット終盤へ。
18-21となったところで日本は小山に変えて落合を投入。
小山が捕まってしまっているだけに落合に期待したい。
キューバはサーブミスなどで、ここに来てばたつくが
21-24でキューバのセットカウント。
日本は落合のスパイクや荒木のブロックポイントで
23-24まで詰め寄るが、最後は決められて
23-25で第2セットは落としてしまう。

セットカウント1-1で迎えた第3セット。
まずはキューバのポイントで始まる。
このセット、第2セットに引き続き落合が入っている。
キューバは前のセットから本調子に戻っており
このセット序盤から日本はリードを取られ
最初のテクニカルタイムアウトは4-8で迎える。
しかし日本も中盤に来て盛り返し
木村のスパイクや荒木のサーブポイント
そしてキューバのミスなども多少あり1点差に詰め寄る。
ところがここでまたもキューバが連続得点。
2回目のテクニカルタイムアウトは10-16と
キューバに大きく引き離されて迎える事となる。
しかしタイムアウト後、日本はもう一度奮戦し
連続ポイントを重ね何とか食らいつき16-20でセット終盤へ。
その後も連続ポイントで18-20と2点差。
そのままキューバにセットポイントを握られながらも
日本は落合などの活躍で食らいつくが22-25で
第3セットもキューバに取られてしまう。

そして迎えた第4セット。
日本は既に後がないこの第4セット、キューバのサーブミスで
景気良く、日本のポイントから始まる。
しかし荒木のサーブも外れて1-1。
ただ、ここは高橋が技ありのブロックアウトを狙ったスパイクで
荒木のミスを帳消しにする活躍。
最初のテクニカルタイムアウトは6-8でキューバリードで迎える。
このタイムアウトの後、日本は連続ポイントで8-8と同点に戻す。
そして杉山のブロックポイントで10-9とついに日本がリード。
そのまま一進一退の攻防が続くが、荒木のブロックポイントと
キューバのスパイクミスで16-14で日本がリードを広げて迎える。
ところがここでキューバが盛り返し18-20と
再びキューバにリードされてセット終盤へ。
そのまま日本は落合、杉山がブロックに捕まり20-24で
キューバに一気にマッチポイントに持って行かれる。
日本は1点を返し、そこで高橋翠を投入。
この高橋が素晴らしいプレーで22-24。
しかし最後は高橋翠が狙った2アタックがアウトになり
22-25で二次リーグ初戦を落としてしまった。

初戦黒星発進とは言え、それは一次リーグでも同じ。
ここから全勝で勝ち上がって欲しいところである。
明日のトルコ戦に期待したい。

2006年11月09日

日本対トルコ & 日本対韓国

世界バレー2006、二次リーグで日本はトルコと対戦した。
昨日のキューバ戦敗戦は非常に手痛いスタートだが
まだメダルへの道が完全に閉ざされたわけではない。
苦しくはなったが、残り全勝して可能性を広げたい。

日本のスタメンは昨日と変わり、小山に代わって落合が入り
その他は竹下、高橋、木村、杉山、荒木、リベロに菅山と言う布陣。
トルコには若手のサウスポーで得点力の高い
ネスリハンがおり、これにどう対抗するかが
勝負の鍵となるだろう。

第1セット、まずはトルコのサーブミスで日本のポイントで始まる。
日本は木村のスパイクが続きいきなり連続ポイント。
これは幸先の良いスタートである。
しかしその後トルコに追い上げられ
最初のテクニカルタイムアウトは7-8とトルコに
一歩リードされる展開で迎える。
そしてタイムアウトの後、トルコの連続ポイントで
序盤からリードを広げられる。
しかし日本はここで落合が爆発。
ブロックにアタックにと活躍し4点差あったところを
13-12と一気に詰め寄り、杉山がクイックで続き
13-13と同点まで追いつく。
そしてそのまま日本はリードに成功し
2回目のテクニカルタイムアウトは16-14と逆転して迎える。
願わくば、このまま一気に第1セットは取りたいところである。
その後も落合が冷静な判断で活躍する他
杉山の神速ブロードなどが功を奏して連続ポイントを重ね
19-14とトルコを大きく引き離してセット終盤へ。
終盤に来てトルコも追い上げてくるが24-22で
まずは日本のセットポイント。
しかしここでトルコが連続ポイントで24-24のデュース。
この後のセットの事も考えると、このセットは確実に取り
流れを掴んでおきたいところ。
そしてこの大事な場面でまず高橋が決めて25-24と
日本のセットポイントとするが、トルコもネスリハンが
きっちり決めてデュースに引き戻す。
そしてそのままトルコのポイントで25-26とトルコのセットポイント。
しかしここは杉山が決めて26-26と同点に戻す。
その後もトルコが決めるが、荒木がやり返し
一進一退の白熱した展開が続く。
そして28-28となったところで、菅山が会心のレシーブ。
それを高橋がきっちりと決めて29-28と日本のセットポイント。
最後は木村の強打で30-28と長い第1セットに勝利した。
最初から苦しい試合だったが、このままの流れで
一気にトルコをたたんで欲しいところである。

続く第2セットはトルコのポイントで始まる。
しかし日本は杉山のブロック、アタックなどで4連続ポイント。
その後トルコも追い上げるが、杉山のブロックが大当たりし
最初のテクニカルタイムアウトは8-5で日本のリードで迎える。
日本は得意のスピードバレーでトルコのブロック陣を揺さぶるが
トルコも引き下がらずにジリジリと追い上げる。
そして2回目のテクニカルタイムアウトは15-16で
トルコに逆転されて迎える事となる。
日本はこのテクニカルタイムアウトの後
連続得点で17-16と逆転するが、トルコもそれに対応し
一進一退の攻防が続く。
その後トルコがリードしたまま展開し
日本が同点に持って行く場面もあったが
22-24でトルコのセットポイント。
そのまま最後は荒木のスパイクが外れ
22-25で第2セットはトルコに取られる。

セットカウント1-1で迎えた第3セットは
高橋のスパイクで日本のポイントで始まる。
そして相変わらずの杉山のブロックが大当たり。
神速ブロードも健在で序盤から良いリズムである。
5-4になったところで落合に代えて小山を投入。
この小山の投入で一気に流れを日本に持って行きたい。
そしてその小山のバックアタックも決まり
最初のテクニカルタイムアウトは8-5で日本リードで迎える。
その後トルコも追い上げ、セット中盤は
一進一退の攻防となる。
しかし2回目のテクニカルタイムアウト直前に
トルコに連続ポイントを許し14-16とトルコリードで
テクニカルタイムアウトを迎える事になる。
しかし、テクニカルタイムアウトの後
日本は粘り、19-18で一歩リードしたところで
竹下の値千金の素晴らしいサーブポイントで20-18。
ただ、トルコもしっかりと連続ポイントで20-20。
ところが、ここで今度は荒木のブロックで21-20。
何とも白熱した素晴らしい試合となってきた。
荒木がブロックを決めればトルコはクイックで21-21。
トルコがクイックなら今度は高橋がコースを狙って22-21。
そしてこの高橋が続けて決めて23-21。
日本はここでワンポイントブロッカーで宝来を投入。
そしてこの宝来の投入が大当たりでブロックポイント。
しかも2連続でブロックポイントを決め25-21で
第3セットは日本が勝利。
この宝来のブロックには恐れ入った。
本当に素晴らしい活躍である。

そして運命の第4セット。
日本としては出来ればこのセットで決めて
ファイナルセットへの持ち越しは避けたいところである。
第4セットは荒木のブロックポイントで日本リードで始まる。
このセット日本はリズムに乗って序盤からリードを取り
ネスリハンのアタックも封じ、杉山のブロックも大当たりと
素晴らしい試合展開で最初のテクニカルタイムアウトは
8-4と4点のリードで迎える事となる。
その後も日本のブロード攻撃にトルコは完全に取り残され
小山が入った事によりブロックに飛ぶ陣形も崩れ
日本の攻撃が面白いように通り、日本はリードを広げ
2回目のテクニカルタイムアウトは16-9と
怒濤の7点リードで迎える。
このままリズムが崩れなければ確実にこの試合勝てるだろう。
そして試合は日本リードのまま20-12と終盤へ。
そのまま日本は24-17でマッチポイントを握り
危なげない試合展開で最後は杉山のブロックで
25-17でトルコを下した。

この勝利で日本は二次リーグ突破を決めた。
しかしメダル獲得の為には今後も負けるわけにはいかない。
決勝リーグへの切符は掴んだが、明日はセルビアとの一戦。
どちらにせよ今後も強豪との試合が待っており
厳しい試合が続くことは間違いない。
このトルコ戦の勢いをそのままに、このまま二次リーグは
全勝と行って欲しいところである。


さて、今度はサッカーである。
AFCアジアユース選手権準決勝で
U-20日本代表は韓国と対戦した。
既に来年に行われるU-20によるワールドカップに
出場は決まっているが、このアジアユース選手権で
是非とも優勝して欲しいものである。

日本のスタメンはGKに林、DFに内田、堤、福元、槙野
MFに梅崎、田中、柏木、青山
FWには森島と河原が入っている。
控えにはハーフナー・マイクや青木がおり
この2人のFWがなかなか心強い。
対する韓国はこの大会で圧倒的な強さを見せており
日本がそれに対してどう対抗するかも見所だろう。

日本のキックオフで試合開始。
ところが立ち上がり30秒でいきなり韓国のゴール。
スルーパスが通った右サイドからスルスルと上がられ
綺麗に中央に切り替えされてゴールである。
日本はほぼ何もしていない状態で得点されるという
何とも厳しい立ち上がりとなった。
まだ時間があるとは言え、観戦している方は
意気消沈してしまう様ないきなりの先制ゴールであった。

しかしここで日本を救うプレーをするのは森島。
得点には至らないが再三に渡り韓国のゴールへ向かい
素晴らしい攻撃を仕掛け、味方に再び力を取り戻させた。
前半も中盤になると既に立ち上がりのショックは消え
韓国に堂々と立ち向かう日本代表に戻っている。

日本は森島、河原、柏木などが素晴らしい攻撃を仕掛け
その度に何度も決定的なチャンスを得るが
韓国もどうにかそれに対応し、前半は0-1で折り返す。

迎えた後半、韓国のキックオフで始まり
前半同様にまずは韓国が日本に攻め込んでいく。
この後半の立ち上がりは日本にとって大事なポイントとなるだろう。

ここで驚きの展開が訪れる。
前半に韓国にやられたのと全く同じ感じで
後半から入った香川を起点に森島に通し
森島が値千金の渾身のシュートを韓国ゴールに叩き込んだ。
これには韓国が意気消沈した事だろう。
こういう展開の場合、やり返された場合は
やり返された方が大きな精神的ダメージを受けるモノである。
後は日本がこの得点に浮き足立たなければ
次の追加点で勝ち越しと行く事だろう。

しかし今度は韓国がキッチリとやり返そうと
再三に渡り日本ゴールを脅かす。
ただ、前半の日本の様な勢いはない。
既にスタミナが減っていることもあるだろう。
気になるのは日本にファウルが多く
イエローも出ていることである。

そしてその心配が的中したのは後半38分。
韓国の決定的なチャンスを潰した槙野が
ファウルを取られ、一発レッドで退場。
この1-1の状態で守備の要である槙野が退場。
このまま延長戦にもつれ込み、時間が経てば立つほど
何とも厳しい状態が出来上がってしまう事だろう。

韓国はこの槙野の退場を機会に一気に勢いを取り戻し
大いに攻めて来る。
それに対し日本は田中に代えて森重を投入。
どうにか延長戦になる前に決めておきたい。

1人少ない状態の日本に対して
韓国は力でゴールをこじ開けようと必死に攻めるが
日本は何とか守りきるのが精一杯で
韓国のゴールを割る事が出来ず、試合は延長戦へ。

そして運命の延長戦前半、両チーム円陣を組んで臨む。
日本のキックオフ、いきなり開始早々日本の森島が
強力なシュートを見せ、味方の士気を挙げるプレー。

そんな森島の思いが通じたのか
再三韓国に攻め入られ、苦しい思いをしていた
延長戦前半16分、右サイドから柏木が運び
それを柏木を追い越していった梅崎へ。
その梅崎が中央に折り返し森島がシュート。
このシュートを相手GKが弾き、それを途中出場の青木が
これまた値千金の渾身のシュート。
このシュートは相手GKの手にかかるが
その手を押しのけゴールへ。
これで2-1とこの苦しい場面でようやく日本が勝ち越しに成功した。
そのまま何とか守りきって延長戦前半は終了。

迎えた延長戦後半、韓国のキックオフで試合開始。
もうここまで来ると、日本も韓国も必死である。
勢いなどと言う言葉では表現できない力強さで
お互いにしのぎを削る素晴らしい戦い。

そしてそんな延長戦後半5分、日本は自陣ペナルティーエリアの
すぐ近くの中央付近でファウルを犯してしまう。
そしてそのFKが入ってしまう。
これで土壇場に来て2-2と同点になる。

残り10分で、同点に追いつかれてしまうと
既に90分を楽に越えているだけに疲れのある日本にとって
精神的に非常に苦しい状況に追い込まれた。
攻めると言うより、守りきるので精一杯な感じで
結局そのまま延長戦が終了。
試合はついにPK戦にもつれ込んだ。

PK戦になれば日本には有利である。
と言うのも、日本の守護神の林はPK戦に強く
A代表の守護神、川口の様なスーパーセーブを見せる事がある。
それだけに大いに期待したいところである。

迎えたPK戦は林の活躍もあり
お互いに入れたり外したりで5人目までを終え
ついにサドンデスに突入。
日本の6人目が決め、韓国の6人目。
これを止めれば決勝進出という場面で
林がやってくれた。
シュートが放たれた瞬間、横っ飛びで左へ。
そしてこのシュートを止め、ついに決勝進出を決めた。
この試合、まさに先のAsia Cupの川口を見ているようであった。
このアジアユース選手権、この準決勝が事実上の決勝戦と
言われており、次の北朝鮮戦は韓国よりは楽な相手。
これまでこのU-19のアジアユース選手権では
黄金世代と言われた中田や小野の時代でも
優勝することは叶わなかった。
もし、次の北朝鮮戦に勝って優勝したとすれば
今後の日本サッカー界を強く照らす素晴らしい世代の
登場という事になるだろう。
次の北朝鮮戦、大いに期待したいところである。

2006年11月10日

auの躍進

10月24日から始まった番号ポータビリティーで
auが独り勝ちしている事は以前書いたが
その数がさらに伸び続けているようである。
既に10月だけでauの番号ポータビリティー後の
番号ポータビリティーによる契約者増加数は
10万件を越え、完全にDocomoとSoftBankを引き離している。
つまりauはDocomoとSoftBankから合わせて10万件もの
契約者を獲得し、逆にDocomoとSoftBankは
合わせて10万件もの顧客を失ったのである。
さすがのシェアではトップを走るDocomoも
これには大いに焦る事だろう。
しかも、途中経過から考えると大きな痛手となっているのは
Docomoだと考えられる。
SoftBankも\0表記の問題はあったが
Docomoよりもインパクトがあるのは間違いない。
また、auはTu-Kaからの転入もあって
このところ大きくその力を伸ばしている。
さて、auがいつDocomoを携帯シェアトップから
引きずり下ろすか大いに楽しみである。

2006年11月11日

日本対セルビア・モンテネグロ

世界バレー2006で、日本は二次リーグ第3戦
強豪セルビア・モンテネグロと対戦した。
ここまで来ると当然ながら、どのチームも強い。
普段は格下だったとしても、どうなるかは微妙である。
セルビア・モンテネグロの世界ランクは30位。
日本から比べれば完全な格下である。
しかしセルビア・モンテネグロはここまで全勝。
イタリア、キューバと言った最強の相手を
しっかりと倒しており、全く油断のならない相手である。
既に世界ランクなどでは説明のつかない状況と言えるだろう。
日本は既に決勝リーグ進出が決まってはいるが
目標はあくまでメダルであるため、この試合も絶対に負けられない。

日本のスタメンは竹下、荒木、杉山、木村、高橋、小山
そしてリベロに菅山と、トルコ戦のスタメンだった
落合が再びサブに回り、小山がスタメンに復帰している。

第1セットまずは木村のスパイクが決まり
日本のポイントで試合がスタートする。
しかしやはり今一番勢いのあるチーム。
最初のテクニカルタイムアウトは5-8とリードされて迎える。
その後もセルビアの強力なサーブに悩まされ
日本のバレーが出せていない。
このようなチームの場合、サーブが乱れ出すと
非常に簡単に崩れるものである。
それだけにどうにか相手の精神を乱しておきたい。
完全なセルビアペースのまま試合は進み
2回目のテクニカルタイムアウトは10-16で
大きく引き離されて迎える事となる。
そしてそのまま試合は13-20でセット終盤へ。
日本の移動攻撃が通っているのだが
何ともサーブレシーブが上がらない。
どうにか相手の強力なサーブを封じなければ
この試合厳しいだろう。
16-24でセルビアのセットポイントとなり
日本は粘るが18-25で第1セットを落とす。

続く第2セット、セルビアのポイントで始まる。
このセットもセルビアの高さとパワーの前に
非常に苦しい戦いを強いられる。
最初のテクニカルタイムアウトも3-8と、どうにもならない。
相手のサーブにも苦しめられるが
日本の攻撃も移動攻撃以外は相手の高いブロックに
ほとんど止められてしまい、流れを変える小山も
完全に封じられてしまっている。
サーブに苦しめられても、こちらの攻撃が通っていれば
点差は開かないが、攻撃も通らなくなってしまっては
どうにも厳しい展開となってしまう。
2回目のテクニカルタイムアウトも日本は
流れを変える事が出来ず9-16で迎える。
15-20と第2セットも厳しい状況が続いていたが
ここで日本が杉山のブロックなどで反撃。
19-21と2点差まで詰め寄る。
この状況でひっくり返せば、日本に流れが一気にくるだろう。
その後も杉山の神速ブロードが炸裂。
それに高橋がサーブポイントで続き22-23とついに1点差。
しかしセルビアも踏ん張り22-24とセットポイント。
そのまま最後もセルビアが難しいトスを決めて
22-25で日本は第2セットも連取されてしまう。

迎えた第3セット、まずは高橋の強打で
日本のポイントで始まる。
日本は第2セットの最後の流れをそのまま引き継げば
まだ望みは残されているはずである。
第3セット序盤、ここに来てようやく高橋が爆発。
待ちに待ったが、強弱の攻撃を使い分けての大活躍。
高橋の活躍で日本に流れが戻り
竹下がツーアタックにブロックにとその流れが伝わり
最初のテクニカルタイムアウトは8-4と
この試合始めてある程度のリードを奪う事に成功する。
そしてこのテクニカルタイムアウトの後
竹下がまたもブロックに成功。
これには驚いた。
その後も小山が押し合いに勝ち
そして荒木のブロックポイント、ブロード攻撃と
異常なハイペースで12-4とセルビアを一気に突き放す。
恐らくセルビアのアタックの打ち方やブロックの飛び方
そして強力なサーブに合わせるのに
少々時間がかかったのだろう。
そしてここにきて竹下の連続ブロックなどで
一気に力が爆発した感じである。
既に2セット落としているのは苦しいが
これでようやく本来の日本に戻った感がある。
そして16-9で2回目のテクニカルタイムアウトも
日本が大きくリードして迎える。
願わくばこのままこのセットは取って欲しい。
完全な日本ペースで20-11でセット終盤へ。
セルビアもここに来て粘りに粘るが
この点差はさすがに厳しく24-17で
日本初めてのセットポイントを迎える。
最後はセルビアのサーブミスで25-18で
崖っぷちで第3セットに勝利した。

第4セット、日本にとってはまだ後のない状況。
まずはセルビアのポイントで始まる。
第4セットはさすがにセルビアも立て直しており
序盤は一進一退の攻防が続き
最初のテクニカルタイムアウトは6-8と
セルビアにリードされて迎える。
しかしタイムアウトの後、すぐに日本は連続ポイントで
8-8の同点に追いつき、そのまま長いラリーの末
セルビアの連続ネットタッチで10-8と逆転に成功。
どうにかファイナルセットに持ち込み
ここまで全勝のセルビアに土をつけたいところである。
そして2回目のテクニカルタイムアウトも
木村のサーブポイントや高橋の活躍により
16-12とリードを広げて迎える。
しかしタイムアウトの後、セルビアが3連続ポイントで
1点差に詰め寄ってくる。
ただ、やはり試合の流れは日本に傾いたまま。
高橋、杉山、小山の活躍で再びリードを取り
20-18で第4セットも終盤を迎える。
そしてここで荒木がブロックポイント。
セルビアは堪らずタイムアウトを取り
このタイムアウトからまたもセルビアが連続ポイントで
21-20と1点差に詰め寄る。
しかしここは木村が強打でセルビアの流れを切り
それに高橋がそれに勝る強打でセルビアのブロックを
吹き飛ばして23-21。
そしてその勢いに押されてセルビアのアタックがアウトとなり
24-21とまたも日本のセットポイント。
最後もセルビアのアタックが外れ25-21で
第4セットを日本が連取。
これでセットカウント2-2とし、試合はファイナルセットへ。

運命のファイナルセット、竹下のサーブから粘り
まずは高橋の強打で日本のポイントから始まる。
その高橋に続くように荒木も素晴らしいプレーで
日本いきなりの連続ポイント。
ファイナルセットは15ポイントを先取した方が
勝ちとなるため、早めにリードを奪っておきたい。
しかしセルビアもここで粘り3-4と逆転。
ここまで来ると両チーム必死で目が離せない。
そして一進一退の攻防が続き5-5となったところで
杉山の値千金のブロックポイント。
小山のそれに続き強力なアタックで7-5と
再び日本がリードする。
ところが、ここでセルビアが再び盛り返し7-7と同点。
しかしその流れは杉山が神速ブロードで切る。
本当に杉山の活躍には感動してしまう。
大事なところで本当にやって欲しいと願うプレーを
実現してしまうポテンシャルは素晴らしい。
良い流れの中での良いプレーは当然だが
悪い流れの中で、流れを変える良いプレーは
なかなか出来るものではない。
その後も荒木、小山の活躍で10-8と日本リードのまま
いよいよファイナルセット終盤に突入。
11-9となったところで日本は宝来を投入。
しかしこの宝来の上からセルビアのアタックが決まる。
このあたりの身長差は厳しいところである。
ワンポイントブロッカーだったため、再び高橋が戻る。
そしてその直後、またも荒木のブロックポイント。
高橋もそれに続き13-10。
このファイナルセット、当たり前だが日本代表の
選手の顔が恐ろしいほどに集中しており
見ているこちらに異常な気迫が伝わってくる。
恐らくこの状態ならば負ける事はまずないだろう。
そして高橋がまたももの凄い強打で決めて14-11と
ついに日本のマッチポイント。
最後はその気迫に押されセルビアのミスで15-11で
セットカウント0-2からの大逆転勝利。

正直セットカウント0-2となった時は半分諦めかけていた。
しかしやはり勝負は最後まで諦めないでいた方が勝つ。
何とも素晴らしいメンタルである。
個人的には大友や大山などの能力があっても
メンタルの弱い選手が抜けた事により
チームとしてのメンタル面が恐ろしく強化された様に思える。
この勢いならば明日のイタリア戦も良い結果が残せるだろう。
イタリアに勝利する事が出来れば
ついにメダルが手の届く距離に近づく。
これまで全勝だったセルビアに土をつけた事を
大きな力として、明日の試合にも勝って頂きたい。

2006年11月12日

日本対イタリア

世界バレー2006で、日本は二次リーグ最終戦
メダルをかけて前大会王者のイタリアと対戦した。
このイタリア戦に勝てばベスト4進出となり
メダルへ大きく近づく事になる。
昨日のセルビア・モンテネグロと違い
イタリアは完全な格上であり、ワールドグランプリでも
大敗を喫している相手である。
しかし一筋の希望として、イタリアは昨日戦った
セルビア・モンテネグロに負けており
日本はそのセルビアに勝利している。
しかも、その勝ち方は大逆転であり
今の日本は大きな流れに乗っている事は確かである。
綱渡りの試合に見えたかも知れないが
昨日の試合はデータを収集し、セルビアという相手の
独特の戦い方に慣れるまでに2セットを要したと考えられる。
イタリアはセルビアと違い、既に日本に数多くのデータがあり
特徴もセルビアよりは解っているだろう。
それにイタリアは今大会絶好調と言う感はなく
セルビアよりも勢いがあるとは考えにくい。
それだけに、何とかイタリアに勝利して
悲願のメダルに近づいてもらいたいものである。

日本のスタメンは昨日と同様に竹下、高橋、荒木、木村
杉山、小山、そしてリベロに菅山という布陣。
対するイタリアもリニエーリ、ビッチニーニを中心に
最強の布陣で試合に臨んでいる。

第1セット、いきなり日本のミスでイタリアのポイントで始まる。
序盤はイタリアの連続得点が影響したのと
日本がまだリズムに乗り切れていない事も重なってか
最初のテクニカルタイムアウトは5-8でリードされて迎える。
イタリアを倒すためには最初のセットが肝心であり
何とかここから盛り返して貰いたいものである。
しかしこのタイムアウトの後、木村の連続ポイントや
荒木のクイックなどで8-9とリードを縮める。
ここまでを見ている限りは勝てない相手ではない。
たださすがはイタリア、2回目のテクニカルタイムアウトでは
11-16と日本はリードを広げられてしまう。
試合はそのまま15-20とイタリアペースでセット終盤へ。
そして17-24とイタリアのセットポイント。
最後はイタリアのブロックポイントで17-25で
日本は大事な第1セットを落としてしまった。

続く第2セットもイタリアのポイントで始まる。
第1セットもそうだが、どうも日本の攻撃が通らない。
ブロックされるか、拾われるかである。
序盤のイタリアの5連続ポイントが大きく影響し
最初のテクニカルタイムアウトは5-8で
またもイタリアリードで迎える。
しかし中盤に来て日本が徐々に盛り返す展開。
そんな中、小山のブロックポイントで12-14としたところで
イタリアのセンタープレーヤーのパッジが負傷退場。
このイタリアのスタメンが一人抜ける事は痛手であり
日本にとってはチャンスとなる。
2回目のテクニカルタイムアウトは13-16で
日本に流れは来そうだが、スコアには現れていない。
その後もイタリアはサーブレシーブの悪い木村を
徹底的に狙い、なかなか日本に流れを渡さない。
しかしセット終盤に来て、日本が怒濤の5連続ポイント。
20-21と一気に1点差に詰め寄る。
20-22となったところでイタリアはチェントーニを投入。
このチェントーニは日本戦に滅法強い嫌な選手である。
それでも日本はここでまたも連続ポイントで
22-22とついに同点に詰め寄る事に成功。
そしてこの後、木村のアタックで23-22と
この大事なセット終盤に来て逆転に成功。
何とかこのまま勝って貰いたい。
イタリアのポイントを挟んで、高橋のアタックにより
24-23でついに日本のセットポイント。
しかしこの後の高橋のスパイクがアンテナに当たり
24-24とデュースとなり、そこでイタリアに取られて
24-25と今度はイタリアのセットポイント。
ところが、ここでイタリアがスパイクミスで25-25と
またもデュースに持ち込む。
そしてここまで散々止められながらも
諦めない小山の強烈なアタックで26-25と日本のセットポイント。
しかしその後、今度はイタリアも負けずにデュースに戻し
連続ポイントで26-27でまたもイタリアのセットポイント。
そして最後はイタリアのブロックに捕まり26-28で
第2セットも同じくイタリアに連取されてしまう。
良い流れだっただけにこのセットを取れなかったのは手痛い。

迎えた第3セットもイタリアのポイントで始まる。
このセットもこれまでと同じ展開のまま
5-8とイタリアリードで最初のテクニカルタイムアウトを迎える。
日本は今大会No.1リベロの呼び声高い菅山のレシーブや
小山のサーブポイントなどで流れを呼び込むのだが
その度にイタリアのブロックに悩まされる。
高橋や杉山は非常にバランス良く決めているが
それだけではイタリアに勝利するのには厳しい。
中盤に日本は追い上げを見せるが
再びイタリアに引き離され、2回目のテクニカルタイムアウトも
13-16とイタリアリードで迎える事となる。
しかしこのタイムアウトの後、またも日本は盛り返す。
長いラリーを制するなどして15-16と1点差に詰め寄り
そのままイタリアに食い下がる。
そして木村の活躍で17-17とついに同点に持ち込む。
こうなれば昨日のセルビア戦の奇跡をもう一度起こして欲しい。
ところがイタリアがここで連続ポイントで突き放す。
しかし日本も食い下がり22-23とするが
ここで日本のミスで22-24とイタリアのマッチポイント。
日本は小山のスパイクで23-24とするが
最後はイタリアのスパイクが通り23-25で
イタリアにまたも屈辱の敗戦を強いられる。

イタリアに敗戦し、日本のメダルは消えたが
まだ決勝リーグでの5位~8位決定戦が残っている。
決勝リーグ初戦はオランダ。
この敗戦の経験に決勝リーグで大暴れして貰いたい。

2006年11月13日

Microsoft Vistaを考える。

このところVista対応のパソコンが市場で売られているのを
良く目にするが、これには大きな疑問がある。

確かにMicrosoftの新OSであるVistaには
様々な機能が搭載されており、それだけを取り上げれば
非常に魅力があると言えるかも知れない。
しかし、それには落とし穴があるのである。

まず一番に挙がるのがスピードである。
普通、新しいパソコンを購入した時に
一番実感したいと考えるものは何か?

それはスピード。

一口にスピードと言っても色々だが、この場合は体感速度である。
実は現状出ている個人向けの最速のパソコンを購入したとしても
体感速度はまず変わらないと言って良い。

それはなぜか?

現在のXPでは正式にデュアルCPUをサポートしていない。
デュアルだけでなく、CPUが複数あるという事を
OSレベルで理解し、その能力を最大限発揮する事が出来ないのである。
それは当然の事で、XPが発売されたのは遙か昔であり
その頃にCPUがデュアルになる事など想定してもいない。
つまり現在発売されているCore2Duoなどの最新のCPUは
XP上ではある程度は速いが、その性能をフルに発揮できない。

ではVistaの場合はどうだろうか。
Vistaは最新のOSだけあって、デュアルどころか
クアッドなどの2つ以上のCPU、マルチコアCPUの性能を
フルに発揮する事が出来るのである。

と、ここまでは良い。

しかし問題はVistaのOSとしての性能なのである。
店頭でVistaが快適に動く条件を見ればわかるが
デュアルコアCPU以上でメモリは2GBである。
もちろん、これ以下のスペックでもマザーボードなどが
対応していれば動くには動く。
ただ、遅くて買い換えた意味がない。
この快適にVistaを動かすためのスペックだが
現在売られている個人向けのパソコンの中でも
ハイスペックな部類に入る。
つまり、VistaというOS自体が異常に重いのである。

結局のところ、現在売られているパソコンの中でも
一番上のスペックのものを購入したとしても
XPとVista、ほとんどその体感速度は変わらない。
XPはそのCPUの性能をフルに発揮できないし
Vistaは重くてCPUの性能をフルに発揮しても
体感速度的にはXPの時と変わらない。

この事は相変わらずMicrosoftのOSが
いかに粗悪なモノであるかを物語っている。
同じOSの大きなバージョンアップでも
Appleの時はここまで顕著ではなかった。
AppleのOSXが発売になった時も
そのOSのスピードが幾つか問題になったが
それでもやはり最新のスペックのモノを買えば
体感速度はグッと上がった。
このVistaのOSは機能を色々と搭載しているが
結局のところプログラム自体が粗悪で
素晴らしい機能を搭載していても動作が遅い。
これでは本末転倒で、その機能をフルに使用できない。
何ともユーザを無視した悲しい現状であることか。

結局、私のお勧めとしてはVistaが発売されても
すぐに飛びつかない事をお勧めする。

理由としては、まず第1にVistaが出ても
そのVistaにあったアプリケーションがすぐに発売にならない事。
動くには動くものもあるだろうが、スピードが遅いのである。
それならばXPでフルにそのアプリケーションの
スピードを活かした方がストレスがない。

第2に私の予想ではVista自体が完全に普及するのに
非常に長い時間がかかる事と
Vista自体が安定したOSになるのにも同じくらいの
時間がかかると言う事である。
新しいモノ好きなら構わないが、そうでないのなら
周囲とのデータのやりとりなどで不便になる為である。
恐らくVistaが完全に普及するのには5年位の歳月は必要だろう。
それに最新のOSにはバグがつきもの。
XPでさえ、未だにセキュリティーホールが見つかるのだから
最新のVistaなどは異常なバグがあると考えられる。
そしてそれらが安定するのにもやはり長い歳月がかかる。

第3に現状の最高スペックのパソコンでも
Vistaの真の性能は引き出すのは不可能だと思うのである。
と言うのも、快適に動かすスペックが現状の最高スペックに
近いモノであると言う事は、本当はもっと上のスペックが
必要になるのではないかと思うのである。
事実CPUのスピードが上がっても体感速度が変わらないのなら
よほどのメリットがなければ買い換える意味がない。
確かに機能は多く搭載しているが
それは早急に必要になるものではない。
個人的には近いうちに発売すると思われるクアッド以上のCPU
つまり4つ以上のCPUを搭載している超高速のCPUが
当然の様に市場に出回り、現在の最新のスペックのものより
2倍近く速いCPUが出始めた頃にVistaに移行するのが
一番経済的であり、不便がないだろう。
時期的には2008年の春あたりが一番良いのではないだろうか。

ただ、私は新しいモノ好きと、好奇心が異常に旺盛な事もあり
もう少し早く実験的に導入するかもしれない。

さて、あなたはどうする?

2006年11月14日

免許更新+機材購入 & Lantern Session & 日本対韓国

実に忙しい1日であった。
まずは免許更新である。
恥ずかしい話だが、違反者講習のため
2時間の講習を受けに鮫洲へ。
私はこの鮫洲運転試験場が死ぬほど嫌いである。
と言うのも、私は車の免許を取る前に
原付の免許を取ったのだが、その時に最悪の思いをしたのである。
当時高校生の私は免許など軽く取得できると考え
全く勉強することなく試験場へ。
まずは見事に玉砕。
しかしながらそれでも85点という高得点。
と言うわけで、またも調子に乗って「次は慣れたから大丈夫」と
頭の中で準備をして2回目&玉砕。
確か84点くらいだった覚えがある。
ここでさすがに少々凹み、今度は問題集を購入。
しかし近所の本屋に薄い問題集しか売っていなかったので
問題を少し解いていけば大丈夫だろうと思い購入し
軽く流して勉強して3回目・・・玉砕。
88点でまたも落ちてさすがに頭に来て
今度は問題集をしっかりと解いて4回目。。。玉砕。
なぜ????
そう、この時にようやく気づいたのだが
私が持っている問題集は本当に簡易的なモノで
解説や引っかけ問題のポイントなどが記されていない。
基本的にどこが間違ったのかは教えてくれない上に
まさか引っかける為の問題があるなどとは思ってもいない。
そのため、それに気づくまでに4回も・・・。
と言うわけで、別の参考書を立ち読み(なぜか購入したら
それは自分が政府に敗北した事を意味すると考えたので)で
頭に叩き込んでからいざ試験場へ。
結果が87点・・・・!?
そう、今度こそはと気負ったせいか5回目も玉砕。
しかしここで奇跡が起きた。
恐らく今思えば法に違反していたのかも知れないが
何度も私が来るので、試験場の人が私を覚えており
明らかに落ち込んだ私が通った時に一言。
「午後も受けてみる?」
普通試験は1日1回でそれ以上は受けられないのだが
この試験場の方の情けにより午後にもう一度受け
さすがに今度は気負いもなく、98点で合格。
嬉しかったが、もう二度と来るまいと
まるで自分の心の中では刑務所のような扱いをして
試験場を後にした。
という嫌な思い出があり、それ以来「鮫洲」という単語を聞いただけで
嫌な空気が私の頭をよぎるというトラウマを負ってしまったのである。
当然だが、その後も財布を落とした事があり
その時も鮫洲でないと再発行が出来ない。
そして今回は違反者講習。
そうなっているのは解るが、鮫洲に来る時は決まって
悪い事があった時だけなのである。
今回は講習も少しだけ早めに終わり
鮫洲では悪い事はなかったが、やはりもう行くのは嫌だ。
もし仕事を選べる立場なら、鮫洲で演奏する仕事は
出来れば断りたいくらい嫌だ。

無事免許更新が終わり、一足先に渋谷へ直行。
そしてモニター環境を良くするため、現在使っている
Sonyの900STと並んで業界で定評のあるヘッドホンで
AKGのK240Studioを石橋楽器で購入。
今まではSound Houseが一番安かったのだが
どうやら石橋にその流通経路が移ったようである。
そして今度はSelmer Japanへ。
今年こそはと決意して練習に練習を重ね
ようやく決心がついたので、何とTrumpetを購入。
Bachのシルバーのモデルでリバースのライトウェイト。
型番がLR180ML43SPというモデルである。
これまでは粗悪なTrumpetや人からお借りしたモノで
練習を積んで、幾つかのRecordingを試してみたが
ようやく自分で許せるところに到達しそうな気がしてきたので
ここからはしっかりとした楽器で練習しようと思ったのである。
これで後に引けなくなったわけで
これまで以上に危機感と共に練習に励む事だろう。

そしてそんなこんなで、第2週のLantern Sessionに参加した。
今回は異常な人数の大御所の方々が訪れ
もう大変な賑わいであった。
しかもBassには宮下智氏も参戦し、これまたもう最高のプレイ。
本当にいつも勉強になると共に、御一緒させて頂く時は
至高の時間を味わう事が出来る。
プレイが派手なBassistは数多いが、宮下氏のBassは
派手な時は勿論、地味なプレイの時にも最高のGrooveと音使い。
大御所の方々も宮下氏のプレイには大きな歓声を上げて
大絶賛だった事は、その素晴らしさを証明する何よりの証拠だろう。
私も宮下氏の様なプレーヤーに早くなりたいものである。
そしてSessionは大盛況の中終了。
本当に素晴らしいSessionであった。


さて、今度はサッカーである。
U-21日本代表は北京五輪を前に日中韓合同の
壮行試合、アウェイで韓国と対戦した。
日本のA代表の行く末を担う選手が数多く存在するだけに
この韓国戦は負けられない。
日本は既に中国とホーム&アウェイで戦い
どちらも2-0で勝利している。
是非とも宿敵韓国もこの勢いで勝利してもらいたい。

日本のスタメンはGKに松井、DFに千葉、細貝、柳楽、田中
MFに水野、本田、上田、谷口、渡邊
そしてFWには私一押しのカレン・ロバートが入っている。
今回は平山の名前はない。
ただ、これには諸処の事情があるようである。

韓国のキックオフで試合開始。
立ち上がりは完全に韓国ペース。
開始早々から自陣ゴールに近い位置でFKを与え
しかもそれが決定的なチャンスにつながるなど
ゴール前でのディフェンスの甘さが目立つ。
先日のU-19の試合の様な立ち上がりにならない事を
ただただ祈るばかりである。

と思っていた矢先に韓国にゴールが。。。
前半5分というところで、韓国のコーナーキックからの
センタリングが綺麗に通ってヘッドで決められ
韓国に先制点を許す。
一見マークに付いていた様に見えるが
明らかに一歩遅れており、それが致命的なプレイに
つながったと言って間違いない。
恐らくマークに付くのが遅いのか
立ち上がりバタバタしているまま
気持ちが浮ついていたのか、どちらかだろう。
何とも残念な立ち上がりになってしまった。

その後も日本は全く良いところがないまま
時間だけが過ぎる最悪の展開。
今回の日本代表のメンバーは、試すためのメンバーとは言え
これではあまりに酷すぎる。
前戦のカレン・ロバートが孤立し、中盤は韓国のプレッシャーの前に
全く前に出る事もなく、むしろカレン・ロバートがボールをもらいに
わざわざ下がらざるを得ない状況。
これでは追加点を入れられるのも時間の問題だろう。
結局追加点だけは防いで前半は終了した。
どうにかハーフタイム中に考え直さないと
この試合まず勝利はないだろう。

日本のキックオフで始まった後半だが
この後半も全くダメである。
前半と同じく最悪の立ち上がりで
韓国に大いに攻め込まれ、その上自陣ペナルティーエリア付近で
ファウルで止めるしかないと言う状況。
前戦にボールが行く場面もあるが
見ていても点が取れる気が全くしない。
応援しているはずが、何とも腹立たしい試合に思えて来てしまう。
日本はここまで弱かったのだろうか。
確かにこの世代の主力選手が不在とは言え
こんなに韓国にボロボロにやられてしまうのか。
非常に残念でならない。

しかし後半中盤に来て、ようやく日本のシステムが
機能するようになり、パスがつながるようになり
これまで孤軍奮闘していたカレン・ロバートが
値千金のゴールをあげる。
後半19分にパスがつながった日本がゴール前に
ボールを入れ、それをカレン・ロバートがヘッドで
打とうとしたが間に合わず
しかしながらそのシュートが相手DFに当たってゴール。
韓国のオウンゴールになってしまったが
一連の素晴らしいプレイで流れを作り
1-1と試合は振り出しに戻ったわけである。

この得点で、日本が息を吹き返し
逆に韓国の計算が少しずつ狂いだしている印象を受ける。
もしかしたらこの試合勝てるかも知れない。

そして後半26分、日本は田中に代えてFWの前田を投入。
2トップにして追加点を狙う作戦である。

日本は攻撃面ではボールがつながるようになり
改良が見られるが、ディフェンスは相変わらず危ない。
中盤が機能するようになり、危機的状況は少なくなったが
攻め込まれた時に自陣ペナルティーエリア付近で
ファウルをしてしまうのは相変わらずで
これがいつ得点されてもおかしくない決定的な場面を
演出してしまっているのである。

そして日本は後半33分、渡邊に代えて
この代表で唯一高校生の乾を投入。
若い力で一気に打開してもらいたい。

しかしそれでも試合は動かず
後半42分、疲れの見えるカレン・ロバートに代えて
津田を投入し、前田と津田の2トップに切り替える。
ただ、それでも試合に動きはなく試合終了。

何とか同点で終わる事が出来たが
日本にとっては悪いところばかりが目立つ
何とも言えない試合内容となった。
個人的には引き分けになったのが不思議なくらいの
試合内容であり、今後のU-21に大きな不安が残ってしまう。
しかし、主力選手が不在と言う事もあるので
そこまで悲観的になる必要はないと思われる。
とにかく次のホームでの韓国戦に期待したい。

2006年11月15日

日本対サウジアラビア & 日本対オランダ

サッカー日本代表はAsia Cup最終予選で
最終戦、サウジアラビアと対戦した。
既に最終予選突破は決定しているが
Asia Cup連覇を狙うなら、このサウジアラビア戦には
キッチリと勝っておきたい。
それにこのサウジアラビアとはアウェイで敗れており
1位通過する為には2点以上差をつけて勝たなければならない。
アウェイでの屈辱を思う存分に晴らしてもらいたい。

日本のスタメンはGKにキャプテン川口。
DFは駒野、闘莉王、加地
MFに鈴木、三都主、阿部、中村、今野
FWに巻と我那覇。
個人的には巻をまだ使うのか?と言いたいが
前回から何か成長があったのだと信じたい。
控えには田中隼磨、羽生、長谷部、佐藤寿人と言った面々。
初招集のメンバーもいるのだが
こちらも播戸が外れているのが気になる。

日本のキックオフで試合開始。
立ち上がりは両チーム共に様子見と言った感じで
ミスもなく、落ち着いた立ち上がりとなった。

時間が経つにつれて、日本の良い攻撃が目立つ。
中村や闘莉王、三都主と言ったメンバーが中心になり
サウジアラビアゴールを大いに脅かす。
特に闘莉王は並々ならぬ闘志を見せており
素晴らしい活躍が目立つ。
また、巻も思っていたよりも良く、少し安心して見ていられそうである。

そんな前半20分、試合が動いた。
中村からのコーナーキックを巻が渾身のヘッド。
このヘッドを相手GKが弾き、それを虎視眈々と狙っていた闘莉王が
しっかりと詰めてゴール。
闘莉王の闘志が呼んだゴールと言って良いだろう。
前半から素晴らしい出来である。

そしてその直後、我那覇が驚異的なシュート。
惜しくもゴールから外れたが、見ている方も
驚くほどの素晴らしいシュートであった。

日本は攻撃だけでなく、守備も安定しており
これには前線の巻と我那覇のコンビが非常に有効である。
この2人のコンビネーションが良く、サウジアラビアも
なかなか攻めに転じる事が出来ない。
また、加地や駒野のサイドからの攻撃も
サウジアラビアの攻撃を防ぐ効果がある。
勿論、ディフェンスだけでもしっかりとケア出来ており
攻撃が最大の防御と言う雰囲気があるが
守備だけで見ても非常に安定して試合を運んでいる。

そして素晴らしい試合展開の中、前半28分
またも試合が大きく動いた。
右サイドの加地の突破から今野へ。
その今野が切り込み中央へ素晴らしいパス。
そのパスが我那覇に通って我那覇がヘッドで合わせ
これが見事にゴール。
相手DF、GK共に一歩も動けないと言う素晴らしい攻撃。
立ち上がりこそおとなしかったが
この試合運びは驚きである。
日本はこれで2-0と1位通過するための条件を
前半のうちに揃えてしまった。
この試合全く負ける気がしない。

しかし、ここでサウジアラビアが逆襲。
前半31分、ペナルティーエリア内で相手選手を倒してしまい
痛恨のPKを取られてしまう。
見ているとサウジの選手がファウルを取りに行った感があるが
これはサウジの選手が一枚上手であった。
さすがの神・川口もこのPKは止められずに2-1とされる。

この1点で一気にサウジアラビアに流れが変わる。
サウジのプレッシャーがいきなり強くなり
先制された事で意気消沈していた感はなくなった。

しかし日本も駒野の突破からのクロスを
巻がヘッドで相手ゴールを脅かすなど
日本には1点取られたショックはなさそうである。
恐らくここから両チーム白熱した試合展開になる事が予想される。

ただ、その後三都主からのキラーパスを加地が受け取った際に
シュミレーションを取られるなど、審判のジャッジが
少々サウジアラビアに傾いている。
仕方ない事だが、これで日本の士気が
下がってしまう事が心配でならない。
特に中東のチームはラフプレイが多く
怪我なども含めて審判にはしっかりと取って欲しいものである。

前半終了間際、少々サウジに攻め込まれる時間帯はあったが
まずは前半が終了。
後半一気に巻き返し、サウジに2点差以上つけて勝って欲しい。

サウジのキックオフで後半開始。
開始早々から日本はサウジ陣内に攻め込み
立ち上がりは良いようである。

そんな立ち上がりから、後半4分に
左サイドバックの今野から、同じく左サイドでプレスをしていた
駒野にロングパスが綺麗に通り、駒野がそれをセンターへ。
低いグラウンダーのクロスを我那覇が今度は足で打ち切ってゴール。
この試合久々に強い日本代表を見た気がする。
これで日本は3-1とまたも2点差とし1位通過の条件を満たした。
さすがのサウジアラビアもこの後半の立ち上がりの
早い段階での得点は出鼻を挫かれただろう。
後はこのまま日本が押していけば良いだけである。

しかしさすがはサウジアラビア、簡単には勝たせてくれない。
積極的に攻めてきており、白熱した試合展開となる。

後半20分、膝を少々痛めた三都主に代わって山岸を投入。
大きな怪我ではないようだが、何事もない事を祈るばかりである。

後半も試合が進むにつれて徐々にサウジの当たりが強くなる。
反則ギリギリだが、審判が取らないのだから仕方がない。
日本選手のスタミナが削られる事も心配だが
何よりも怪我が一番心配である。
三都主の膝もそうだが、我那覇も疲れとサウジの当たりとで
足が攣ってしまったようである。

三都主が交代したあたりから中盤が心許なくなって来ている。
山岸が役不足というのではなく、全体の運動量が落ちてきている。
やはりオシムサッカーは走る事が基本であり
試合の終盤でのミスには絶対に注意したいところである。

そして後半28分、運動量の落ちてきた我那覇に代えて高松を投入。
我那覇はこの試合2得点と素晴らしい出来であった。

しかし高松投入後も、全体の運動量が落ちてきているのは
解消する事が出来ず、時折危険な場面が続く。
残り一枚となった交代枠をどう使うかがポイントとなるだろう。
サウジアラビアは完全に攻撃態勢に入っており
両サイドバックが上がってくる状況である。

後半36分に何と地震で番組が切り替わり
サッカーの音声が全く無くなってしまうアクシデント。
しかしながら画面左下に小窓が表示され
そこで日本代表の試合が放映される。

後半41分、ようやくサッカーに戻る。
これと同時に、巻に代えて羽生を投入。
がたついている中盤を修正し
残りの時間を切り抜けたいところである。

この羽生の投入で中盤に変化が起きる。
ここまで守り一辺倒だった日本が攻撃に転じる事に成功。
このまま何とか切り抜けて欲しい。

ロスタイムは3分の表示。
そんなロスタイムの1分くらいで高松に決定的なチャンス。
得点にはならなかったが、素晴らしいプレーで
サウジアラビアを脅かす。
そしてそのコーナーキックの時に、ポジション争いで
高松が倒されてPKを得る。
高松を倒した選手はこれが2枚目のイエローで退場。
ただ、このPKを闘莉王が外してしまう。
PKが決定した時点でベンチに向かって
自分が蹴るとアピールした手前、気負ってしまったのだろう。
残念だが仕方がない。

その後も日本は攻め続け、3-1で勝利。
これで日本はアジアカップ最終予選1位通過が決定した。
とにかく素晴らしい試合運びで
本当に安心して見ていられる試合であった。
やはり試合を重ねるごとに強くなっており
オシム監督のチーム作りの構想は着々と進んでいるのを感じる。
今年は日本のA代表の試合はもう無いが
是非とも来年も素晴らしい試合で日本を湧かせて欲しいものである。


さて、世界バレー2006でバレーボール女子日本代表は
決勝ラウンド第1戦、オランダと対戦した。
残念ながら先日のイタリア戦に負けてしまい
メダルは逃してしまったが、残りの試合はきっちりと勝って
良い形でこの世界バレーを終わって欲しい。

オランダの監督は日本を知り尽くした監督で
親子で日本を知り尽くしており面倒な相手。
オランダの高さに加えて、日本を知り尽くしたバレー。
日本にとっては全く油断ならない試合となるだろう。

日本のスタメンは竹下、荒木、木村、高橋、杉山、小山
そしてリベロに菅山と、これまでと同じ布陣。

第1セット、まずは竹下のサーブで崩して
ダイレクトで返ってきたボールを荒木が押し込み
日本のポイントで試合が始まる。
その後も高橋が相手のブロックを利用した
お家芸でいきなりの連続ポイント。
そしてそれに続き今度は荒木がブロックポイント。
これで日本は3連続ポイントと最高の立ち上がり。
と思ったら、今度は竹下のサーブポイントで4連続ポイント。
サッカーに引き続きバレーでも最高の試合を
見る事が出来るかも知れない。
そのまま日本がリードを保ち、最初のテクニカルタイムアウトは
8-5で迎える事となる。
しかしセット中盤に来てオランダが粘り13-12と1点差に詰め寄る。
さすがは日本を知り尽くした親子がヘッドにいるだけあり
高さだけではなく、日本独特の粘りのバレーが展開される。
その後もこの粘りに日本が逆に苦しめられるが
2回目のテクニカルタイムアウトは16-15と
辛うじてリードを保って迎える。
オランダに逆転される場面もあったが20-19で
どうにかリードしてセット終盤へ。
そしてここで荒木の粘りのアタック
それに続く杉山の相手エースをも止める
2連続のブロックポイントでここに来て
23-20と一気にオランダを引き離し
そこで高橋の渾身のスパイクで24-20。
日本が早々とセットポイントを迎え
オランダのポイントを挟んで
最後は高橋の絶妙なフェイントで25-21で
日本が第1セットを先取した。

続く第2セット、第1セットとは逆の展開で
オランダに押し込まれてオランダのポイントで始まる。
そのままオランダの連続ポイントとなったが
そこは高橋がオランダの連続ポイントを強打で止める。
そして序盤から杉山のブロックポイントと
木村の連続サーブポイントで4-3と一気に逆転。
第1セットの流れのまま日本が良い形で攻めている。
しかしここでオランダが盛り返し、連続サーブポイントなどで
最初のテクニカルタイムアウトは5-8と逆転されて迎える。
中盤に来て日本は序盤の勢いが衰え
オランダの勢いに押され始める。
しかしそれでも日本は長いラリーを荒木が制し
その後に竹下のブロックポイントなどで切り返し
それに木村も続いて3連続ポイント。
そこに相手のミスもあり10-12と2点差に詰め寄る。
そしてその後も日本は粘り15-15とついに同点。
2回目のテクニカルタイムアウトは15-16と
オランダのリードで迎えるが、日本も負けていない。
日本はオランダの粘りに負けず荒木のブロックポイントや
小山の技ありのスパイクなどで20-19と
セット終盤に来て逆転に成功。
このまま第2セットも連取して欲しい。
しかしここでオランダが逆襲。
20-22と再度逆転される。
ところが日本もここで22-22と連続ポイントでやり返す。
そして23-23となったところでオランダの強力なスパイクが決まり
23-24と初めてのオランダのセットポイント。
しかしオランダのアタックがアウトとなり24-24のデュースに突入。
ここからは粘りと粘りの勝負である。
だが24-25と再びオランダのセットポイント。
しかしここは高橋がキッチリと返して25-25。
ところがこの後の木村のサーブがアウトとなり25-26と
再びオランダのセットポイントとなる。
最後は日本のスパイクがアウトとなり25-27で
第2セットはオランダに取られてしまう。

迎えた第3セットまずはオランダのポイントで始まる。
序盤から両チーム共に白熱したプレーで
一進一退の攻防が続く。
しかし徐々にオランダが押して最初のテクニカルタイムアウトは
6-8とオランダリードで迎える。
この第3セットは取っておかないと、日本にとっては
粘りのあるオランダ相手なだけに厳しくなるだろう。
そしてこのタイムアウトの後、木村のブロックポイントなどで
日本は連続ポイントで8-8と同点に戻す。
そしてその後の長いラリーを日本は制して9-8と
日本のペースに引き戻しにかかる。
そのまま日本は高橋の技ありのスパイクと
荒木のブロックポイントで5連続ポイントで11-8とし
ここでオランダは堪らずタイムアウトを取る。
タイムアウトの後、オランダは連続得点で
日本に詰め寄り14-14と同点とされるが
ここでまたも荒木がブロックポイントで16-15と
日本のリードで2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
この試合荒木の活躍が目立つ。
直接的なプレイだけでなく、間接的にも荒木がブロックで
しっかりと飛んでいる事で、それが得点につながっている。
そのまま荒木、木村の奮戦により20-17と
日本リードでセット終盤へ突入する。
そしてそのまま日本は着々とポイントを重ねて
24-20と待望のセットポイント。
オランダのポイントを挟んで、最後は高橋の強打で
25-21と第3セットを取った。

セットカウント2-1となった第4セット。
まずは高橋の強打でブロックアウトを取って
日本のポイントで始まる。
そのまま一進一退の攻防となり
最初のテクニカルタイムアウトは7-8で
オランダが一歩リードして迎える。
しかしこのタイムアウトの後、日本は怒濤の3連続ポイント。
そしてオランダのポイントを挟んでまたも3連続ポイントで
14-9とここに来てリードを広げる。
そのまま2回目のテクニカルタイムアウトは16-12で
日本が逆転、リードして迎える事となる。
そして安定した試合運びで20-16とセット終盤へ。
しかしここでオランダが粘り連続ポイントで20-18。
ただここは高橋がキッチリと流れを切って21-18。
ここから一進一退となるが、少々オランダが盛り返す。
22-21と詰め寄られるが、杉山が押し合いを制して23-21。
それにこの試合大活躍の荒木がブロックポイント。
24-21とマッチポイントを迎え、最後は荒木が
試合を締めくくるのに相応しい渾身のスパイクが
相手のレシーブを吹き飛ばして決まり25-21で
日本が決勝ラウンド初戦を制した。
これで日本は次の試合で世界ランク一位の中国と激突。
メダルは逃したが、素晴らしい経験は積むことが出来る。
次の中国戦にも大いに期待したい。
サッカー、バレーと日本代表が連勝すると言う
快適な1日であった。

2006年11月16日

日本対中国

世界バレー2006決勝ラウンド最終戦となる5位決定戦で
日本は世界ランク1位の中国と対戦した。
日本は先のワールドグランプリでも決勝ラウンドで
同じく5位決定戦を中国と対戦しており、敗戦を喫している。
相手は世界ランク1位の強豪とは言え、今度こそは勝利したい。
そしてその勝利で世界バレーを良い形で終わりたいところである。

日本のスタメンは竹下、荒木、高橋、木村、杉山、小山
そしてリベロに菅山のこれまでと変化はない。
小山に取っては母国との対戦。
現在は日本国籍となったが、この一戦には並々ならぬ闘志を感じる。
その対する中国はキャプテンのヒョウ・コンを中心に
シュウ・ソコウ、リュウ・アナン、オウ・イメイ、ジョ・ウンレイなど
ベストメンバーで布陣を組んできている。

第1セット、まずは中国のポイントで始まり
そのまま中国が連続ポイント。
立ち上がりは完全に中国ペースで1-5とリードされる。
最初のテクニカルタイムアウトは中国に良いようにやられて
何と1-8と完膚無きまでに叩きのめされて迎える。
中国のしっかりとしたブロックの前に日本は自分達のバレーを
出すことが出来ず、何とも厳しい状況である。
しかし小山の奮戦で5-11と徐々に差を詰める。
それに荒木も続き、ブロックポイントにスパイク
そしてサーブポイントと大活躍し10-14。
日本はようやく中国のタイミングを掴み始める。
しかし中国もここで踏ん張り、2回目のテクニカルタイムアウトは
11-16で詰めた差を再度少々広げられて迎える。
ところがタイムアウトの後、小山の2連続ポイントで
13-16と日本は再び差を縮める。
その後も小山、木村、荒木の活躍により17-19と2点差とする。
しかしここに来て中国がまたも逆襲。
再びリードを広げられて19-24と中国のセットポイント。
最後は中国のきわどいサーブが入り19-25で
第1セットは中国に軍配が上がった。
しかし、日本も期待の小山が負けておらず
今後のセットに期待出来そうな勢いである。

続く第2セット、中国のサーブがアウトとなり
このセットは日本のポイントから始まる。
そのまま一進一退の攻防が続き
第1セットとは明らかに違う立ち上がり。
最初のテクニカルタイムアウトは中国に一歩リードされ
7-8で迎えるが、このセットは期待出来そうである。
その後も日本は同点に追いつくが
なかなか逆転するには至らない。
2回目のテクニカルタイムアウトも15-16で中国に
一歩リードされ、油断出来ない状況は続く。
そして18-20と中国にリードを広げられてセット終盤へ。
しかし、ここに来て小山がスパイク、サーブポイントと
2連続得点をあげて21-21と再び同点に持ち込む。
ところが中国も粘り再び21-23とリードを広げられる。
ただここでも竹下と小山の活躍で22-23と日本も粘る。
そして中国のポイントで22-24と中国のセットポイント。
しかし木村のスパイクはアンテナに触れてしまい
22-25と第2セットも中国に連取されてしまう。
ただ、第1セットよりも良いリズムで来ているだけに
この第3セットから盛り返してもらいたい。

迎えた第3セットは日本のポイントで始まる。
このセット序盤は点差こそ開かないが
日本がリードする場面が見られ
やはり徐々に日本の調子が上がってきている様に見える。
後はそれがこのセットでしっかりと出ないと
後のない日本に取っては厳しいだろう。
5-7と中国にリードされるが、杉山の神速ブロードと
竹下の絶妙な押し合いで7-7と追いつく。
その次の攻撃で中国に得点され
最初のテクニカルタイムアウトは7-8で迎える。
このタイムアウトの後、中国が連続ポイントで
7-10とここに来てリードを広げられる。
中盤までに追いつかないと日本は苦しいと思われる。
しかし流れは小山が強力なスパイクで切る。
この試合、小山の活躍は目覚ましく頼りになる。
その小山にこの大会で安定感のある攻撃を続ける
木村も続き中国にどうにか食らいつき12-13と
日本は1点差に詰め寄る。
そして2回目のテクニカルタイムアウトは14-16と
中国リードで迎える。
しかしこのテクニカルタイムアウトの後、小山のスパイクと
荒木のブロックポイントで16-16と同点に追いつく。
ところが中国もここで連続ポイントで16-19。
ここに来て手痛い攻撃を受けてしまった。
日本はタイムアウトを取るが、その後も中国のポイントで16-20。
しかしここで小山が難しいボールを見事に決め
その後サーブで中国を崩して自ら2連続ポイント。
この試合1人で何点取るのかと言う活躍である。
ただ中国もしっかりとここは切り返し19-23と
いよいよ日本は苦しくなってきた。
そして高橋のワンタッチを狙ったスパイクが外れ
19-24と中国のマッチポイント。
その後高橋が自ら得点し20-24としたところで
日本は石川を投入。
この石川が直後にブロックを決め、その流れから
木村がスパイクを決め、21-24と日本が粘る。
そしてここでオウ・イメイのスパイクを拾って
またも木村のスパイクが決まり22-24。
しかし最後は日本がブロックするもアウトとなり
22-25で中国にストレート負けを喫した。
何とも残念ではあるが、ワールドグランプリに続いて
6位という成績で終わる事が出来た事は
明らかに今までの日本とは違う事を示唆する。
6位とは言え、安定した強さは今後につながるものであり
1大会だけ良い成績に納まるよりも素晴らしい事である。
今の日本代表にはスタメンの他にも
技術の光る落合や、期待の新星である石川。
他にも竹下の跡を継ぐ高橋翠、強力なアタッカーの井野。
一時的とは言え、杉山をサブに下げさせた宝来など
サブのメンバーも充実しているだけに
今後の女子バレー日本代表には期待が出来そうである。
是非とも次の北京五輪では東洋の魔女の
復活を見せて欲しい。

2006年11月17日

日本対エジプト

世界バレー2006男子の部の開幕となった。
日本は一次リーグ初戦、エジプトと対戦した。
昨日までの女子は大変盛り上がっていたが
やはり男子は人気が落ちる。
それだけ男子の世界のレベルが高いと言う事もあるが
それでも頑張って欲しいところである。

日本のスタメンはキャプテン荻野を筆頭に
齋藤、山本、石島、山村、阿部、そしてリベロに津曲が入っている。
以前見た日本代表とは大分メンバーが変わっており
加藤や杉山などのメンバーはいなくなっている。
また、控えには以前も日本代表で活躍した越川が入っている。

第1セット、まずはエース山本の強打で日本のポイントで始まる。
その後もセッターの阿部が相手のフェイントをブロックに飛んだまま
はたき落とすなど、日本は序盤からリードを広げる。
しかしながら、硬さが目立つプレーが多く
今のところエジプトも硬いので問題ないが
もし先にエジプトの硬さが無くなったら非常に危険だろう。
最初のテクニカルタイムアウトは8-4と日本リードで迎える。
その後、日本は少しずつ硬さを取りながらリードを広げる。
特にセッター阿部の2つのブロックポイントや
エース山本のスパイクなど、良い材料が揃っている。
そのまま2回目のテクニカルタイムアウトも16-8と
日本は順調に試合を展開する。
そして24-11と圧倒的な強さでセットポイントとし
エジプトに粘られるが、最後は山本のスパイクが
ブロックアウトとなり、25-13で
日本が第1セットを先取した。

続く第2セット、まずは山本のスパイクがブロックされ
エジプトのポイントで始まる。
しかし日本も直後に石島でやり返すなどして
最初のテクニカルタイムアウトは8-6と日本リードで迎える。
ただ、得点でも解るようにエジプトの調子が
少しずつ戻ってきており、日本のミスも目立つ。
ここで流れをエジプトに渡さないよう注意したい。
その後、やはりエジプトが切り返す場面があったが
2回目のテクニカルタイムアウトも16-13と
日本がリードして迎える事となる。
そのまま日本はリードを保って試合を運び
24-20でセットポイントを迎える。
最後は石島の強打で25-21で第2セットも連取する。
このままストレートで初戦は勝っておきたい。

迎えた第3セット、第2セットに引き続き山本のスパイクが
ブロックされ、エジプトのポイントで始まる。
その後もエジプトに連続ポイントを許し
それが影響してか1-4とこのセットはエジプトのペースとなる。
しかし日本はセッター阿部のブロックポイントから
ペースを掴み、石島の強打などで逆転し
最初のテクニカルタイムアウトは8-7とリードして迎える。
ところがこのセット中盤までシーソーゲームが続いた後
エジプトが3連続ポイントを決め
2回目のテクニカルタイムアウトは13-16と
この逆にリードされて迎える。
このセットで決めておかないと、次のセットでは
現在よりもエジプトが調子付いているかも知れないだけに
危険極まりない状態となる。
しかしそれでも日本は粘り、20-20とセット終盤でついに同点。
そしてここでセッター阿部のこの試合4本目のブロックポイント。
これで21-20と逆転に成功する。
このセッターのブロックというのは、相手にとっては驚異だろう。
そのまま一進一退の攻防が続いた後
24-23で日本はマッチポイントを迎える。
しかしここでエジプトも粘り24-24。
その後、日本がエジプトのブロックに捕まり24-25と
逆にセットポイントを取られる。
最後は荻野のスパイクが外れて24-26で
第3セットはエジプトに取られてしまう。

日本としてはここで決めたい第4セットは山本のスパイクが決まり
日本のポイントでゲームが始まる。
このセット、序盤から白熱した試合展開で
日本が頭1つ抜けだし、最初のテクニカルタイムアウトは
8-7と辛うじてリードを得る事ができた。
そのまま日本はリードを保ち試合を展開し16-15で迎える。
しかしその後エジプトの連続ポイントで18-20となり
エジプトリードでセット終盤を迎える。
このセットを落とすと日本にとっては相当厳しいモノになるだろう。
ところが、18-22とされたところから日本は一気に4連続ポイントで
22-22と同点に持ち込む。
是非ともこのまま畳み掛けたいところである。
その後も途中から入った朝長、直弘らの活躍で
気がつけば5連続ポイントで23-22。
しかしここでエジプトも負けずに連続ポイントで23-24と
エジプトに先にセットポイントを握られる。
ところがエジプトのサーブミスで24-24とデュースに突入。
ただ、ここでエジプトが食い下がり24-25とされ
そのまま最後はエジプトのスパイクが通って24-26で
第4セットもエジプトに連取される。
これでセットカウント2-2となり
勝負はファイナルセットにもつれ込んだ。

迎えたファイナルセット、日本のポイントで始まり
そのまま一進一退の白熱した試合展開。
しかし徐々に日本がリードを広げ
8-6でコートチェンジとなる。
その後も日本はリードを保って試合を進めるが
ファイナルセット終盤にきて12-11と追いつかれそうになる。
しかしここはエジプトのサーブミスに助けられ13-11。
そしてエジプトのポイントを挟んで14-12で
ついに日本のマッチポイント。
最後は齋藤の値千金のブロックポイントで15-12で
ファイナルセットを日本が取り
初戦を白星で飾った。

日本が勝ったとは言え、初戦からセットカウント2-0としながらも
ファイナルセットまでもつれ込む大乱戦。
やはり世界バレーという大舞台では何があるか解らない。
今後も頑張って欲しいものである。

2006年11月18日

嬉しい事×2 & 日本対中国

非常に嬉しい出来事が2つあった。
1つ目はヘッドホンである。
先日14日に購入したAKGのK240Studioの
エージングがようやく終了し、使用開始となった。
エージングと言うのは新しいヘッドホンや
スピーカーなどを本来の鳴りのポイントに
持って行く為の慣らし運転の事で
これが実に50時間かかる。
ヘッドホンによってもまちまちだが、このK240Studioは
私の近辺では50時間と言う話だったので
それがようやく終了し、使える状態になったのである。
エージング前に軽く試聴しておいたのだが
印象が大分変わったのに驚いた。
分離が少々悪い気がしたのだが、エージングが終わったモノは
空間がはっきりと掴める上に、分離もしっかりしていて
ミックスにも、長時間の制作活動にも良い。
もう一つ使っているSonyの900STが攻撃的なら
こちらは守備的な感じで、両方を使い分ければ
なお、良い結果が出る事だろう。

そしてもう一つ嬉しい出来事は、本日リハゴデニールの
リハーサルだったのだが、そこで誕生日を祝って頂いたのである。
リハゴのメンバーとは10月末のLive以来会っていなかったのだが
リハで突然ケーキと共にお祝いの言葉。
何とも嬉しいモノである。
祝ってもらったからと言うのではなく、本当にこのBANDは暖かく
素晴らしいBANDだとリハの度につくづく感じてしまう。
今度のLiveは12月9日なので、お暇な方は是非ともいらして頂きたい。


さて、世界バレー2006で男子日本代表は中国と対戦した。
昨日、エジプトとの初戦に辛うじて勝利して白星発進となった。
この世界バレーで、日本は並々ならぬ意気込みを入れているだけに
この後の試合も是非勝利して欲しいものである。
実はあまり人気がない事もあり、知られていないが
日本は世界ランク10位と結構高い位置にランクインしており
それを考えればこの世界バレーでも十分に良い成績を
残すことが出来る可能性があるのである。

日本のスタメンは昨日と同じく荻野、阿部、山本、石島
齋藤、山村そしてリベロに津曲が入っている。

第1セット、まずは中国のアタックが決まり
中国ポイントで試合が始まり
そのまま中国は連続ポイントで序盤からリードを取る。
日本は山本や阿部の活躍で切り返すが
荻野のサーブミスや中国の勢いにおされ
最初のテクニカルタイムアウトは5-8とリードされて迎える。
個人的な話なので微妙だが、どうも荻野が好きになれない。
キャプテンなのは解るのだが、女子日本代表で言う
大友のような雰囲気が出ているのである。
ちなみに植田監督に関しても同じである。
女子の方は監督も含め、非常に素晴らしい選手が集まり
雰囲気も良いのだが、この差は何なのだろうか。
そのままシーソーゲームで2回目のテクニカルタイムアウトも
13-16と中国のリードで迎える事となる。
この中国は先のアテネ五輪出場をかけた試合で
日本からアテネ五輪出場を奪ったチーム。
山本はその時の手痛い結果に今も苦しい思いをしており
この試合にだけは確実に勝ちたいところだろう。
それにはまず最初のセットを取って欲しいものである。
その思いが通じたのか、山村の強打を皮切りに
石島のサーブポイント、千葉のスパイクで3連続ポイントを取り
19-18とセット終盤に来て逆転に成功する。
この日本の勢いが中国にプレッシャーをもたらしたのか
その後、中国がミスを連発し、22-19と日本が3ポイントリード。
そしてそこで齋藤のブロックポイントで23-19。
ここに来て中国も連続ポイントで23-21と追いすがるが
大事な場面でサーブミスをして24-22と日本のセットポイント。
そのまま最後は中国がまたもサーブミスで25-22で
大事な第1セットを日本が先取した。
やはり今回の男子日本代表は一味違う。

続く第2セット、齋藤のスパイクが決まり日本のポイントで始まる。
ところが中国が序盤から5連続ポイントで1-5と
日本はいきなり大きく引き離される。
しかし日本も3連続ポイントなどでやり返しリードを詰める。
そして僅かに差を縮めて、最初のテクニカルタイムアウトは
5-8で中国リードで迎え、その後はまたも中国に話される展開。
ところが、その後日本は朝長、千葉の活躍と
齋藤の驚異の2連続ブロックポイントなどで
6連続ポイントで11-11と一気に同点に持ち込む。
しかし今度は中国が切り返し、2回目のテクニカルタイムアウトは
13-16で中国リードで迎える事となる。
そのまま一進一退の攻防が続いたが、終盤に来て
山村のブロックポイントなどで21-21とまたも同点に追いつく。
しかしここで中国も連続ポイントで引き離しにかかり21-23とされる。
その後22-24で中国がセットポイントを握り
そのまま日本は中国のサーブポイントで22-25で
第2セットは敗れてしまう。

迎えた第3セット、まずは石島のスパイクで
日本のポイントから始まる。
そのまま日本はサーブポイントなどで
いきなりの3連続ポイント。
そして気がつけば荻野がいない。
やはり私と同じ感情を皆持っているのだろうか?
そのまま序盤からリードを保ち、荻野の代わりに入った
越川の活躍などもあり8-6と日本リードで
最初のテクニカルタイムアウトを迎える。
その後も山村や石島の活躍で日本は好調だったのだが
中盤に来て13-13と中国に捕まる。
しかし日本は何とか踏ん張って16-15で
リードして2回目のテクニカルタイムアウトを迎える事となった。
ところが終盤に来て、日本は中国の逆襲と自らのミスで
19-21と中国に逆転される。
そして中国の連続ポイントもあり20-24と
中国にセットポイントを取られ、そのまま20-25で
第3セットも中国に敗れてしまう。

そして後がない第4セット、まずは千葉のスパイクで
日本のポイントから始まる。
序盤、中国に僅かなリードを許したまま試合を展開するが
最初のテクニカルタイムアウトの直前に逆転に成功し
8-7で迎える事となった。
そのままタイムアウト後も千葉のブロックで連続ポイントで
9-7とリードを広げる。
日本はリードを保っていたがその後12-12と
中国に同点にされそのまま逆転。
2回目のテクニカルタイムアウトは13-16で
中国にリードされて迎える展開となる。
その後、日本は山本、越川の活躍もあり
セット終盤に来てようやく22-22と同点に持ち込む。
そして両チーム共にポイントを取り23-23となったところで
日本のエース山本の強力なスパイクで24-23と
日本が大事な場面でセットポイントを取り
そのまま最後は中国のミスで25-23で
第4セットを日本が取り、試合はファイナルセットへ。

迎えたファイナルセット、まずは山本のスパイクで
日本は幸先の良いスタートを切った。
その後も日本は山本の活躍もあり
最初は中国からリードを奪う。
しかし中国もここで逆襲し逆転。
ただ、点差が大きく開く事はなく
7-8と中国リードでコートチェンジを迎える。
このコートチェンジの後、中国がサーブポイントを取り
そのまま一進一退の攻防が続きセット終盤へ。
11-13となったセット終盤で日本は越川を投入し
強力な攻めのサーブを打つ選択。
しかしこの越川のサーブは惜しくもネットにかかり
11-14と中国のマッチポイントとなってしまった。
ところがここで中国もサーブミスで12-14。
そしてそれに続き中国のスパイクがアウトとなり13-14と
日本が必死に追い上げていく展開。
しかし最後は中国にクイックをやられて13-15と
フルセットの末、中国に再び敗れてしまった。
残念ではあるが、まだ大会は始まったばかり。
次のプエルトリコ戦に期待する事にしたい。

2006年11月19日

日本対プエルトリコ

世界バレー2006で男子日本代表は
一次リーグ第3戦、プエルトリコと対戦した。
現在エジプトに勝って、中国に負けと
一勝一敗となっている。
目標である8強に残るためにはもう負けたくない。
プエルトリコはランク的には格下。
初戦、第2戦とフルセットまで行く試合となっているが
この試合では是非とも余裕で勝って欲しいものである。

日本のスタメンは昨日とは大分変更があり
キャプテンの荻野が外れている。
個人的には正しい選択だと思われる。
齋藤、山本を筆頭に、石島、千葉、朝長、山村と
好調の選手を最初から投入し、リベロには津曲。

第1セット、まずは日本のポイントから開始となるが
序盤はプエルトリコにブレイクを許し
最初のテクニカルタイムアウトは6-8とリードされて迎える。
その後、徐々に日本は差を詰めて
2回目のテクニカルタイムアウトは15-16と
1点差に追い上げる事に成功。
そしてブレイクを2度ほど入れて、後は一進一退の攻防が続くが
日本はプエルトリコにブレイクを許さず
第1セットはそのまま25-23で最初のセットに勝利した。

続く第2セットはプエルトリコのポイントで始まり
第1セットと同じく、序盤は日本が僅かながらばたついて
最初のテクニカルタイムアウトは7-8で迎える。
しかしこのテクニカルタイムアウトの後、日本が爆発。
3連続得点を2度も入れて2回目のテクニカルタイムアウトは
16-12とプエルトリコを大きく引き離して迎える。
この後も齋藤がスパイクにブロックに大活躍し
日本はリードを保ったままセット終盤へ。
24-20とセットポイントを取り、最後はプエルトリコの
アウトオブポジションで25-20と何とも呆気ない幕切れで
第2セットも日本が連取した。

迎えた第3セット、まずは山本のスパイクで
日本のポイントから始まる。
そのまま日本はいきなりブレイクするが
途中でプエルトリコに切り返され
最初のテクニカルタイムアウトは7-8で
プエルトリコに一歩リードされて迎える。
このタイムアウトの後からプエルトリコがついに爆発。
2回目のテクニカルタイムアウトは12-16と
リードを広げられて迎える事となる。
その後もプエルトリコは3連続ポイントし
日本も同じく3連続ポイントで返すが
そのままシーソーゲームとなり、日本は追いつく事が出来ず
第3セットは21-25で敗れてしまう。

そして続く第4セット、第3セットの屈辱を晴らすべく
日本がいきなりの大ブレイク。
気がついてみれば6連続ポイントで
いきなり6-0とリード。
しかしこの大ブレイクの後、今度はプエルトリコが
4連続ポイントを出してやり返す。
最初のテクニカルタイムアウトは8-4で迎えるが
このセット序盤から大いに白熱した展開となっている。
タイムアウトの後は日本がブレイクを重ね
16-13で迎える事となった。
しかしこの後、またもプエルトリコが粘り
18-18と追いつき、連続得点で18-19と逆転。
だが、日本もブレイクでやり返すなどして
セット終盤に入り、24-23で日本が先にマッチポイントを取るが
ここでまたもプエルトリコが粘りに粘る。
デュースに持ち込まれ、日本は3度のマッチポイントを取る。
しかしながらプエルトリコの粘りの前に押し負け
ついに26-27と逆転され、プエルトリコのセットポイントとなる。
ところが、今度はここで日本が粘りのバレー。
そのまま得点を重ね、何と30点を突破し
30-31となったところで、日本がついにブレイクし
32-31とまたもマッチポイント。
しかしここでまたもプエルトリコが粘る。
大乱戦となった第4セットだが35-34と
日本がマッチポイントを握り続けた末
最後は山本が非常に難しいトスを決めて36-34で
日本が非常に長い戦いを制した。

この勝利で日本は二次リーグへ大きく近づき
次の試合に勝てば二次リーグ進出決定となる。
危ない試合が続いているが、次の試合こそ
危なげない試合展開を見せて欲しい。
今後の日本代表に期待したい。

2006年11月20日

SBC Session

毎月恒例となっているSBCのB-Side Sessionを
南青山にあるMike's Paradiseにて行った。
今回は雨と言う事もあり、少々少なめの人数。
しかし、少数精鋭だったのである。
最高のプレーヤーが揃い、大いに盛り上がった。
しかも今回は私が所属する大型エンターテインメントBANDの
リハゴデニールからVocalの香椎ゆり氏が参戦。
実は初Sessionだったようだが、歌い始めれば
そんな雰囲気は全く感じさせず、素晴らしいプレイ。
他にも川島太氏など大御所の方々も集まり
久々にじっくりと音楽を楽しめるSessionとなった。
ホストメンバーも非常に楽しめて満足の
完璧なSessionであった。
次回も来月の第3週の月曜に行う予定なので
是非ともいらして頂きたい。
お薦めである。

2006年11月21日

日本対韓国 & 日本対アルゼンチン

北京五輪に向けての韓国、中国、そして日本の
三ヶ国合同の壮行試合でU-21日本代表は最終戦となる
ホームでの韓国戦を戦った。
既に韓国とはアウェイで戦い引き分けており
未だ決着がついていない。
有終の美を飾る意味でもこの試合には勝利したい。
日本は先日とは違い、現在考え得る最強のメンバーを集めている。

日本のスタメンはGKに松井、DFに千葉、青山、中村、家長。
MFには青山、増田、梶山、水野、苔口。
そしてFWは平山のワントップ。
やはり個人的には非常に平山に不安が残る。
今まで正GKだった西川は怪我によりしばらく出場不可能となり
こちらは非常に残念だが、代わりのGKが育つ事を期待したい。

日本のキックオフから試合開始。
序盤はまずまずの出来具合で試合を進めていたが
試合が進むにつれて日本のディフェンスに
ところどころ穴が空いてきており、危険だと思っていた
前半のロスタイムに韓国に綺麗に攻め込まれて
0-1とリードされ、そのまま前半を折り返した。

迎えた後半、 日本は韓国の厳しいあたりに悩まされたが
後半29分、増田が水野からのクロスを綺麗に相手ゴールに流し込み
残り15分と言うところで同点とした。
しかしその後日本は攻め続けるも時間がなく
そのまま試合終了。

後半に細貝、伊野波、乾、谷口、カレン・ロバートなどを
大量投入したが、韓国から後一点取ることが出来なかった。
前回とは違い1-1で終わる雰囲気では無いメンバーだっただけに
大いに残念である。
そして個人的には平山は違うのでは?と疑問が出る。
いるべきところにいない。
連携という意味では他の選手にも言える事かも知れないが
やはりワントップで平山だと少々厳しい。
前回の試合のように誰かと組んだ時には面白いが
1人で点の取れる選手かと言われれば
現状の平山では厳しいかも知れない。
アテネ五輪の時は非常に面白かっただけに残念である。
私としてはその分、カレン・ロバートに頑張って欲しい。
U-21の次の試合に期待しよう。


さて、世界バレー2006で男子日本代表は
このグループの強豪アルゼンチンと対戦した。
グループで一番の強豪はポーランドだが
このアルゼンチンも強いチームである。
アルゼンチンに勝利すれば日本は
一次リーグ突破が確定する試合なだけに
絶対に勝っておきたい試合である。

日本のスタメンは齋藤、朝長、山本、石島
山村、越川、そしてリベロに津曲が入っている。
注目はこのところ調子の良い山本と齋藤だろう。
石島や越川も面白いが、個人的にはこの2人に注目したい。

第1セット、まずは越川の素晴らしい時間差攻撃で
日本のポイントで試合が始まる。
そのまま越川はサーブでサーブポイントを取り
日本はいきなりの連続ポイント。
しかも相手のリベロはベストリベロを取ったほどの選手。
そのまま日本は連続ポイントを続け
序盤から4-0と一気にアルゼンチンを引き離す。
立ち上がりは最高の試合である。
アルゼンチンは4-0となったところでタイムアウトを取るが
タイムアウト直後にまたも越川のサーブポイント。
完全な日本ペースで最初のテクニカルタイムアウトは
8-3と大きくリードして迎える。
是非ともこのまま一気に勝負をつけて欲しいところである。
日本はその後も快調に飛ばして2回目のテクニカルタイムアウトも
16-7とリードを広げ、24-15でセットポイントを迎え
最後は相手のオーバーネットの反則で25-16で
第1セット余裕の勝利を手にした。
一気にストレートで勝負をつけたいところである。

続く第2セットはアルゼンチンのポイントで始まる。
第1セットは余裕で勝利できたが
このセットはさすがにアルゼンチンも立て直してくると
考えられるため、注意したい。
案の定、序盤は少々アルゼンチンに押されて
最初のテクニカルタイムアウトは5-8と
アルゼンチンにリードされる展開となった。
その後日本は山本や齋藤などが奮戦するが
なかなか追いつくことが出来ず
2回目のテクニカルタイムアウトも12-16と
リードされて迎える事となった。
しかし、このタイムアウトの後から齋藤などの活躍により
17-17と同点に追いつく。
ところがアルゼンチンもここで粘りリードを再度広げ
21-24とアルゼンチンのセットポイントを迎える。
山本が1ポイント返すが22-25で第2セットは落としてしまう。

迎えた第3セットアルゼンチンのサーブミスで
日本のポイントから始まり、序盤は一進一退の展開。
しかし最初のテクニカルタイムアウト直前に
アルゼンチンに連続ポイントを許し6-8で迎える。
テクニカルタイムアウトの後、日本は山本の
攻守に渡る活躍により14-13と中盤で逆転するが
アルゼンチンに再度逆転され
2回目のテクニカルタイムアウトも14-16と
アルゼンチンリードで迎える事になる。
この2回目のテクニカルタイムアウトの後
今度は千葉の活躍で18-17と逆転に成功。
そのまま行きたいところだったが、アルゼンチンがまたも反撃し
なかなか大きくリードを奪う事が出来ない。
そしてこのセットも22-24でアルゼンチンのセットポイント。
しかしさすがにこのセットは日本が粘り24-24とデュースに持ち込む。
その後アルゼンチンに再度セットポイントを迎えられるが
日本は2連続ポイントで26-25でセットポイント。
そのまま最後はアルゼンチンのスパイクがアウトとなり
27-25で第3セットは日本が勝利し、セットカウント2-1で
日本が一次リーグ突破に王手をかけた。

そして運命の第4セット、まずはアルゼンチンのポイントで始まる。
日本はこの大会を通して非常に調子の良い山本と
この大会で頭角を現した石島の活躍で
序盤からリードを奪い、8-6と日本リードで
最初のテクニカルタイムアウトを迎える。
しかしアルゼンチンもそう簡単にはやられるわけに行かないようで
2回目のテクニカルタイムアウトは15-16と
逆転されて迎える事となる。
その後日本はアルゼンチンの逆襲にあい
リードを奪われるが、セット終盤に21-21と同点に追いつき
そのまま一進一退の攻防に持ち込む。
23-24と一足先にアルゼンチンのセットポイントとなったが
日本もすぐに反撃し24-24とデュースに持ち込む。
そして25-25となったところでアルゼンチンが痛恨のオーバーネットで
26-25とマッチポイントとなり、最後はアルゼンチンのスパイクが
アウトとなり、第4セットを勝利し
セットカウント3-1で日本が一次リーグ突破を決めた。
これで明日は何の憂いもなくグループ最強のポーランドが相手。
大いに奮戦し、少しでも多くの経験値を積み、勝利して欲しいものである。

2006年11月22日

日本対ポーランド

世界バレー2006、男子日本代表は一次リーグ最終戦で
ポーランドと対戦した。
既に一次リーグ突破を決めている日本だが
この試合での勝利は大きな意味がある。
二次リーグには一次リーグでの成績が影響するのだが
日本が現在負けたのは中国のみ。
その中国は一次リーグ敗退が決定しており
二次リーグへの成績には一次リーグ敗退となった
チームとの試合戦績は関係なくなる。
つまり、このポーランド戦に勝てば日本は全勝で
一次リーググループ1位通過で突破となり
何とベスト8だけでなく、メダルまで圏内に納める事が出来る。
目標は大きく持って損はない。
是非とも勝って欲しいところである。

日本のスタメンは齋藤、山本、石島
越川、山村、朝長、そしてリベロの津曲と
昨日と同じベストメンバーによる布陣。
ここまで全勝で勝ち上がっているポーランドも
エースのブラズウィを中心にベストメンバーで臨んできている。

第1セットまずはブラズウィの強打でポーランドポイントから始まる。
しかしこの直後そのブラズウィのサーブが外れ1-1。
序盤からポーランドのスパイク、そしてブロックで
リードを取られるが、ポーランドもサーブの調子が悪く
最初のテクニカルタイムアウトは6-8で迎える。
その後しばらくシーソーゲームが続いていたが
中盤に来てポーランドが爆発。
連続得点で2回目のテクニカルタイムアウトは11-16で迎える。
そのまま17-24とポーランドのセットポイント。
日本は石島のブロックで粘るが、最後はポーランドに決められ
第1セットは18-25でポーランドに取られてしまう。

続く第2セット、まずは石島のバックアタックで
日本のポイントから始まる。
第1セット終盤で連戦による疲れから山本に代わりに入った
しっかりと休養を取っている荻野がこのセットも入っており
この荻野の活躍により、序盤は離される事なく
最初のテクニカルタイムアウトは7-8で迎える。
その後ポーランドが徐々にリードを広げ
2回目のテクニカルタイムアウトは13-16で迎える事となる。
日本はこのポーランドのペースを崩す事が出来ず
このセットも粘りはするのだが、21-24でポーランドのセットポイント。
そしてそのまま21-25で第2セットも続けて落としてしまう。

迎えた第3セット、まずはポーランドのポイントから始まる。
序盤はシーソーゲームで最初のテクニカルタイムアウトは
8-7と日本が僅かにリードして迎える。
そのまま日本は荻野、山本の代わりに入った直弘の活躍で
2回目のテクニカルタイムアウトは16-14とリードを広げて
日本リードで迎える事となる。
しかしセット終盤に来てポーランドが19-20と逆転。
結局日本はここを支える事が出来ずに
22-24とついにポーランドのマッチポイント。
日本は齋藤で粘るが最後はポーランドの強打の前に
陥落し、23-25でストレートでポーランドに負けてしまった。
負けてはしまったが、まだベスト8への道は十分残されており
次から始まる二次リーグで大いに奮戦して貰いたいものである。

2006年11月23日

Live!

三軒茶屋Grapefruit Moonにて
Sparkling Jam CakeのLiveを行った。
今回で3回目となるのだが、ますますパワーアップし
今までで一番クオリティーの高いLiveとなった。
演奏はもちろん、振り付け、MCとフロントの4人は
非常に苦労していたようだが、その苦労の甲斐あって
観客の反応は大絶賛だったようである。
若干一名、Live終了後に飲み過ぎて大変ではあったが
良いLiveだったと言って間違いないだろう。
次回は未定だが、Liveをする事自体は決定しているので
是非とも楽しみにして頂きたい。

2006年11月24日

演奏の幅と深さ

一般の方々が誰でも入れるわけではないので
スケジュールには掲載していないが
今週末に私が以前所属していたMICA Music Laboratoryの
20周年記念のイベントで演奏する事になっている。

実は以前何度か仕事として参加したのだが
今回は今までの中でも一番の規模であり
曲数もいつもの倍以上の量がある。
そして、何より今回は私の演奏する楽器の種類が多い。。。
BANDメンバーには日頃から御一緒する事のある
宮崎裕介氏もいるのだが、彼の提案もあり
私は今回鍵盤も担当しているのである。
自分のLiveで演奏する事はあっても
まさかいきなり宮崎氏や、松任谷正隆氏、アレンジャーの本間氏
BUZZの東郷昌和氏、アーティストの熊谷幸子氏らと
御一緒するようなステージでキーボードを演奏するとは思いもしなかった。
他にも今回は久々にジャンベを演奏する事となり
Fluteもこの様な大きなステージでは初めてである。
しっかり準備しつつリハーサルに臨んでいるため
特に大きな問題などは全くないが、本当に勉強になる事ばかりで
色々と考えてしまう事が多い。

ここまで多くの楽器を演奏すると言う事は
「マルチプレーヤー」という称号がついて回る。
一般的にこの称号には良い意味も悪い意味も含まれる。
いわゆる「何でも出来るけど何にも出来ない」と言うやつである。
この現象に当てはまらない様にするには注意点が幾つかあるが
特にメインの楽器が何か絞り切れていない場合には
悪い意味での称号となる事が多いようである。
私のメインの楽器はSaxであるため、特に悪い意味では
使われている印象はない。
Saxと言う楽器をメインと位置づけた上での
あくまでオプションとして他の楽器があるのである。
つまりこうやって幾つかの楽器を演奏するステージで
一番考えているのはSaxでのクオリティー。
他の楽器がどんなに上手く演奏出来ても、Saxが上手く行かなければ
そのステージは自分としては最悪のステージと位置づける。
今のところはそんな現場はないが、注意していないと
簡単に陥りやすい落とし穴なのである。

そして今回のステージでまた強く認識したのが
マルチプレーヤーである為に得られる演奏の幅と深さがあると言う事。
一口に演奏の幅と深さと言っても様々だろう。
もちろん、マルチプレーヤーでなくても演奏の幅や深さは得られる。
しかしここで言いたいのはその種類が違うのである。
Recordingで得られるモノや、Sessionで得られるモノなど
その幅と深さにはそれぞれのシチュエーションによって
全く異なるのである。
恐らく言葉で表しても、この演奏の幅や深さは
こういった環境の経験がある人にしか解らないだろう。
ただ、1つ言える事は演奏の幅と深さを手に入れる為に
マルチプレーヤー化する事は間違いではない。
特に日本ではマルチプレーヤーになりかけている人に対して
例えばその人がPianoの奏者ならば、先にPianoを練習しろと
言う風潮があるように思えるが
アメリカなどではそんな事はなく、マルチプレーヤーは
当然の事のような雰囲気さえある。
その証拠に外国のミュージシャンでメインの楽器の他にも
幾つかの楽器を演奏出来るミュージシャンは星の数ほどいる。
しかもそのレベルが半端なモノではなく十分にプロレベルで
通用するのが通例である。
特にVocalに関して言えば、歌えないミュージシャンなどは
ミュージシャンではないと言われても可笑しくないのである。
私自身、まだまだ未熟ではあるがマルチプレーヤー化した事で
得られた知識や経験は莫大な量に登る。
今回も様々な楽器をレベルの高い大きなステージで演奏する事により
各楽器だけでなく、相互的に、そしてメインの楽器には特に
大きな知識と経験が得られた事は間違いない。
しかも今回は前後にLiveなど、他の仕事が多く重なり
一週間で60曲以上の楽曲を演奏しなければならない緊急事態で
特に自分への要求レベルが高い。
この記事を各時点で、既に残りはこのステージだけとなっており
今のところは何とか自分の及第点は越えているが
このステージで上手く行かなければ何とも厳しい。
本当は今日出かけようと思っていたのだが
ステージのクオリティーの事を考えるとどうにも落ち着かず
休養と準備に当てる事にしてしまった。

久々に真面目な話を書いてしまったが
実はバレーボールがお休みと言う事と
このところ、多忙すぎてネタがないのである。
明日はバレーも再開するので、ネタには困らない。
長くなってしまったのでこれにて終了とする。
尚、下記が今回のステージのリハでの機材写真である。

micakizai200711-01.jpg
micakizai200711-02.jpg

2006年11月25日

祝!携帯機種変 & 日本対カナダ

ついにこの日がやって来た。
私が前回の機種変からちょうど13ヶ月目に
突入する日が今日なのである。
と言うわけで、念願のW43Hに無事機種変終了。
使ってみた感想は、期待を裏切らない素晴らしさである。
早速リハーサルにて赤外線などが役に立ち
何とも良い買い物をした。
ワンセグ、赤外線、辞書、ICレコーダー、おサイフケータイなど
ミュージシャンに必要な機能満載である。
待ち時間にはワンセグ、連絡先交換には手っ取り早い赤外線通信
作詞やBAND名などの命名に役に立つ辞書
作曲のメモに不可欠なICレコーダー
何かと買い物の多い時に、時間の無いミュージシャンに便利な
おサイフケータイとモンクのつけようがないのである。
しばらくはこのW43Hに大いにはまる事だろう。


さて世界バレー2006で、男子日本代表は二次リーグ初戦で
アテネ五輪の予選で敗れたカナダと対戦した。
決勝ラウンドのメダルの枠には4位以内が条件。
日本は二次リーグ4位からのスタートとなる。
まずは初戦となるこのカナダを破り、景気良く行きたいところである。
カナダはブロックが強力なチームなだけに
日本の対策が注目される。

日本のスタメンは齋藤、山本、石島、山村、朝長、千葉
そしてリベロに津曲が入る布陣。
個人的に好きなのだが、高速サーブの越川が外れている。
一次リーグで勝負所で使っていたが、ここぞというところで
サーブミスが続いたのが響いたのだろうか。

第1セットまずはカナダのスパイクが決まり
カナダポイントで試合が始まる。
序盤はカナダがミスを連発するも
日本もカナダの高さとブロックを警戒しすぎて
硬さの目立つプレーで最初のテクニカルタイムアウトは
7-8でカナダに一歩リードされる展開となった。
その後も日本は奮戦するが、ノリに乗れないまま
13-16と2回目のテクニカルタイムアウトも
カナダにリードを許す展開となる。
そのまま日本はカナダに押され、第1セットは23-25で
最初のセットを落としてしまう。

続く第2セットは日本の3連続ポイントから始まり
この試合好調な滑り出しで活躍する山本を中心にリードを広げ
最初のテクニカルタイムアウトは8-2と大きくリードして迎える。
その後も山本のサーブポイント、千葉のバックアタック
山村のブロックポイントなどで日本は快進撃を続け
2回目のテクニカルタイムアウトも16-8で迎える事となる。
このタイムアウトの後でカナダに2点差に詰め寄られる場面もあったが
日本は一足先に千葉のサーブポイントで
セットポイントを迎え、最後は齋藤の強烈なクイックが決まり
日本は25-21で第2セットに勝利した。

迎えた第3セット、まずはカナダのスパイクミスで
日本のポイントから始まる。
このセットも日本は立ち上がりから良いリズムで
いきなりの3連続得点を奪うなどして
最初のテクニカルタイムアウトから8-2と
快調にリードを奪い迎える展開。
その後も第1セットでなぜ負けたのか理解に苦しむ
快進撃で2回目のテクニカルタイムアウトも16-9と
リードを広げて迎え、そのまま山本のスパイクで
24-16で日本のセットポイントとなり
最後は再びエース山本の強打が炸裂し25-17と
この試合一番の点差で第3セットも連取した。

そして第4セット、このセットも齋藤のクイックが決まり
日本のポイントから始まる。
このセットではさすがにカナダも切り返し
序盤はシーソーゲームとなったが、やはり徐々に日本がブレイクし
最初のテクニカルタイムアウトは8-5で迎える。
その後は日本の山本などの活躍が目立ち
16-10とリードを広げ、日本リードで迎えた。
しかしセット終盤でカナダが爆発し、22-20と2点差に詰め寄られる。
大量リードを奪っていた日本としては
精神的に非常に苦しい場面ではあったが
点差と、山本の好調に助けられ24-21でマッチポイントを迎える。
カナダが最後に切り返すが、最後はカナダのサーブミスで
25-22で二次リーグ初戦を白星で飾った。
これでベスト8進出どころか、メダルまでその圏内である。
明日のチュニジア戦、大いに期待したい。

2006年11月26日

Live! & 日本対チュニジア

スケジュールには掲載していないが
先日の記事で書いたLiveを東放ミュージックカレッジの
Liveホールにて行った。
共演者は松任谷正隆氏を始め、Buzzの東郷昌和氏
ポルノグラフィティーなどの数々のアーティストの
アレンジやプロデュースを手がける本間昭光氏
ドラマ「夏子の酒」でブレイクし、現在も活躍を続ける熊谷幸子氏など
本当に素晴らしいメンバーとのLiveである。
演奏する楽曲数は31曲と言う何とも大変なLiveであったが
リハ、ゲネプロを通して一番良いテイクが本番で出ると言う
理想的なLiveを行う事が出来た。
演奏した楽曲は松任谷氏、本間氏が関係する楽曲もあったが
MICAの生徒の楽曲が多く、これが非常に勉強になった。
打ち上げではその楽曲を制作した方々と話す機会もあり
これがまた本当に刺激を受ける。
やはり絶対に初心を忘れてはならず
常に日常から攻めの姿勢を崩さない事が
良いエンターテインメントを作る基本なのだと
心から再認識する事の出来た一時であった。
今のところ次回のイベントでの正式な出演は決定していないが
もしまた演奏する機会があれば、非常に楽しみである。


さて、世界バレー2006で男子日本代表は
当初の目標であったベスト8進出をかけて
アフリカの強豪、チュニジアと対戦した。
この試合に限っては相手がどうと言うより
とにかく何でも良いので勝って欲しいところである。

日本のスタメンは齋藤、山本、石島、山村、千葉、朝長
そしてリベロに津曲と言うベストメンバーでの布陣。

大事な第1セット、まずは絶好調の齋藤のスパイクで
1-0と良い形で試合が始まる。
序盤はシーソーゲームだったが最初のテクニカルタイムアウトの
直前にチュニジアがブレイクして5-8で
テクニカルタイムアウトを迎える事となる。
そしてその後もチュニジアの勢いを抑える事が出来ず
2回目のテクニカルタイムアウトも10-16と
大きく引き離されて迎える。
しかしこのタイムアウトの後、齋藤や途中から出た荻野、石島などの
活躍により、連続ポイントを重ね、セット終盤に18-20と
2点差に追いつき、その後も山本、齋藤らが奮戦するが
23-25で第1セットはチュニジアに軍配が上がった。

続く第2セット、チュニジアのスパイクがアウトとなり
日本のポイントで試合が始まる。
このセット最初は一進一退だったが
日本が荻野の3連続ポイントでリード。
しかしチュニジアも踏ん張り、最初のテクニカルタイムアウトは
7-8とチュニジアが一歩リードして迎える展開。
ただ日本も黙っているわけはなく、齋藤の強打や
山村のブロックポイントなどで2回目のテクニカルタイムアウトでは
16-15と逆転に成功する。
ところが今度はセット終盤に来て21-22とチュニジアがやり返す。
日本はその後一瞬逆転するが、チュニジアがまたやり返し
23-25で第2セットもチュニジアに軍配があがる。

後のない第3セット、日本の連続得点で始まり
非常に良い立ち上がり。
序盤からリードを奪い、最初のテクニカルタイムアウトは
この試合初めて8-3で大きなリードで迎える。
その後も山本などの活躍で2回目のテクニカルタイムアウトも
16-13とリードしたまま迎え、タイムアウト後のブレイクなどで
20-15と日本リードのままセット終盤へ。
日本はチュニジアの逆襲を何とか抑え、24-21で
初めてのセットポイントとし、最後は山本の絶妙なアタックで
25-22で第4セットに望みをつないだ。

第4セットはチュニジアの連続ポイントでセットが始まるが
日本も山本、石島らの活躍でやり返す。
最初のテクニカルタイムアウトはチュニジアが一歩リードし
7-8で迎える事となる。
このタイムアウトの後、日本は少しずつブレイクを重ね
エース山本の好調もあり16-11で
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
その後順調に試合が進むかと思ったのだが
セット終盤に来てチュニジアがジリジリと追い上げ
23-22と1点差に詰め寄られる。
しかし日本は山村と山本が決めて
25-23で第4セットをものにした。

セットカウント2-2で迎えた運命のファイナルセット。
まずは石島のフェイントで日本のポイントから始まる。
日本は序盤から山本が異常な活躍でブレイクを重ね
序盤から大きなリードを取り、8-3でコートチェンジとなる。
その後も日本は圧倒的な強さで試合を進め
14-6でついに待望のマッチポイントを迎え
最後はチュニジアのスパイクがアウトとなり15-6で
ファイナルセットに勝利し、ついに日本が念願の
ベスト8入りが決定した。
これで目標は果たした事になるが、後は今後のために
プレッシャーのない状態で良い経験を少しでも多く吸収し
次回へつなげて欲しいものである。
素晴らしい試合であった。

2006年11月27日

思わぬ落とし穴

おサイフケータイの機能を利用して
ポイントカードを携帯電話の中に
組み込むユーザが増えている。
しかし、実はちょっとした思わぬ落とし穴があるのである。

私もそうなのだが、先日機種変をして
その後、幾つかの会社のポイントカードを
移行しようと店に出向いたのである。
すると、前の携帯で一度ポイントカードのアプリを
消去しない限り新しい機種での登録が出来ないと言う。
私は前の携帯を持ち合わせておらず
登録が出来ない事態になってしまった。
登録をするためには一度家に帰り、IDチップを前の携帯に戻し
アプリを消去してから、再度店に来なければならない。
それでは最近はただでさえ多忙なため、いつになるか解らない。
と言うわけで、カードを再発行し、以前のカードを無効にしてから
もう一度新しく再発行したカードで登録を行う事になった。

個人的には携帯にポイントカードを導入する時点で
店に出向かなければならない手間も十分に面倒な上
このような機種変更の際の注意点の説明もないとは
何ともユーザを無視した落とし穴だろうか。
どうにかして欲しいものである。
皆さんもおサイフケータイの落とし穴にはお気をつけを。

2006年11月28日

日本対セルビア・モンテネグロ

世界バレー2006で男子日本代表は
二次リーグでセルビア・モンテネグロと対戦した。
ここまで負け無しで勝ち上がってきている
世界ランク4位のセルビア・モンテネグロは
日本にとって今までで一番強い相手である事に間違いない。
しかし今の日本は既に目標であるベスト8入りを決めており
今の日本にプレッシャーはない。
苦しい戦いを強いられるのは間違いないが
ここは是非ともセルビア・モンテネグロを驚かせて欲しいものである。

日本のスタメンは齋藤、山本、石島、山村、荻野、朝長
そしてリベロに津曲が入る。
千葉の右脚の調子が芳しくない為、荻野が入っているようである。
対するセルビア・モンテネグロは強力なエースである
ミリュコビッチを中心に若手を加えた力強い布陣。

第1セット、まずは齋藤のクイックがアウトとなり
セルビア・モンテネグロのポイントから始まる。
その後セルビア・モンテネグロのスパイクが決まり
0-2とされるが、日本も齋藤がやり返す展開。
しかし序盤はセルビア・モンテネグロの力強さに押され
最初のテクニカルタイムアウトは3-8と
セルビアの大量リードで迎える事となる。
ただ日本もこのタイムアウトの後の山本の得点から
少しずつ盛り返し、石島のブロックなどで
9-11と2点差に詰め寄る。
ところがここでセルビア・モンテネグロの逆襲にあい
2回目のテクニカルタイムアウトは12-16でまたも引き離される。
しかしこのタイムアウトの後、荻野、山本のブロックポイントなどで
16-17と日本は1点差まで詰め寄る。
そして両チーム1ポイントずつ取った後、山本の3枚ブロックを
打ち抜く強力なスパイクで18-18と同点。
そのまま試合はシーソーゲームで21-21まで展開するが
ここで石島の強力なサーブで相手を崩し
その後のスパイクを途中から入ったセッター阿部が見事にブロック。
これでついに22-21と日本がこの試合初めてリードに成功する。
そして日本はそのまま良いリズムで試合を展開し24-23で
日本のセットポイントとするが、ここはセルビア・モンテネグロも
しっかりと追いついて24-24でデュースに持ち込まれる。
そしてここでセルビア・モンテネグロのスパイクがアウトとなり
25-24でまたも日本のセットポイント。
しかしまたもセルビア・モンテネグロが追いつき25-25。
ところがここでセルビア・モンテネグロがミス。
26-25で日本のセットポイントとするがまたも
セルビア・モンテネグロのポイントでデュースに戻される。
そしてここで日本のスパイクがブロックされ
26-27でついにセルビア・モンテネグロのセットポイントとなり
最後は山本のスパイクがアウトの判定で
第1セットはセルビア・モンテネグロに先取される。

続く第2セット、まずはセルビア・モンテネグロの
エース・ミリュコビッチのポイントから始まる。
そのままセルビア・モンテネグロは第1セット同様に
いきなりの連続ポイントで0-3と日本を引き離す。
ここで日本は阿部に代えて朝長を戻し
連続ポイントで2-3と切り返す展開。
そしてセルビア・モンテネグロのミスや石島の活躍で
4-4と日本は早い段階で同点に戻す。
しかしやはり格上、ここでまたもブレイクされて
最初のテクニカルタイムアウトは5-8で迎える事になる。
その後もセルビア・モンテネグロにブレイクが続き
2回目のテクニカルタイムアウトは9-16と
リードを大きく広げられて迎える。
そのまま12-20とセット終盤を迎え
第2セットは完全なセルビア・モンテネグロペースのまま
14-24でセルビア・モンテネグロのセットポイント。
日本は直弘などが粘るが、最後は日本のサーブがアウトとなり
16-25と大きく引き離されて第2セットも連取されてしまう。

後のない第3セット、日本は大きく布陣を変更して臨む。
山本を下げ、齋藤、千葉、荻野、山村、阿部、石島という布陣である。
序盤は千葉、阿部の活躍によりセルビア・モンテネグロに食らいつき
最初のテクニカルタイムアウトは7-8で迎える。
ここから日本は山本を戻すが、セルビア・モンテネグロも
連続ブレイクで日本を引き離す。
しかし日本も荻野、石島のブロックや山本のスパイクなどで
何とか大量リードを防ぎ、2回目のテクニカルタイムアウトは
14-16と2点のリードに抑えて迎える。
そのまま日本は必死に応戦するが、15-20でセット終盤に入る。
日本は連続ブロックポイントなどで最後まで追い上げを見せ
20-23と3点差にまで詰め寄るが20-24と
セルビア・モンテネグロのマッチポイントを迎える。
齋藤の強打で21-24とするが、最後はセルビア・モンテネグロの
クイックが決まり21-25でストレートで負けを喫する。
しかしまだ二次リーグは終わっておらず次のロシア戦が待っている。
世界の強豪から少しでも多くの経験を勝ち取り
頑張って欲しいものである。

2006年11月29日

日本対ロシア

世界バレー2006、二次リーグ最終戦で
日本は強豪ロシアと対戦した。
ロシアと言えば、日本の齋藤と山村のニックネーム
ノブコフ・ヤマコフの元となった選手であるカザコフのいるチーム。
ニックネームの元と言うことは本家。
その217cmの高い打点から繰り出されるスパイクとブロックは
強力な日本の壁となる事は間違いない。

日本のスタメンはノブコフ齋藤、ヤマコフ山村を始め、エース山本
ゴッツ石島、キャプテン荻野、セッター朝長、リベロ津曲と言う布陣。
やはりユニバーサルプレーヤーの千葉は足の調子が悪いようで
フル出場とはいかないのだろう。
対するロシアは何とカザコフを温存。
しかしそれでも巨大な選手が揃っており
その平均身長は202cmと言う巨大さ。
日本にとっては大きな壁であると共に
巨大な経験値を与えてくれるチームである事に間違いない。

第1セット、まずはロシアのスパイクが決まり
ロシアのポイントから始まる。
しかし日本もすぐに齋藤、山本がやり返し
連続ポイントを取るなど立ち上がりは悪くない。
ただ最初のテクニカルタイムアウトの直前にロシアにブレイクされ
最初のテクニカルタイムアウトは6-8で迎える。
その後も日本はロシアに離されず必死について行き
2回目のテクニカルタイムアウトも14-16で迎える。
しかしこの後からロシアの攻撃力が爆発し日本は一気に
リードを広げられ18-24とロシアのセットポイント。
日本は直弘などが奮戦するが、最後は日本のサーブがアウトとなり
20-25で第1セットを落としてしまう。

続く第2セット、まずはロシアのポイントから始まる。
このセットも、日本は奮戦するのだが
序盤からロシアにじわりじわりと差を広げられて
最初のテクニカルタイムアウトは6-8で迎える。
それでも日本は粘りのバレーを展開し
2回目のテクニカルタイムアウトも第1セット同様に
14-16と点差を変えずに迎える。
しかしこの第2セットでも2回目のテクニカルタイムアウトから
ロシアの攻撃が爆発し、17-24で早々とロシアのセットポイント。
最後は日本のサーブミスで18-25で第2セットもロシアに連取される。

後のない第3セット、このセットもロシアのポイントで始まる。
未だカザコフさえ引きずり出せない日本としては
何としても一矢報いたいところである。
このセットも序盤はこれまでのセットと全く同じ展開で
最初のテクニカルタイムアウトは6-8で迎える。
しかしこのセットは最初のテクニカルタイムアウトの後で
ロシアに引き離され、2回目のテクニカルタイムアウトは
11-16で日本はいよいよ苦しい展開になってきた。
その後もロシアの攻撃を止めることが出来ず
17-24とロシアのマッチポイント。
日本は山村、荻野のブロックポイント、越川のサーブポイントで
最後まで応戦するが結局ロシアにとどめを刺されて
20-25で第3セットを落とし、ロシアにストレート負けを喫してしまう。
しかしながら日本の世界バレーはまだ終わってはおらず
決勝リーグでの順位決定戦で、世界の強豪と戦う機会が残されている。
残された試合で更なるレベルアップをするべく頑張って欲しい。

2006年11月30日

どうなる年末の視聴率合戦

紅白歌合戦の出場アーティストが決まったが
どうやら周囲からは昨年よりもパワーダウンしていると
大分酷評されてしまっているようである。
このところの紅白視聴率低下だが
昨年はようやく歯止めをかけた。
しかしながら今年はまたもその記録を更新するだろうとの
話が出ているのである。
年末は各テレビ局共に視聴率争いに必死な事に間違いない。
さて、未だ王者とはなっているが
年末の視聴率合戦の結果はどうなるだろうか。